VOBファイルを直接ビデオ編集する


ビデオ編集の仕方を教えようとしたら、提供された素材はHDVカメラで撮影されたのをDVD-Rに焼いたものだった。つまり、そのままDVDプレーヤで再生できるDVDだった。DVDってそのまま編集できるの? 扱い方がわからなかった。

撮影者に問い合わせると、Windowsの環境では、VOBファイルをそのまま編集できるという。知らなかった。VOBからmpegを抜き出して編集するならわかるが、VOBそのまま扱えるという。

でもMacのiMovieは対応していない。新バージョンでは対応してるのだろうか?

撮影したDVテープをそのまま借りても、今、HDV対応の再生装置がない。撮影したカメラも一緒に借りないといけないが、作業を急いでいるようので、DVD素材から編集できるように、いろいろ手をつくしてみた。

WindowsにはユーリードのVideo Studioがある。手元にあるのはバージョン8、しかしVOB未対応だった。その後、演習室のマシンはバージョンアップしたと聞いていたので、問い合わせてみたら、バージョン10で、VOBの読み込み可能という。さっそくトライ。

しかし、撮影は16:9画面なのに、DVDの映像は4:3。横方向に圧縮されてしまっている。これを変換する機能がなかった。

そこで見つけたMPEG Streamclip というソフト。Win版もMac版もあるフリーソフトで、DVDの映像をいろいろなフォーマットに変換し、同時に画面サイズも変換してくれる。トリミングも可能。あまり説明を読むことなくデフォルト設定のままで、16:9画面に変換してQuickTimeMovieファイルに書き出してみた。

作業環境は、PowerMacG5、MacOS X 10.4.11、QuickTime7,3。MPEG Sreamclipの書き出しで、QuickTimeを選び、(あとでみると、コーデックはApple Motion JPEG A)変換開始。46分の書き出しに2〜3時間かかったと思う。

これをVideo Studioに読み込もうとしたが、Winではなぜかファイル自体を認識しなかった。(WindowsのQuikTime は7ではないから?)

結局、MacのiMovieに読み込んで作業。

あとでわかったが、ファイルメニューにConvertとExportがあるので、Convert to mpegとすれば、画質をいじらずにmpegにそのまま抜き出すことができた。書き出しも速い。

結論:MacでVOBファイルを扱いときは、MPEG Streamclipでフォーマット変換する。



土 - 12 月 8, 2007   08:06 午後