ピアノ発表会の録音


いつもピアノ発表会ではプログラム作成などの準備のほかに、本番の記録係としてビデオ撮影を担当しDVDを作成することになっている。が、今年はいろいろと忙しくて準備不足だった。プログラム作成やその他諸々の準備が本番前日まで続いていた。

とくに前日は自分が吹奏楽の本番があったせいでいろいろと忘れていたことがあった。当日の働きにも不安が残った。それを補ってあまりあったのが亮佑。ピアノ演奏者として出演する一方で、ステージ袖の音響・照明卓を操作したり、椅子の高さの調整をしたり、スタッフとして良く働いてくれた。おかげでパパは、ほぼ記録係に集中することができた。

しかし記録係として重大な失敗をした。本番撮影用の高性能ビデオカメラを借りてくるのを忘れていたのだ。まあ普通の家庭用ハンディカムがあるからいいかと思っていたのだが、普通のと高性能機との違いが画質だけでなく、音声マイクにもあることに本番前夜に突然気づいた。

ピアノ発表会の記録で音質が悪いのはいただけない、と思って音だけ別録りするために急遽PowerBookを持ち込むことに決めた。初めての試みだが、歌の録音とかもしているし大丈夫だろう。マイクスタンドもないけど、カメラの三脚に固定するばいいか。最悪ビデオカメラの音があるから失敗してもいいか。などと考えなら機材を持ち込んだ。

ところが三脚にマイクをセッティングしてみると、三脚にものがぶつかるとマイクがその音を拾ってしまう。どうにもならなくて結局会場でマイクスタンドを借りることにした(それで、わかったのだが、マイクのフォルダーは振動を吸収する役目があったのだ)。

客席の真ん中にマイクを立てて収録したのだが、客席の音をよく拾ってこまった。使ったのはワンポイントのステレオマイクだが、借り物なのでよく分からないが、きっとマイクの指向性が広いのだろう。しかし通常マイクは音源に近いところに設置して収録するもので、そもそも客席にセッティングするのが間違っている。とはいっても操作はビデオ撮影しながらしないといけないし、延長コードもないのでここで録るしかない。録音には、先日生徒たちの歌を収録したときと同じソフト(Soundtrack)を使った。

ところが50分ほどしたら、セッションエラーがどうのこうとのメッセージがでて、突然録音できなくなった。あれ、収録時間に制限があるのか? などと思い、とりあえず新規で別プロジェクトをつくって録音再開。しかし、すぐに同じエラーが出た。あわてて、いったんプログラムを終了して再起動し、ふたたび録音しなおしたら、ようやくうまく行った。この間、1〜2曲くらい録音できていない。

ひとまず安心してたのだが、また同じエラーが出て途中で止まる。最初は50分くらい録音できたのに、今度は20分も経ってない。原因がわからないがしかたない。Soundtrackによる録音はあきらめた。

さて、録音失敗はさておき、収録しながらヘッドフォンでモニターしていると、会場のざわざわした音がよく聴こえる。マイクの設置場所のせいもあるけど、実際には後方でなっている音が、モニターでは左右の横から聴こえる。前方の音も左右に振られてきこえるので、モニターしていると、実際の音の発生場所がわからないことに気づいた。当たり前の話なんですけどね。


日 - 7 月 22, 2007   11:42 午後