録音した後で原曲とミキシングするとズレる?


発表会でのリズムステップのステージのために、子どもたちが歌う声をあらかじめ録音している。もちろん本番では歌いながら踊るのだが、その声を全員の分は拾えないからだ。

最初に引き受けたは、もう2年前の話だが、ハンドベルの演奏を録音してCDをつくってたので、PowerBookにマイクをつないで、生録すればいいなんて、軽い気持ちだった。ところが、いざ録音という段になると、ミキサーがないと上手く録音できないことに気づいた。しかも伴奏の音源はMIDI。こまった。

結局、伴奏くん(ヤマハのMIDI再生装置)をマイクの前で大きく鳴らして、歌と同時録音した。でもやっぱり伴奏の音がハッキリしないし、歌とのバランスもマズいので、生録した音にMIDIの音をあとからミキシングした。MIDIの音はたぶん伴奏くんで再生したのをライン入力で録音した(もう覚えていない)。パソコンで再生すると音源音色が変わるので別物になってしまうからだ。

今年もまた同じ方法ですることにした。どうせあとからミキシングすると思い、収録時の伴奏は聞こえれば良い程度にバランス調整した。今回の伴奏はCDだ。

さて、収録した音を必要な部分だけ切り取って、伴奏の音とミキシングする。今回はSoudtrackを使った。PowerBookにインストしてあるのは古いバージョンだが支障はない。

ところが歌と伴奏をあわせようとすると、なぜかズレる。曲の出だしの音を合わせて聞いていると、2番の出だしで既にずれている。生録した歌のほうが早い。録音時に走ったのかな? と思って歌の方だけ聞くと、ぜんぜんずれてない。つまり、録音時につかったCDラジカセとパソコンに取り込んだCDの曲データとで再生のテンポにずれが生じているとうことか?

むかしボクのオーディオカセットデッキは、若干回転が遅くて、人に録音してもらったテープは若干曲が長くなるということがあった。ついでに思い出したけど、始めて買ったレコードプレーヤー(ベルトドライブ)も若干回転が遅かった。工業規格からすると誤差の範囲なのかもしれないが、音楽だと困る。こんな装置で音楽きいてたから音痴なのかもしれない。

それにしてもアナログ時代ならいざしらず、デジタルの時代に、再生装置によって再生速度が変わるということがあるのだろうか。

ズレはどうにもならないので、2番の出だしで音源をいったん切り離して、伴奏に合わせて、繋ぎ直した。それでもよく聞くとずれているのが分かる。ピッチを変えずに若干再生時間を短く(あるいは長く)することができないものだろうか? できそうな気がするけど、手持ちのソフトでは出来そうになさそうだ。

手持ちのソフト(録音できる波形編集ソフト)

Spark ME
これはMacOSX初期のころに対応した無料の音声波形エディタ。重宝してたのにメーカー側で無償版の更新をやめているので、Tigerではうまく動かない。今回もうまく行かなかったのであきらめた。

Peak DV 3
ずっと前にFinal Cut ProかDVD Studioについてきたオマケ。最新版は4とか5とかに版が進んでいるので、3では現行OS未対応ということのようだ。でも2年前はこれで作業した形跡があるが、どうやってミキシングしたか覚えていない。

Sound it! 3.0
学生が応募したムービーコンテストの賞品だった。使い勝手や画面デザインがWindows的で、とくに配色のセンスはわるい。機能的には問題なかったけど、バージョンアップしてない。

Sound Studio 3
安価なシェアウエアだが波形編集もできて機能的には良いのではないか。以前は試用期間がなかったように思うが、最近ダルンロードしなおして10回くらい試用できるようになっていた。

Soundtrack
Final Cut Pro2についてきたバージョン。Final Cut Studio版と仕様が異なる? PowerBookにインストしてなかったのはたぶん容量のせい。今回生録に始めて使ってみた。おなじプロジェクト内で別トラックに多重録音できる。エフェクトにノーマライズ処理がなくて、レベルの低い音源とミキシングするには、他のソフトで前処理が必要。ミキシング後の波形が確認できない。

GarageBand
マイクからの録音のしかたが分からないまま放置していたが、さきほど試してみると、何が分からなかったのか分からないくらいごく普通に録音できて、ミキシングできる。AIF音源を直接読み込めなかったから? これはリアル音源トラックをつくってドラッグ&ドロップで解決した。 個々の音源の波形編集はできない。


月 - 7 月 16, 2007   11:13 午前