iMovieHDのチャプタマーカーはDVD studioに持っていけない


編集時間がなかかな捻出できなくて放置していたピアノ発表会のビデオ編集。最終作業日は7月17日となっていたから、なんと2ヶ月もほったらかしにしていたことになる。もっとも全く放置していたわけではなく、iMovieでシコシコとチャプターマーカーを入力していた。ところが、これがくせ者だった。またチャプタマーカーに泣かされた。

Lifeのソフトは相互に連携し合っている。iMovieで編集したビデオをiDVDに持っていって、インデックスメニューつきのDVDにすることができる。そのさい、あらかじめチャプタマーカーをiMovieで設定しておく必要がある。

iDVDは、得られたチャプタマーカーの情報にしたがって、チャプターインデックス画面を自動的に作成する。結構便利なのだが、インデックス画面は順送りにしか表示できないので、チャプタインデックスが例えば80もあると、1画面あたり5つとしても16画面も必要になる。DVDを再生してて、後半以降のインデックス画面に到達するのに結構イライラする。

市販DVDのチャプターサーチ画面のように、階層をひとつ増やして、まず各インデックスの画面へのジャンプメニューがほしいところだが、自動作成なので、しかたがない。あきらめよう。iLfe06になっても改善されていない。

しかし、チャプターさえ入力していれば、最低限iDVD仕様のDVDはできあがる。ホームビデオということなら、それなりに満足のいくものだ。とはいっても、それではやっぱり使い勝手が悪いので、DVD Studio Proで編集すべく、iMovieから「高品質」でムービーを書き出して、DVD Studio Proで読み込むことにした。

ところが、書き出されたムービーをQuickTimeで再生してみたら、チャプターマーカーが出力されていない。書き出し方がマズいのかとおもって、何度もやり直したが、同じだった。

調べてみると、iMovieのヘルプにこんな記事があった。
iMovie:“高品質 DV”で書き出すと、Web アドレスやチャプタマーカーが含まれない場合がある
高品質 DV”プリセットを使って QuickTime に書き出すと、「iMovie」アプリケーションでは現在のプロジェクトのネイティブ形式に基づきファイルが作成されます。この形式は、最初にプロジェクトを作成する際に選択したオプションか、またはプロジェクトに読み込んだ最初の素材のいずれかに基づいて選択されます。(中略)上記のファイル形式の中には、チャプタマーカー、Web アドレス、アスペクト比フラグ、再生品質フラグなどのメタデータが含まれていないものがあります。その結果、これらのファイルを他のアプリケーションに表示したり読み込んだりすると、上記のメタデータは読み込もうとしているファイルの一部ではないため、保持されないか読み込まれません。
「上記のファイル形式の中には」って、いったいどれだ? だいたい「"高品質DV"で書き出す」ときの「高品質DV」はどのメニュー項目なのかさえもわからない。まあ、文章読んでたら推測はつくけど、いったいこの文を翻訳した人はiMovieを使ったことがあるのだろうか?

そんなことはどうでもいい。「高品質」だとチャプタマーカー(チャプターではなく、チャプタ。コンピューターをコンピュータと表記するのと一緒か?)が出力されないようなので、書き出し方法を「詳しい設定」にしてDVを指定してみたが、結果は一緒だった。

試しに、QuickTimeへの書き出しに「CD-ROM」を選ぶと、チャプターは生きていた。つまり、DV形式では、チャプタマーカーは出力されないということだ。記憶が確かなら、以前はできたはず。それとも記憶違いか? どうして、「高品質」では出来なくなったんだろう。

ということは、DVD Stuido Proでオーサリングするためには、Final Cut Proでチャプタをつけなおさないといけないということか?

いやまて、DV形式での出力にチャプタマーカーがつかないのは、iMovieの仕様か、それともDV形式の仕様か?

(つづく)


月 - 9 月 25, 2006   02:04 午前