2時間超のビデオを1枚に


DVD-Rの容量は4.7GB、通常2時間の映像しか入らない。2層DVDだと8.5GBまで記録できるが、まだメディアが高い。もっとも手持ちのDVD-RWドライブが対応してないので使えない。でもDVD作成ソフトが2層用のイメージファイル書き出しに対応していたら、あとから4.7GBに圧縮することができる。

DVD2oneX というソフトが簡単に圧縮してくる。最近バージョンアップしたのだが、アップデートする費用がな〜い。旧バージョンでも充分使用に耐えるのでしばらくがまん。

使い方は至って簡単。DVD用に書き出されたファイルのうちVIDEO_TSというフォルダを選択して、ディスクコピーモードにして、圧縮すべきサイズをDVD-Rと指定するだけ。ごくまれにそれで1枚に入りきれないことがあるが、その場合は手作業でターゲットサイズを変更してさらに小さくしてあげる。このときビットレートを可変にすると、動きのある画面とそうでない画面で圧縮率を自動的に変更してくれるそうだ。

DVD Studio Proは2層DVDに対応しているので、それでイメージファイルを書き出して、DVD2oneXで圧縮する。ところがピアノ発表会のDVD(2時間半)でこれをやったら、マツケンサンバIIの踊りの映像がノイズだらけになった。

実は、これらの仕様は、何のことかわからないまま使ってきたが、昨年夏にDVD Studio Pro を使ってDVD作成して、ようやく何のことかわかってきた。要は、動画をmpeg2に圧縮するときの仕上がりのmpeg動画が1秒間に送り出す情報量のことだ。この数値が高いほど画質がきれいになるが、当然容量は大きくなる。動きの少ない画面ではビットレートを減らしてもあまり問題ないが、動きの激しい場合はノイズが多くなる。ビットレートをどのあたりに設定するかによって、動画の容量が決定されるというものだった。

DVD Studio Proは、mpeg変換する際のビットレートを変更できるので、DVD2oneXを使わなくても、最初から圧縮率を変えてやればDVD-R一枚に焼くことができるということだ。ピアノ発表会でいうと、マツケンサンバIIの踊りの映像だけ高いビットレートを適用し、ピアノを弾いているだけの映像はビットレートを低くしても大丈夫ということ。

さらに容量を稼ぐには音声も圧縮する。


木 - 1 月 5, 2006   03:45 午後