- 多孔尺八:現在一般に使われている尺八の多くは、指孔が表面4孔、裏孔が1孔の計5孔である。この孔を使って音程を作っている。5音階でも、転調などがあると、正確な音程を作るのが難しくなる。
この欠点を補うために、指孔を増やしたもので、7孔次いで9孔のものが考案され、普及に努めるがが、尺八演奏家の支持を得ることなく、定着していない。現在のところ、宮田耕八朗氏の作曲等に7孔尺八が使われている。
- 楯山登:本名増田重蔵明治9年生、大正15年没51歳。生田流箏曲家。代表曲「時鳥の曲」。
- 殊イ舞:(タツツ)、陀豆々とも書く。允恭天皇、琴を弾き皇后、忍坂大中姫、起きて舞うあるいは弘計王とと兄の億計王が難にあい播磨の国、忍海造細目の家の童となって世を忍んでいたとき、巡行使、伊予の来目部小楯がきた。このとき酒宴の席で、小楯の弾く琴の節に合わせて謡い特イ舞する。この殊イ舞は後に東舞に変化する。
- 瀧落:(タキオチ、琴古流ではタキオトシ)滝落とも書く。伊豆の滝源寺の裏山の滝を描写した曲とも言う説や、能楽の「滝落し」の曲と同じ様に、旋律が高音から低音に向かって連続した旋律を持っているので瀧落ちというとも。
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