


- 王昭君:唐楽。平安頃、貞保親王(清和天皇第五皇子)が吹いた尺八の曲、後横笛により吹かれる。
- 大西梅●:尺八家。(〜昭42)佐々川静枝師の尊父
- 大森宗勲:室町末期から江戸初期にかけて活躍(1570-16259)。京都で一節切尺八を教えていた。寛永2年56歳没。一節切尺八中興、各流に伝える。
- 大島逸平:徳川初期の侠客。尺八の根を残した、喧嘩尺八を工夫したと言われる。
- 尾崎真竜:明暗寺虚無僧。尺八の名声を得る。勝浦正山師(南紀、新宮に移移り住む)に古伝本曲を皆伝した。
- 黄鐘:(おうしき)。和音名でラ音の振動数をもつ。古代中国では黄鐘(こうしょう)と言い、音の高さはも和名”一越”のD音(時代などによりC音のばあいあり)である。この音から三分損益によって派生した音をつかう。尺八では一尺八寸の筒音が一越である。尺八の名称はこの、基準管の長さをのことを通称名として使われるようになったと言うのが通説であるが、事実かどうかは分からない。尺には曲尺以外に唐尺や他の尺が幾種類か有り、尺八が長さをから転じ固有名詞になったとするなら、この尺はどの尺のことであったのか興味深い。
- 老之友:(おいのとも)一節切尺八の一種と言われる短管の笛
- オークラウロ:大倉喜七郎が創案の笛。尺八に洋楽器のキーを併せ持った楽器。昭和初期に出来たが普及しなかった。
- 落葉:上田流尺八本曲。上田芳憧作曲。山寺の落葉する静寂の情景を表現した曲。上田流曲には五月雨、湖畔の夕べなどあり
- 音:音楽に使われる音について
音の状態により分類
- 純音:もっとも単純な振動の音。長さ、高さ、強さの3要素を持った音。
- 楽音:音の4要素を持った音
- 噪音:不規則な振動で強さと音色を持つ音
音の4要素
1・長さ:音の連続している時間している長さです。
2・高さ:音に振動数で、振動数が多いほど音は高くなり、振動数の少ないほど音は低くなります。
音の高さは、音の高さは振動数により、等比的に表されます。
3・強さ:音の振動の幅の大小によります。
4・音色:音の原音(純音=正弦波振動)の他に倍音が含まれ、この倍音の種類と量により音色が決まる。
オクターブ
基準の音から完全8度上(あるいは下)の音あるいは隔たり(音程)を言う
一般に完全8度は、基音の倍音にあたる。幹音名とも言う。
倍音
楽器の奏でる音には倍音が様々に含まれています。この倍音の種類や大きさは、楽器により違います。これらが合成されて音色となります。
- 音名(幹音名):変化記号のないもとの音の名前
音楽で使う音の名称
日本では幹音名、ハ・ニ・ホ・ヘ・ト・イ・ロ・ハである。変化記号には「変」と「嬰」を使う。
イタリアなどは、Do,Re,Mi,Fa,Sol,La,Si
英米では、C-D-E-F-G-A-Bを使う。変化記号は、sharp、fiatを使う。
ドイツは、C-D-E-F-G-A-Hで、変化記号は幹音記号に♯の場合「is」,、♭の場合「es」又は「s」を付ける。
- 音程と度数
音程は音と音との距たりのこと
オクターブを越える場合には複音程と呼び9度、10度などと言う。この場合には8度までの音程を単音程と呼ぶ。
1オクターブ上に、規則的に音を並べることによって音階を作ることが出来る。
音名については、基準とする音との振動比が2倍の音は、オクターブの関係を持った同名音となる。
たとえば
220Hzのオクターブ上は、440HZとなり 440Hzのオクターブ上は880Hzになる。 660Hzではない
440/220=2 と言うように「比率」でもって表す
440-220=220 と言うような「差」の関係ではない。
この1オクターブの間にては連続した無数の振動数を持った音が存在するわけであるが、この中からある特定の振動数の音を選び、並べることによって音階を作ることができる。
日本では、基準音を含めた5音を選ぶ。一般に洋楽と言われる7音階も同様で、選ばれた音によって音階が出来る。
この音の選び方には古来からいろいろ考案されてきたが、絶対的なものはないが、現在使われている代表的なものを後述する。
また、音と音の間の音階の数によって「度」で表す。
【ハ長調音階の場合】
音名 |
C |
D |
E |
F |
G |
A |
B |
C |
C音からの音程 |
2度 |
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3度 |
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4度 |
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5度 |
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F音からの音程 |
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2度 |
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D音からの音程 |
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6度 |
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同じ度であっても、音の距たりによって、完全、長、短、増、減、に分けられる。