- 門田笛空:尺八家。 琴古流を始められた後、桜井無笛師より明暗尺八を習得。桜井師の亡き後”古典尺八研究会”を引き継がれ、古伝尺八曲、明暗尺八曲を伝承。
博多一朝軒の曲は中村掬風師から桜井師に伝承されたものである。
主に太く長管尺八(2尺5寸等)を吹かれる。
- 本居長世:明治18年生まれ。童謡を初めて作曲したといわれる人物。「青い目の人形」「俵はごろごろ」などの曲を残した。東京音楽学校の器楽部助教授。吉田晴風が主唱し、宮城道雄も参加した「新日本音楽」のメンバーでもあった。
- 揉み手:尺八手法の一つ。民謡に使われる手法である。ヒ-イ-ヒ-イ(都山ハ-ヒ-ハ-ヒ)の時、第4孔打ち、第5孔押さえが、肩を揉んでいるような感じなのでこの名がついた。第四孔を人差し指で打つた時、その反動で第五孔の親指が少し孔から離れる感じで明ける。この打った瞬間第4孔と第5孔が同時に塞がれていることが肝心。パカパカと孔を交互に開け閉めしない。