


- 兼安洞童:尺八家。琴古流、京都で活躍。日本邦楽学校経営挫折後(昭和40年代)東京に移る。
- 川瀬順輔:初代、本名に同じ。明治3年10月10日山形生まれ。昭和34年3月27日90歳で没。17歳のときに、虚無僧の榊原三虚山に教えを受ける。その後上京し、荒木竹翁の門人となる。琴古流尺八竹友社
- 歌舞:この言葉が歴史上現れるのは、古事記、日本紀にあり、天照大御神(アマテラスオオミノカミ:別名オオヒルメムチ。太陽の女神)が天石窟(アメノイワヤ)に籠もられたとき、石屋戸の前で天鈿女(アマノウズメ)歌舞したと言う記述が最初とされている。余談ではあるがこの天照大御神は日本の最初の統治者になっている。神代7代目のイザナギ、イザナミの尊と言う夫婦の神の子供であるが、天上にいて、実際に下界に下るのは孫の代の瓊々杵尊(ニギニギノミコト)である。また、天稚彦(アメワカヒコ)が亡くなったとき喪葬に管弦歌舞を行ったという。また、古の葬儀(允恭天皇、天武天皇、持統天皇の崩御には歌舞を奏したと言う。後の本居宣長によれば、天照大御神が天石窟に籠もった時天鈿女が歌舞したことに因み、現世に還るように祈る意味に捉えた。
- 家訓二十三條:明暗寺中興淵月了源が定めた家訓二十三條のこと
- 会判(会合印):虚無僧の照明する書類の一つ。本則と一対になっている。本則は終身のものであるが、会印は年に何回か寺を訪れて貰わなければならない。
- 勝浦正山:(カツウラショウザン)安政3年生。尾崎真龍に明暗寺伝曲を学ぶ。弟子に源雲界。
- 閑吟集:室町時代の小歌集。編者は不明。市井に流布していた小歌を一節切尺八家が集大成したとわれる。室町小歌。
- 神楽:(カグラ)、神かくしともいう。天鈿女命が天香具山の日陰を冠り、笹の葉を手に桶の上で舞ったものが、我が国の歌舞の最初の出来事である、「神楽」の原型になったと言われる。天稚彦が亡くなったときに近親の者が集い8日8夜歌舞したという。これは、天照大神を、岩屋から出さんとして舞った事にちなみ、死者をよみがえらそうとするためとも言う。
神祇を祭る舞楽で、和琴、和笛を用いる。これら歌舞及び管弦を遊(アソビ)とも言う。神功皇后の薺宮の歌「宮人の曲」は神楽歌の秘曲と言われる。三韓楽、唐楽の隆盛に伴いこの影響をうけ、自然麻(ジネンマロ)は、神楽を改革、神楽の楽家、多氏の中興となる。一条天皇は、神楽の散逸を憂い38曲を定め保存。
- 雅楽寮:-->ウタマイノツカサ
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