- 明石覚一:(12世紀代に活躍)平曲琵琶奏者:盲人の座(私製階位)組織である当道の創設者とも言われている。この当道座が江戸時代になり当道触屋敷と言う組織の成立に繋がる。
賤業と言われた琵琶法師の社会的地位を向上させるために座の基を築いたとも言われる。如一の弟子。1371年70歳没。
- 荒木古童:(竹翁)本名半三郎[文政6−明治41年1月17日86歳]。父は近江水口藩士。池田一枝(初代琴古の孫弟子)の門人五柳に学ぶ。後、虚無僧となり修行中。豊田古童の門人となり、後、古童を継ぐ。明治維新により普化宗廃止後、禁じられていた尺八の復興に奔走。琴古流中興、あるいは祖とも言われる。(元々黒沢琴古の教えを継いだ者達は「流」を名乗っていた訳ではない。)
- 東舞:(アズママイ)古代歌舞の一つ。殊舞(タツツ)から変化したもの。
- 阿字観:(アジカン)。尺八曲。谷狂竹の作曲。元は九州系の曲である、薩慈(薩、薩字=サシ)を原曲とする。樋口対山にも阿字曲と言う作もの有り。阿字は真言宗の教えの一つとも。阿字堂、ものの始めの意。