天気痛が、NHKの「ためしてガッテン」で放映され、低周波音被害者がそれに反応した。天気痛についての説明がぴったりと低周波音被害による健康症状にも当てはまるからである。
"ためしてガッテン"「天気が悪いと痛み出す 肩こり頭痛関節痛古傷大解消SP」2015年1月21日放送分 (追記 youtubeで2015年11月13日公開されています)
天気痛は気象病で、「雨が降ると、古傷が痛む」といったものであり、このような言葉は日常生活でよく耳にする。天気痛に悩む人は日本人の3人に1人と多く、欧米各国では、「天気痛」の発生を予測する「天気痛予報」が、公共サービスとして放送されているそうである。以下、要約。
以上のように天気痛とは内耳の気圧センサー(有毛細胞)が気圧の変化を感知することで症状が起こり、乗り物酔いの薬で症状が抑えられるという。
ゆえに、天気痛も乗り物酔いも「脳の混乱」であって、天気痛が酔い止め薬で症状が抑制されるのであれば、低周波音被害者にもまたこの薬の効果があるのではないかと思われる。
酔い止め薬として市販されているトラベルミンは、平衡感覚に関わる神経を鎮静させる作用、脳の嘔吐中枢の興奮を抑制する作用があると説明がある。もし、酔い止め薬が低周波音被害の症状を軽減できるのなら、低周波音は内耳の(聴覚ではなく)平衡覚に悪影響を与えていることになり、長年、不明とされてきた低周波音と健康被害の因果関係の解明に一石を投ずることになる。
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