ある風車被害者の独白13


行政報告会
                   2013年9月23日


 8月1日、由良町で県知事による行政報告会がありました。私は出かけて行って、質疑応答の際に、風車被害のことを訴えました。すると、町長からは
 「黙れ」「診断書があるのなら、裁判をしろ。」
町議からは
 「われわれは民主的にやっている! 民主的だ!」
と罵詈雑言の嵐となりました。私は眠れぬ夜を過ごし、町長や町議の声を思い出しては、黙っていたらよかったと後悔をしました。怒り狂った町長や町議に 恐怖を感じました。

 翌日、いてもたってもおられず、遠方の知人に詳細を話すと、「辛い思いをして大変だったけれど、知事に実態をわかってもらえてよかったのでは」 と言われて、それもそうかなと思いました。時間ととにも私の感じた辛さは消えていくでしょうが、被害を訴えた事実は消えることなく、一つ一つ積み重なっていくかもしれません。 また、一人の時ではなく、公衆の面前で罵倒されて、知事や居合わせた多くの人に知ってもらって却って良かったのかもしれません。私の心が傷ついたとしても、やはり直訴は必要だったと思います。「一々“病んで”いては問題は全く進展しません。」とある方も仰っていますそうですね。気を強く持たねば、泣き寝入りするだけです。だから、機会があれば、これからも訴えていこうと思います。

県知事に手紙を書きました。
 
仁坂 知事様

 残暑お見舞い申し上げます。 8月1日、由良町に行政報告に来て戴いた折、風車被害を快く聴いて下さって有難うございました。嬉しゅうございました。 その後、御坊保健所の方へ、業務命令を出して下さったとの事で、8月8日保健師さん2名が来て下さいました。お二人とも真摯に 私の話を聞いてくださいました。2008年風車建設以降の事、すべてお話ししましたので、知事さんのお耳へ届きますことを信じております。

 知事さん、8月1日の町長と町議の姿をどのように思われましたでしょうか。私は怖くて足が震えました。風車被害を口にする町民は、町役場からあのような対応をされており、日々、誹謗中傷を受けております。これでは、発展も向上も進歩もないような感じがします。