ある風車被害者の独白1

原因は振動
 2012年5月 1日


ある日、突然、山の稜線に風車が現れ、以来、健康が徐々に蝕まれ、風車に翻弄される日々が続いています。もはや3年半。

風車被害は冬が特に辛く、気温の上昇とともに緩和されていきますが、曇った日や雨天の日は、被害感覚が大きくなります。毎日、睡眠剤を服用して短時間の眠りにつきます。

昨晩は雨。夜中1時半ごろ、あのズンズンという音に眠れずに、本を読もうとすると字が読めない、どうしてだろうと不安を感じたものの、気分が悪く家にいることができません。車で7kmほど離れた所に避難しました。風車難民です。体の回復を待っている間、ルームライトの乏しい光の中で、おそるおそる本を見ると、はっきりと文字が見え、胸をなでおろしました。しばらくして家に戻り、もう一度、本が読めるかどうか試してみると、また読めません。

あー、なるほど。漸く気が付きました。家が揺れているのです。家だけではなく、私自身も揺れているのでしょう。そういえば、今までも、字がゆがんできれいに書けない、読書に集中できない、それは加齢のせいだと思っていましたが、はっきりと風車による振動が原因であるとわかりました。


 形だけのエコ。なぜ、風車を建設しつづけるのでしょう。赤字経営は明らかで補助金目当ての風車事業になぜ国は巨額の税金を注ぎ込んだのでしょうか。一部の国民を拷問にかけ、郷土に利害の対立と荒廃をもたらすようなことは即座に止めてほしいです。

                    和歌山県由良町風車被害者Tさんとの会話を元に管理人が書きました。
                       (管理人ブログ"社会を蝕む低周波音”より)