コロボックルと楽しい仲間たち                              2014年12月4日

イラスト原案は中学同級生のK君に、イラストは同じくNさんの娘さんに、背景編集、責任者は古賀博美
  ここは古賀博美のブログです。
 名前の「ヒロクター」の由来は「ひろみ」と「トラクター」の合成語です
 トラクターで豊かな土地を耕し、個人的にあるいはグループや地域でいろんな活動をしている方を、紹介し支援していきます。私も含め元気で有意義な人生に活かせるようなブログにしたいと思っています。                      (佐賀県杵島郡大町出身、大阪の堺市在住)
 もしご意見のある方はこちらのメールでご連絡をお待ちしております。

  ☆「大町たろめん」が全国区? 大阪の新聞に大町たろめんの紹介が載っていました。(2014/12/4・発信)

平成26年(2014年)12月4日の読売新聞
  大阪の宝塚に住む、故里の同級生のNakaharaさんから「今日の読売新聞の朝刊に「大町たろめん」が「ふるさとの逸品」で紹介されています」とメールが入りました。
 早速、私の地元の駅に行って新聞を購入しました。が残念ながら載っていません。
 連絡を取って、宝塚のレストランで切り抜きをいただきました。地域版の「阪神三田版」でした。

 中学生の頃、何回か「たろめん」を食べました。昭和35年(1960年)頃の炭鉱が全盛期の頃のことです。その頃は小遣いもなく数回だけでしたが、どこにもない食感が強烈に残っています。
 大阪で定年を迎え故里大町にも数日間、滞在が可能になったころから、「たろめん」はどこかにないかと探し回りました。幻の様になくなっていました。
 4〜5年前に「復活するよ」と同級生から連絡が入り、帰省した時に食べました。
 麺の「つるん」とした食感と、生姜の風味で、完全に昔の味を思い出しました。
 1年ほど前までFM放送で大町のこと、たろめんのことなどが放送され、現在もB級グルメとしてPRされています。

 そして今回新聞に載ったとのことで、関西でもデビューしたのかと思いました。
 役場の方では9月ぐらいから活性化に向けてのプロジェクトを組んでいるとのこと。その一環なのかなと、今後の活躍に期待しているところです。

 記事によると15年前まで営業していたということです。ちょっと寂しさも感じていましたが、復活!そしてこれからも飛躍して、我が故郷が繁栄することを願っています。

 ☆第9回・歌声喫茶「lalalaそよかぜ」に行ってきました。
2014年11月16日(日)大阪府泉南郡熊取町熊取交流センター「煉瓦館」コットンホールにて
  午前中の仕事を終え、車を飛ばして、午後1時開始の20分前に到着。前売り券の他に当日券(ワンコイン)も若干販売されています。残り2枚のところで、ぎりぎり手に入れることが出来ました。小さいお子さんから高齢の方まで130人ほどで満席。
 喫茶なのでクッキーとコーヒーや紅茶、ジュースなど選択して注文できました。
 各自に歌詞の本が渡されました。帰りに返却しますが、何と166曲の中からリクエストできます。それを生のピアノ、ギターなどで演奏。正面にはプロジェクターで歌詞が映し出され、リクエスト者は前に出て歌い、全員で合唱します。
お孫さんと歌ったり、グループや兄弟、親子で歌ったり、もちろん単独もありです。
 私は歌い方の指導があるものと思い込み「高校三年生」をリクエストしました。その結果全員の前で歌うことになり「音程外します!」と叫んで歌いました。覚悟を決めてドキドキでしたがいい経験をしました。
 私が就職で大阪に来て45年になりますが、その頃に「うたごえ喫茶」が流行っていました。音痴のため一度も行ったことはなく、勇気もなかったので、今回は昔に戻って楽しい初体験をしました。レトロな建物の雰囲気も良く、故郷の煉瓦館を思い出します。

向かい合わせのテーブル席で雑談をしながら
 
ピアノ、ギターなどで166曲中からリクエスト曲を演奏

2部の初めに「混声コーラスそよかぜ」の皆さんによる合唱は声もそろって見事なハーモニーを聞かせていただきました。堺の合唱団のボイストレーナとして活躍されているY先生のご指導の成果を「そよかぜ」さんでも見ることが出来ました。最後はY先生の見事な独唱で終わりました。
 
綿布工場として昭和3年頃に建設、近代化産業遺産として、平成17年に「煉瓦館」生まれ変わった。コットンホール、講義室、染め工房、ギャラーリ、レストラン、ショップ、交流ホールでは休憩や読書が出来、一日中くつろげる環境に整備されています。

手作りの案内ポスター

熊取交流センター案内板
 
旧事務所棟

指導指揮のY先生
 ○「混声コーラスそよかぜ」さんは結成10年をもうすぐ迎えるとのこと。この「うたごえ喫茶」も9回目ということは、結成当初から開催されていることに驚きを感じます。
私の出身も佐賀県杵島郡大町町、この合唱団も大阪府泉南郡熊取町とどちらも市に属さず小さくても頑張っている地域に個人として共感を覚えます。地域活性化のためにイベントを開かれ、「我が熊取町はここにあり」と宣言されているように感じます。
手作り感に満ち溢れ、団員の皆様の元気に力をいただきました。
人気の秘密を垣間見たような気がします。

☆K・ichinoseさんの「わら細工作品」最新版が届きました。(2014/11/22・発信)
 佐賀県の私の故郷の同級生「K・Ichinose」君より最新の作品がメールで届きました。
「K/I」君は地元の先輩から注連縄(しめなわ)作りの基本を習い、それをもとにいろいろな作品を研究編み出して、発展させています。地元では保育園の注連縄をはじめ門松など、工芸品として趣味で制作しています。その一部を紹介いたします。   近々にYouTubeで基本の注連縄作りの様子をアップいたします。

上は基本の注連縄(しめなわ)
左は亀と組み合わせた注連縄の完成図
 
亀の3段重ね
亀の尻尾には古代米の赤米を使用

干支の辰をイメージ
辰の頭には古代米の黒米を使用
 
左:平成26年作品の宝船 幅83cm・高さ90cm・奥行22cm
左側には今年の干支の馬、上には鶴、右には3代亀(親亀、子亀、孫亀)、中心には七福神
上記は中心部の拡大

平成24年作品・宝船(町長賞受賞)製作時間80時間
 
門松と注連縄

 ☆鳳だんじり祭り 2014年10月3日(金)〜5日(日) ”大阪府堺市西区”
9月の中頃から岸和田だんじり祭りを皮切りに泉州地区の秋祭りが始まります。主に地車(だんじり)とふとん太鼓が中心です。堺市西区だけでも8つの地区で秋祭りが開催されます。内6か所がだんじり、2か所がふとん太鼓です。
鳳だんじり祭りでは大鳥大社を中心に10台のダンジリが勇壮に駆け巡ります。

近年は不況のご時世で寄付(御花)の集めもままならず保存会でも苦労が絶えません。(北王子本部)

地区の住民の方にはのし袋を添えて、御花ご協力のお願いが来るようになりました。 
○本来「地車」(じぐるま)ですが「だんじり」は俗な呼び名です
 新調すると1億円ほどかかります。新調するところも沢山あります。中古で他の地区へ引き継がれて行くことまあります。寄付金集めと、製作に数年をかけて準備します。以前は各地区で池を持っているところもあったのでそれを売ったりなどして調達するところもありました。現在も資金集めの連続ですで苦労も絶えませんが、伝統の400年ほど続いてきたお祭りですので半端ではありません。江戸時代か活発になってきたそうです。

○それでは彫刻に囲まれただんじりをご案内いたします
 ダンジリには住吉型の上地車と岸和田型の下地車があります。大きな特徴は@の鬼板と呼ばれる飾りと前梃子(てこ)に違いがあります。一般に岸和田型は屋根が大きく、重量も上地車に比べると重いです。上地車は他の地区では 前後左右に揺らし花だんじりとして秋祭りを楽しんでいるところもあります。泉州地区は走りが中心です。 
 最近は折衷のだんじりも出てきているようです。高さは高いもので4m、重さは5トン近くになります
(彫り物は北王子地区の下地車を中心にしています)
 
正面
 
背面
 
側面(左が前)
 
右が前
側面の全体画像、左に見送りが見える

@岸和田型(下地車)の鬼板

@上地車の鬼板

下地車の前梃子、片方の棒を差し込むことでブレーキがかかりやりまわし(方向転換)します。後梃子との微妙な加減が難しいようです

上地車の前面
方向転換の時は「担い棒」を持ち上げたり、押して行います。

A太鼓台の中で大・小太鼓、鉦(かね)でリズムを作ります
横笛はゆっくりした曳行の時に優雅に奏でます。

下地車の前には凝った彫刻もあります

纏(まとい)北王子の場合はカラス天狗

纏を持ってだんじりの先頭を走ります

B摺出鼻(すりだしばな)

C摺出鼻

Dの横に飛び出した縁隅木
 E半松良

F見送り(あらゆるところに戦記や合戦をテーマに彫刻されています)

D竹の節、全てのだんじりはテーマが違うため全面に彫刻された物を見るのも楽しみです

G台木の下のコマ、昔は松の一本物が使われていた。
1回のだんじり祭りでは約8本使用。1本6〜8万らしい

現在は古木で乾燥されたものを圧縮し集成材にして
使っているものが多い

飾りなしの背面と後梃子(紐で左右に振ることで
方向転換します

のぼりを付けた背面

2週間前の試験引きの時の商店街

祭り当日の商店街(ここをだんじりが走る)

祭り準備の終わった西一の道路(9/21)

祭り当日の西一の道路(10/4)

大屋根の上では大工方が踊り、小屋根の上で後ろ梃子に合図を送る。団扇を軽く回すとゆっくりカーブ、強く何回も叩くと早くカーブの合図、各地区によって微妙に違う

夜のだんじり。岸和田は夜のだんじりは小若が曳くので走らない。鳳は夜も狭い少し曲りくねったがった道を猛スピードで走り抜ける

1日目(宵宮)は他町村と交流、小若曳行など
2日目(宮入)は新在家まで迎えに行き、
      10台揃って大鳥大社へ
3日目(本宮)はパレード(青のコース)を他町村も交え
      17台で8の字に連合引き
赤のコースは鳳ダンジリ祭り10台での連合引きコース
      赤のコースの最長で約2.4km
 〔祭りの衣装〕
鉢巻、法被
襷(たすき)、腹巻
股引、地下足袋
団扇、お守り

襷はリバーシブルになっている(サンプルは世話人用)

役によってたくさんの種類と色にも違いがある
 

子どもさんの祭り結い(ハート形) 美容院で約5,000円 

大人の祭り結い 8,000〜10,000円ほどとか

青年団のねじり鉢巻き
青年団の ねじり鉢巻き
○私のだんじりに対する想い
 鳳に引越てきて35年ほどになります。私の子ども達も 祭りや子ども会に参加し、地域の方に育てていただきました。
小さい子ども達もなぜ祭りに惹かれるのか考えてみました。
 太鼓の響きは心の中にドンドンと入ってきます。それが母親の心臓の鼓動と似ているかなと思います。知り合いの2歳の子も初めてダンジリを見みて音にびっくりし、大きさにびっくりし、走っている姿に感動しているようでした。
 祭りの1日目の夕方に小若(小学生以上)の曳行があります。早く走ることはありませんが、必死に声を合わせています。ゆっくり走りながらも、力を合わせて自分たちで大きな5トンほどもあるだんじりを動かしている実感があるのではないかと思います。残念なのは自分の子ども達を屋根やだんじりに乗せている方が多いことです。本当の面白さは曳く方にあると思います。
 自分の掛け声で皆がそれに合わせて曳こうとするとき一体感とリーダー的な意識が芽生えます。
 私の経験でも最長コースを駆け抜けた時、全身汗だらけ、足はがくがく、でもその後の飲めないビールを飲んだ時は美味しくて何とも言葉で表現できないくらいです。
 見る方も面白いと思いますが、本当は実際やっている人が、長時間感動と面白さを味わえます。いろいろな趣味でも鑑賞するより自分でやる方が本当の楽しさが出てくるのではないかと思います。集中し、一瞬世間を忘れ、小さい悩みもこの3日間は吹き飛びます。
 古くからいる地元の方は懐かしい顔が戻ってきます。観客の中に見つけることも楽しみの一つです。

 子ども会から少年団、青年団、それが終わると保存会や事故防止委員、世話人会(交通整理)等として役割を分担しこの祭りを支えています。修正するところも沢山ありますが、ますます発展することを、そして地域の活性化、子ども達の健全な成長を祈っています。
 私は現在は世話人として交通整理に当たっています。祭りはいいものです。

 纏(まとい)がダンジリの来たことを伝え、綱先、綱中、綱元、前梃子、だんじり、後梃子と本体が続きます。
 大屋根の大工方は花形であり、危険伴いますので選ばれた人で誰でも上がることはできません。小屋根の大工方、ダンジリの前面に並んだ曳行責任者も真剣そのものです。
 全員が緊張感を持って一体とならないと大きな事故につながります。

 私個人で得た知識を元に編集しました。間違いのある場合はご連絡ください。 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。   責任編集 古賀博美
 


一部参照資料:だんじり辞典
ウィキベディア「鳳だんじり祭り」・「地車」
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