今田まちづくり協議会の趣旨
現況
篠山市今田地区は市の西南部に位置し比較的三田方面に向いており播州方面とも古くから交流が見られる。人口は近年に居住された住民も多くあるが自然減に転じている。

高齢化率も今田地域は他の地域に比べて低い数値となっているが高齢化率が低い特定の自治会や住宅地があるためといえる。少子化についても市内では児童数が多いほうに属しているものの今田小中学校では1学年1学級となり少子化現象が現れている。
一方各種住民参加型のイベントについても参加者の減少が見られ住民意識の変化が伺える。

具体的には学校の統廃合、高齢者福祉、基幹産業である農業の維持、地域産業の振興、防災対策、公共交通の利便性の向上、各種団体の活動の低下等各般にわたる地域課題が存在しており、当地域においては、それらの地域課題を表面化していても危機感が希薄であったり、潜伏しているともいえます。
課題
今田地域では、自治会の任期が1年から2年がほとんどであり、年齢構成も他の地域に比べて若くなっており、自治会活動、校区での取り組みが困難な環境ともいえる。

篠山市行政においては自治基本条例が制定され、また財政問題に端を発して、「篠山市再生計画」が策定され、行政の地域活性化に対する対応についても変化している。

また、近時においては、全国的にも地域のまちづくりの在り方が行政主導から地域主体での取り組みに対して行政等関係機関がその支援をすることにより役割の果たし方に変わりつつある。

このような状況下において現状に甘んじることなく地域の課題を認識し新しい形で解決しながら地域づくりを行うため自主的な活動、自治会を超えたコミニュティーの強い小学校区単位での活動が必要となっている。
方策
これらの現状を冷静に認識し課題を解決するために行政の役割、市民の役割そして協働を強化するため、今田小学校区でまちづくり協議会を設立する。

それぞれの役割を調整し、自治会活動や単独の団体を超えた活動を行うことにより、未来に希望ある今田を作るため、「今田まちづくり協議会」を設立する。