第37回活動




1 日時 平成19年5月19日(土)
2 場所 立町の町屋
3 参加者 6名
4 講師 左官の南さん、小西さん、品川さん、南さんの息子さん
5 作業内容 壁の上塗り
  今日は先生が4名と、大変豪華な講師陣でした。apバンク通信の取材も3名が来られて、なかなにぎやかでした。
 上塗りの材料は、わざわざ南さんが地元の赤土を使って、素人でも塗れるような材料を作っていただきました。
 全国的にも有名な一流の左官職人が地元の土を使って特別に調合した材料ともなると、本来はすごく高級なもので、
 仕上げてもらったら坪当たり5万円以上もするようなものだそうです。
 このような材料で壁塗りを体験できたということは、ボランティア参加者は本当にラッキーでした。

  結局のところ講師陣の頑張りで、壁の仕上げ塗りは全部できてしまいました。

  講師のみなさま、本当にありがとうございました。
5 講義のポイント ○押入の中等、モノが当たる場所は、仕上げにハイナカ(土壁にしっくいを混ぜた材料)を塗った  方がよい
○仕上げの土壁は、スサを細かくしたり麻スサを混ぜて糊を多くした中塗り土を使う
○仕上げ塗りは、必ず二回塗りをする。一回目は適当でよいが、すぐに二回目を塗って、この二  回目は厚め(できたら5mm程度)に塗ることによって、スサを沈み込ませる。
○乾かないうちに、薄い(0.2mm程度)の仕上げコテで波消しをする
○コテの動かし方は、一方向から規則的に動かす(塗るときも仕上げも同じ)
○壁端のちりぎわはコテを逆さに持って、四角の部分でなぞるようにする
○養生テープは塗り終わったらすぐにはがすようにしないと、粘着分が残って取れなくなる
土壁に中塗り土で仕上げ塗りを行います。やはり土壁の材料は、珪藻土のように塗りやすいように調合された二次製品の材料と違って塗りにくかったです みんながんばっていますね。押入の中に塗ったハイナカという材料はしっくいが入っており、粘りがあって素人でも塗りやすかったです
頑張って塗っています 塗り終わった壁は講師が直してくれます
バケツリレーで壁土を運びました 広い壁を頑張って仕上げました