第33回活動




1 日時 平成19年3月17日(土)
2 場所 立町の町屋
3 参加者 8名(+飛び入り6名)
4 作業内容 (土壁づくり)
荒土重ね塗り
(土壁補修)
荒土、および中塗り土での補修
(石膏ボード下地の中塗り処理)
 今日は左官の小西氏、品川氏に、土壁の補修と石膏ボード下地の中塗り処理、さらに前回の荒壁の重ね塗りについての指導を受けました。参加者は少なかったですが、みなさん熱心に勉強していました。講師の二名の方も本当に熱心に指導していただきまして、どうもありがとうございました。
 午後から見学会で15名ほどこられて、かなりの方が飛び入りで参加されました。中には、はじめてなのにプロ顔負けの仕事をした人がいて、一同びっくりしてしまいました。

5 講師 小西氏、品川氏
6 講義内容 (土壁補修)
@傷んだ土壁は、まず浮いているところやぼろぼろと弱くなっている所をスクレーパー等で書き落とす。

Aそれから中塗り土でくぼみ等を埋めていく。この時、下地を水に濡らして(霧吹きやローラー)から塗る。

B抜きの部分にはファイバーテープをあてた上に塗る。

C壁が中まで傷んでいる場合は荒壁土で補修してから中塗り土で補修する。


(石膏ボード下地処理)
@中塗りとして薄塗り用プラスターの二次製品を一oほどの厚さで塗っていく。

Aボードの間に溝が出来ている場合、石膏粉を加えて固めにしたものを小手先でねじりながら押し込むように埋めていく。

Bまず、18mm程度の幅のマスキングテープを壁から2mm程度離して柱に貼っていく。この時、特に角部分をきっちりと密着して貼る必要がある。

Cプラスターは周辺部分から塗っていく。端部分から内側にすり込むようにコテを動かして塗って、コテの尖った方を下になるように持ち替えて、コテの四角い角部分で波を消すようにしていく。

D内部部分のコテの動きは、なるべく一定のリズムで、下から上へ右方向に大きくコテを動かして材料を塗っていく。それから、同じようにコテの四角い角部分で波を消すようにしていく。この時動きを一定に、大きく動きを取るようにしていく。

E材料を塗りおえたら、なるべく早くマスキングテープを剥がす。

(荒壁の塗り増し)
@二p厚くらいずつ塗りましていく。
浮いている部分を掻き取りました。これに、程度に応じて中塗り土、荒土を塗っていきます 掻き取ってできたくぼみや壁にできていた傷に中塗り土を塗り込んで埋めました
内部まで落としてしまった壁には荒土を塗って埋めていきます 内部に増設した耐力壁の石膏ボード下地の処理のため、マスキングテープを貼っていきます
石膏ボードに薄塗りプラスターを塗っていきます 上から下へ塗っていきます。
下まで塗りおえました。なかなかの出来です。 古い土壁に中塗り土を塗っていきます。これはプロでないと難しいです。品川先生がしてくれました。
午後からの見学会の参加者も飛び入りで壁塗りを体験しました 中にはプロ顔負けの腕の飛び入り参加者がおられました