第32回活動 | |||
1 日時 | 平成19年3月3日(土) | ||
2 場所 | 立町の町屋 | ||
3 参加者 | 8名 | ||
4 作業内容 | (土壁づくり) 竹木舞編み 下げ縄つけ 荒土塗り | ||
今日は左官の南棟梁に、土壁の作り方の指導を受けました。まず竹で木舞を編んでから、土塗りほしました。今日はこの活動では初めて子供の参加がありました。また、この子供も含めて3人の新規参加がありました。午前中は10人の参加があり、結構にぎやかだったのですが、午後から4人も帰ってしまいましたので、午後からは少し寂しくなりました。 しかし、講師しとて南さんの他に小西さんと、もう一人加古川から自主的にかけつけてくれ、大変豪華な内容で、密度の濃い作業を体験することができました。本当に勉強になりました。 午後からテレビの取材と滋賀県からの視察がありましたが、たんばぐみの方で対応してくれて、ボランティアはあまり関係なく作業をしていました。 | |||
5 講師 | 左官技研 南氏 | ||
6 講義内容 | @土壁は、まず抜きを入れて、それを真にして、縦、横にまわたし竹を入れて、まわたし竹に竹をつけてわら縄、シュロ縄で編んでいく A抜きは幅90mm、厚さ15mm程度のスギを使い、柱に五分程度のほぞ穴を入れ大入れで入れる。ぐらつくようであれば釘留めする。抜きの間隔は壁一枚に二枚か三枚とする。 Bまわたし竹も少しほぞ穴となる彫り込みを入れて柱間、横もの間に固定するようにする。 間隔は縦では、両柱から7p程度離した位置と、柱間の真ん中に入れる。 横では、まわたし竹、抜き、まわたし竹2本、抜き、まわたし竹となるように間隔を取る C竹は指が一本はいる程度で、まわたし竹に縄で編み込んでいく。ただし、まわたし竹のところは指が二本入る程度がよい。 D編み出すのは縦は必ず真ん中から編んでいく E壁が厚くなる場合は、下げ縄を30p間隔くらいで入れる。各層に一本ずつ行き渡るように入れる F壁は片面だけでなく、裏面も塗らなければ強度が強くならない G土壁は、上から下に塗っていく |
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シュロ縄で竹を編んでいきます | 竹を長さを揃えて切っていきます |
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まわたし竹の部分を縄で編んでいきます | 抜きは三枚入れます |
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竹を置くのにこのように便利な道具があります | 土を練ります。土は購入だそうです |
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台に土を取って塗ります | 上から塗って行きます |
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後で先生が直してくれました |