ボランティア活動記録第20回

日時     平成18年9月2日(土)

参加者    13名(スタッフ含む)

講師      大西工務店 大西棟梁      

 

場所     立町の町屋

 

講義内容  根太の施工方法

 

作業内容  根太の施工

                              

今回はいよいよ根太を施工しました。やっと暑さもましになり、参加者も増えました。

今日は作業がはかどりました。

材料が足らなくなってしまって、全部は完成しませんでしたが、真ん中の六畳の部屋については根太を打って、鋼製束で高さを調整して、床コンクリートにボンド付けして、断熱材を根太の間の寸法に切断するところまでできあがりました。

 

 
概要    今回 

   

 

 

 

 

 

 

 

大西棟梁の講義のポイント

 

        根太の釘打ちはコースレットの9mmでもよいが、釘打ちの練習のため、100mmの釘打ちで練習する。

        根太の間隔は、合板の1820mm×910mmを捨て張りするので、303mm(1尺)とする。間隔の取り方はセンターで取るのでなく、端から端までで取る。大引き全部にかかるよう墨を打っていく。

        根太の釘打ちは、一方から順番に曲がりを修正しながら大引きに打っていく必要がある。それでないと、曲がりを修正できない。

        高さの決め方は、全体的に根太を釘打ちして鋼製束を仮建てしてから、まず真ん中の通りを十字に、水糸を張って高さを鋼製束を回して調整する。この部分が決まれば、ほぼ他の部分の高さが狂うことはないので、あとの束は手で回すくらいでよい。

        大引きは必ず曲がりの弓を下にした状態(凹)で使わなければならないが、根太はそれは気にしなくてよい。

        ただし、浮いており、大引きと根太に隙間ができたところを釘打ちして、無理にひっつけようとはしないこと。床鳴りの原因となる。

        金槌で釘打ちする場合は、身体に近づけるのではなく、なるべく離して、大きくスナップを利かせて振ること。

        電動鋸を使う場合は、両側に支点があるような位置では(ブリッジの間)切ってはいけない。跳ね返ってとても危険である。片側が浮いている部分で切ること。

 

 

 

 

    次回は、9月19日の土曜です。次回は断熱材の施工が学べます。