ボランティア活動記録第18回

日時     平成18年8月5日(土)

参加者    10名(スタッフ含む)

講師      大西工務店 大西棟梁      

 

場所     立町の町屋

 

講義内容  大引きの施工方法

 

作業内容  大引きの施工

                              

今回は床の続きを行いました。大引きの大入れの加工を行いました。人数が少なかったのと、暑かったので、作業はあまりはかどりませんでした。

前回は土台への大入れはルーターを使い作業がはかどりましたが、今回は大西棟梁の手道具での加工を修得しないまま、機械を使うと、機械ばかりになってしまって手道具を使うことを覚えるチャンスを失うとの考えで、ノミと金槌、手のこでの地道な作業になりました。でも、道具を使うのにだいぶ慣れて早くなったとの喜びの声が聞こえてきました。

 

 
概要    今回 

   

 

 

 

 

 

 

 

大西棟梁の講義のポイント

 

        道具はなるべく手道具でした方がよい、ルーターを使うとそればかりになってしまって、結局手道具が上達しない。機械が使えない場所もあるので、これでは困る。

        床のレベルを出すには、一本一本大引きを調整するのではなく、全体的に床を作ってから、鋼製束の高さを調整しながら決めていく必要がある。

・  鋼製束を床コンクリートにボンド止めするのは、この調整が終わってからすること。

        大引きの高さの調整は、同じ太さの釘を3本用意しておいて、この3本を両端と真ん中に並べて、水糸を張って、大引きとの距離を測りながら決める。

        大引きの土台への大入れは長さ100mmの釘を上部二本、サイド一本ずつ打って留める。

        このとき、割れを防ぐため、下穴錐(先が尖った3mm程度の太さ)で下穴をあけておく

        釘は、ユニクロメッキのしていないものを使うこと。さびてきた方がよくきく。

        コースレットはすぐおれるので力のかかる場所には使えない。くぎの方が粘りがありおれない。

        大入れの加工はまずのこぎりで切れ込みを入れてから、ノミで掘っていくが、このとき線に近い部分は残しておいて、最後に掘ること。

 

 

 

 

    次回は、8月19日の土曜です。ボランティア講座いくは一応終了しましたが、内容は全然変わりません。どうぞ参加してください。