ボランティア活動記録第17回(ボランティア講座第10回)

日時     平成18年7月15日(土)

参加者    13名(スタッフ含む)

講師      大西工務店 大西棟梁      

 

場所     立町の町屋

 

講義内容  床の高さの決め方、大引きの施工

 

作業内容  大引きの施工、耐力壁の設置

                              

今回からは床にかかりました。まず、仕上がり高さを決めました。基礎の高さを決めたときは水盛り管を使いましたが、今回は大西棟梁が自動レーザー水準器を持ってきてくれましたので、基礎の時と雲泥の差がありました。すごく簡単に出来ました。やはり、よい道具があると仕事がはかどりますね。

土台の上に一寸五分(4.5cm)の根太が乗って、その上に四分(1.2cm)の構造用合板、仕上げは五分(1.5cm)のスギのフローリングになりますので、合計土台から二寸四分(7.2cm)上がりが仕上げの高さになります。基準となる位置での高さを決めて、大引きの天端の高さがこの基準になる高さからの下がりで一定になるよう、大引きの合欠の上部の高さを調整しながら施工しました。

大西棟梁が基準になる高さを決めてくれましたので、それを元に大引きと土台を加工していきました。土台の大入れはルーターを使いましたが、ノミでするのと大違い、断然はかどりました。

 

 
概要    今回 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大西棟梁の講義のポイント

 

・大引きは必ず、木の背を下に向けて施工しなければならない、でないと、束が浮いてしまう

 

・高さの調整は、大引きで行う。大引きは土台に対して合欠の大入れで接合して釘止めとするが、基準になる位置を決めて、この位置での高さに対して一定になるように、大引きの合欠の上部の高さを調整していく

 

・大引きの方向は、床の方向と一致させる

 

・大引きの間隔は半間とするが、柱に当たる場合はずらして施工する

 

 

 

 

    次回は、8月5日の土曜です。ボランティア講座は一応終了しましたが、作業は引き続き行いますので、どうぞ参加してください。