ボランティア活動記録第15回(ボランティア講座第8回)

日時     平成18年6月17日(土)

参加者    15名(スタッフ含む)

いよいよ、耐力壁の設置に入りました。真壁づくりとなるので、まず枠材を打って、それから構造用合板を打っていきました。柱が4寸(120mm)ありますので、チリを約7分(21mm)とるためには、枠材の幅が1寸3分(39mm)しか取れませんでした。壁の構造は以下のようになります。

枠材1寸3分3厘(40mm)+構造用合板3分×2(18mm)+石膏ボード3分2厘×2(19mm)+チリ7分3厘×2(44mm

電気の配線工事がまだなので、コンセントの位置にスイッチボックスを入れて合成樹脂チューブを入れておいて、後で配線ができるようにました。しかし、合板にこの分の穴を入れてかく必要があり、この四角の穴を正確に抜くのにみんな苦労しました。

結局この日は壁が三枚ほど出来ただけでした。

 
講師      大西工務店 大西棟梁      

 

場所     立町の町屋

 

講義内容  耐力壁設置方法

 

作業内容  耐力壁の設置

                              

概要   内容  

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大西棟梁の講義のポイント

 

・受け材はヒノキの方がよい。スギだと柔らかくて釘の保持が不安である。(建築士の先生はスギでよいと言うが)

 

・受け材は30cmくらいの間隔で柱にくぎ打ちする。

 

・この時、くぎの位置が背割りにならないようにする。

 

・くぎを背割りをまたいで打たないようにする。背割りをまたいで打つと。ヒノキだと背割りの広がりを拘束するため、柱の反対側の見えがかりの面に割れをつくってしまう。また、受け材がスギの場合は、受け材の方が弱いため受け材が割れてしまい、耐力壁の機能が発揮されないことになる。

 

・耐力壁の合板はなるべく継がないのがよいが、継ぐ場合は必ず受け材を入れる必要がある。

 

・幅が半間近くになるので、センターの位置に受け材を入れる必要がある。

 

・受け材は大入れで上下の枠に止める

 

・合板の釘間隔は150mm程度とする。

 

・釘の長さは合板の厚みの4倍程度とする。