文化財建築探訪
    

 
 登録文化財   :                                                                        
名称 所在地 資料・記事
料理旅館かぎ楼
滋賀県犬上郡多賀町 多賀大社門前町にある元禄二年創業の料理旅館。明治期に増築した三階建ての楼建築が見もの。向かいにある「かめや」旅館も登録文化財。また、ヴォーリズ建築の宝庫滋賀県らしく、近くの農協にヴォーリズ風装飾を発見。

三田学園校舎  兵庫県三田市  ミタではなくサンダと読む。古い高校野球ファンならお馴染みの学校。明治45年開校の伝統校で開設者は神戸市の相楽園で生まれた小寺謙吉さん、親父さんが維新の動乱期に神戸に出て一旗揚げ、その財力で息子がオヤジの郷里に学校を残した。
 登録文化財は校舎と記念図書館。図書館にはモダンな和室があり、今は学生の自習室になっている。卒業生は、ちょっと古いが、元大洋ホエールズの屋敷、代打男で有名だった元ロッテ監督の山本功児、巨人の尻振り淡口など。俳優では渡哲也、渡瀬恒彦兄弟が三田学園出身。共に淡路島から寮に入ってきて学生生活を送った。渡さんは今は男気のある良い男だが、高校時代は修学旅行にも連れて貰えなかったほどのワルだった・・・そうな。
 三田市の最近の話題は、白州次郎・正子夫妻のお墓が市内の心月院にあることが知られるようになったこと。三田市民は今、あわてて、夫妻のことを勉強している。

記念図書館

和室のインテリア


近年取り壊された講堂の模型
図書館内部
名和昆虫博物館

昆虫博物館の3本の古代柱
岐阜市岐阜公園内


記念昆虫館
 名和靖さんが、稲につく害虫の防除のために始めた昆虫研究所の標本室が2棟残っている。両方とも武田五一さんの作品で、明治40年竣工の記念昆虫館は岐阜市重要文化財、大正8年竣工の昆虫博物館が登録文化財になっている。後者には名和靖さんが発見したギフチョウほか、世界各国から集めた昆虫の標本が展示してあり、その美しさ、造形美に引かれて昆虫を見ようと訪れる家族づれも多い。昆虫めあての博物館だが、この2棟の内部には意外なものが残っている。現在修理工事が行われている唐招提寺金堂と講堂の明治時代の修理で取替えられた12本の柱の大部分が残存し、博物館の建物の柱や六角堂として、残されているのだ。シロアリ被害にあったものを譲り受け今日まで残されてきたもの。
 唐招提寺創建の古代檜柱が保存され、もしかしたら附けたり指定で国宝にもなるような価値があるのではと、柱をなでながら思った。
玉座両脇柱 六角堂
マルキン醤油醸造蔵

香川県小豆郡内海町 小豆島の地場産業である醤油工場群が苗羽(のうま)にある。地区内には黒板塀、黒瓦の長大な醸造蔵が建ち並んで壮観。特にマルキン醤油記念館前、険しい山容を背景にした蔵通りの眺めは日本離れして見事。醤油蔵散策マップも作られていて、香ばしい醤油の香り漂う町並巡りを楽しむ人も多い。    
旧丸岡呉服店

香川県三豊郡三野町 現在は下高瀬簡易郵便局として使用。
周囲の町並から抜きんでて目立つ建物。
内部吹き抜け天井の錦絵がすばらしい。
    
   
賓日館

三重県度会郡二見町 伊勢二見ヶ浦の旅館街に建つ二見館の和風別館が登録文化財の賓日館(2010.12重要文化財に昇進)。
伊勢神宮参拝のVIP専用宿として明治20年落成。その後、昭和5年に増改築を実施し、現在見るような豪華な内装を持った建物に改装された。
「御殿の間」や大広間などが見どころ。旅館の歴史資料室も併設されている。

 ・JTBキャンブックス 宮本和義著「和風旅館建築の美」
     
三宅区火の見やぐら
福井県遠敷郡上中町 若狭の農村風景の中に建つ火の見やぐら。
やぐらの建物入り口に社寺建築の装飾が見られるのが、切り妻造りの地蔵堂に増築して火の見櫓としたもの。昭和初期建築の倉庫を併設している。

文化財指定を機に修理された

 ・若狭町教育委員会「若狭町の文化財」。
    
崎本店
三重県三重郡楠町 酒造会社の工場施設。
事務所、貯蔵庫、倉庫など昭和初期の黒板塀の工場群が独特の景観をつくっている。