■しつけのページ■


■噛み癖をコントロールする■

噛みクセは、放っておくとエスカレートするばかりか、
人に怪我をさせてしまうかもしれません、

しかし犬は本来、狩をする時や、戦う時などには、その牙を武器にして生きてきた種族です。
ということは、犬にとって噛む、ということは本能なのです。
かといって放っておく訳にもいきません。

犬は、いたずら、力の誇示、ストレス、防衛のため、等の理由で噛みます。
こういった症状の原因は、大体が子供の時期、生後1年から1年半の間です、
つまりこの時期にきっちりとしつけをしてしまえば後が楽ということです。

その中でも有名な原因は、本来子供の時期に、子犬同士で遊び、噛み合い、
どの程度まで噛んだら痛いのか、駄目なのか自然に学習する物なのですが、
幼い時期に飼い主の元にやってきた犬は、この時期が抜けてしまった事になります。
したがってどの程度まで噛んだら痛いのかなどという力のコントロールは出来ません、
つまりその事を教えてあげれば良いのです。


子犬の場合、まず間違いなく遊んでいる中で噛んできます、
これは攻撃しているのではなく遊びの中で噛んでいるのです、痛くない程度の力で噛んでいるだけなら良いのですが、
痛いと感じるような力で噛んでくるようになると問題です、

でもここで叱ったりせずに放っておくと、犬は自分の力を勘違いして、
どんどんエスカレートしていくでしょう、噛まれて痛いと感じたら、
手を引っ込めるのではなく、あえて口に押し付けてやります、そして犬に自発的に噛むのを止めさせます、
この方法を繰り返していけば自然と力のコントロールが身についてきます、

根気良くやってください、子犬のうちは噛みますから、痛くない程度に噛むよう教えてあげてください。
また、靴下、服などを噛んできた場合は、鼻をつまんでやります(もちろん犬の)
犬は鼻でしか呼吸できないため嫌がって離します、

コレを繰り返していけば服などに噛みつかなくなるでしょう。
また、タオルなどで引っ張り合って一緒に遊ぶ場合、どんどんやってもらって結構ですが、
最後は絶対にあなたがタオルを取り上げて力はコチラが上ということを犬に示す必要があります

こうしないとどちらが各上か勘違いしてしまいます。
犬は本来群れで生活して、階級のような物があります、
会社の上下関係のようなものですね♪
つまり犬があなたより各上だと思ってしまった場合、
あなたのいうことは聞かなくなります、それを防止するためにもこれは必要なことです。


■物などをいたずらする■

ティッシュなどを撒き散らされた経験はありませんか?
見ていないところでされたものは怒りようがありませんが、見ているときにやったなら叱るチャンスです。
犬は体を叩いて叱るのもいいですが、大きな音を立てるのも有効です。
新聞紙や雑誌などを丸めて床を叩いてビックリさせ叱ります、
わざとティッシュの箱を置き、犬が噛み付こうとしたらこれを行います。
数回繰り返しているとだんだんわかってくるでしょう、
しかしあなたが居ない時なら叱る人もいないわけで、
好き放題やってしまうかもしれません・・・。
■ハウスを覚えさせる■

ハウスは、トイレと一緒にしつけていくのが一般的です。
まずサークルで囲い、その中に寝床とトイレを並べて配置してやります。
食事などはハウス(サークル)の中で与えるようにします。
おやつなどもハウスの中で与えるようにします、おもちゃなどでハウスの中で遊んでいる場合は
ハウスの中に居る時は、出来る限り手出ししないで下さい、
このハウスの中は犬にとって一番安全で自分の居場所だ、ということを学ばせなくてはイケナイからです。

そして、ハウスを教えるには餌などで誘導して、「ハウス」といいながら中に導きます。
コレを繰り返していくうちに自然と覚えると思われます。
出かける時などはハウスの中に犬を入れて出かけましょう。これでイタズラされる心配もありません、
とも言い切れないですが(苦笑)
実際我が家のロックくんは、ハウスの下のビニールシートをめくり、
畳に穴をあけてくれていましたσ(^◇^;)



■他の犬にほえる■

愛犬と散歩している時に他の犬と出会って吠えてしまった、
なんていう経験は誰にでも有るはずです。
相手の犬の飼い主さんにも申し訳ありませんしなんとなく恥ずかしいですね、

他の犬に対して吠えるのは、普段あまり家族以外(他の犬)と接していないことが原因の1つです。

つまり怯えているか警戒しています、遊びたがっている場合もありますね、
まぁ原因がどれにしろ吠えることには違いありません。

そんな時には吠えたらすぐにリードを(ひきづな)グイッと一瞬強く引っ張って同時に叱ります、
これを繰り返していくうちに犬のほうも吠えてはイケナイんだな、
とわかってくるようになります、

また、犬が向こう側から近づいてきたら前もっておすわりなどをさせて体を撫でてやって
安心させておく、という方法もあります。

ここでも吠えるのを止めたら思いっきり誉めてあげてください♪


■夜中にほえる■

まずほえたらすぐに叱ります、
叱り方にも注意が必要です、犬のそばまで行ってからなだめるように叱っても、
犬は「吠えたら来てくれるんだ」と思ってしまいます。
大声で怒鳴りつけるのも自分が近所迷惑になってしまいます(笑)
実際我が家の近くに夜中に怒鳴りまくって叱る人がいます、
かえってその人のほうがうるさいです(苦笑)

このような場合、何か当たっても怪我などをしないようなもの(柔らかいゴムボール等)を
当たらないように近くに投げつけてしかる方法か、音のなるものでビックリさせるのが有効です。
我が家ではぬいぐるみを投げつけるか阪神のメガホンで一発ボコン!
と音を鳴らします(犬の鼻先で)
最近は僕が部屋から出る音を聞くだけで吠えるのを止めるようにななりました(笑)

このときばかりは吠えるのを止めても誉めなくていいです。



■物にほえる■

犬が物に吠えた、なんて言う経験も誰にでもあるはずです。

この時の犬の心理は、自分には何かわからないものに対して恐怖心を持っているからです。
それを取り除くにはまず飼い主であるあなたが、
その原因の物に触って犬に見せてあげます、
この時間違っても犬のほうに不意に近づけたり振りかざしたりしないで下さい、
余計に怯えてしまいます。

散歩している途中であれば落ちつかせてから匂いをかがせたり
どんな物かハッキリ犬に分かるように周りを一緒に回ってあげたりして下さい、
そうすれば犬は危険ではない物、と理解して吠えなくなります。

我が家のロックくんの場合、物だけではあき足らず
フナ虫とかコガネ虫なんかにも吠えるので大変です(苦笑)



■退屈してほえる■

ケージの中や部屋にいるとき、遊んで欲しくて吠えてくる場合があります。
こんな時はひたすら無視です、あまりにもうるさい時は夜中に吠えた時と同じで
ぬいぐるみなどを投げつけるか大きな音のなる物(メガホン等)でビックリさせて叱りましょう。
吠えているからと言ってケージから出してしまったり遊んであげると犬は、
「吠えたら出してくれるんだ、遊んでくれるんだ」
と、理解してしまいます、なのでそれは禁止です(笑)

また、散歩に連れて行く時に使う道具などを持っていると激しく吠えることもあります、
我が家の二匹もこれですσ(^◇^;)

そんな時に「散歩にいくよ〜♪」とか言うのも本当は犬の興奮に拍車をかけるのでだめです。
そんな時にはおすわりなどをさせて興奮を落ちつかせてから散歩に出かけるようにしましょう。


■餌を催促してほえる■

それまではずっと静かだったのに、あなたが餌の準備を始めると、
突然吠え出してしまったなんていうこと、
結構頻繁にあるはずです(笑)これは餌を催促しているのです。

そんな時、「はいはい、わかったからもうちょっと待ってね」
なんていってなだめたりしていませんか?
コレはハッキリいって逆効果もいいところです、犬はこれからも餌を催促するために
吠えてくるでしょう。

そこで解決策として、まず一つ目、
犬に出来るだけ見えないように、わからないように準備してください。
出来てから犬のところへ食事を持って行くようにします。
その時点で吠え出してしまった場合、餌を持って引き返してあげないのではなく、
叱って、吠えるのを止めさせてから、餌をあげるようにしてください。
これで{吠えるのを止める→えさがもらえる}と関連付けて覚えます。



■音にほえる■

これは音に対して興奮しているようです。
こういう場合、小さい時からいろんな音を聞いて慣れていれば吠えることは少ないようですが
大人になってからは少し直すのは難しいかもしれません。

とにかく興奮しているので、叱って止めさせるか、
怯えているようであれば、体を触って落ちつかせます。

これしか方法はありません(苦笑)

先日テレビで見た方法なのですが、
チャイムにほえる犬だと、チャイムがなると玄関へダッシュ!ですよね?

そこで、玄関マットにロープをつけておいて、
チャイムを誰かに鳴らしてもらいます、
そして犬がダッシュしてきてマットに乗ったときに、ロープを引っ張り、
犬をすっ転ばすのです、

すると不思議、
テレビでは一回で吼えなくなっていました、
まだ我が家では実践していないので分かりませんが、
実行するときはワンちゃんの安全に十分注意してあげてください。



■お客様に吼える■

犬は縄張り意識の強い生き物です、
その縄張りに他人が入ってくると進入されたと思って吠えてしまいます。

でもまったく吠えなくさせるのは正直難しいですが、
ある程度緩和させることは出来ますのでトライしてみましょう♪

見た感じで怯えているように吠えている犬には、まず以下のようにします。

まず吠えているので叱ります。
怯えている場合はそれでも吠えなくなる事があまりありません。
そこで怯えている原因、そのお客様が敵ではないことを教えてあげる必要があります。

警戒心をとかせるにはまずそのお客様にも協力してもらう必要があります。
まず出来る限り犬を見下ろす形ではなく、目線を合わせるように姿勢を低くしてもらいます。
そして犬に話し掛けるようにしながら警戒を解きます。
そして飼い主のあなたが犬が飛びかからないように抱き上げながらお客様の手の匂いを嗅がせてあげます。

吠えるのを止めたら誉めてあげることも忘れずに♪

犬は匂いで物事を判断したりする場合が多いのでこうすることで、
落ちつきを取り戻すことが出来ます。
ここまでくればお客様と遊んで欲しがっているころですね♪



■雷や車の音に吼える■

雷や改造車のマフラーの音、花火の音などに吠える場合は、
たいていの場合は何の音かわからず怯えているか、パニックになっています。
犬はもともと人間には聞こえない音域も聞こえるので音には敏感です。

こういうときは叱っても余計にパニック状態に陥ります。
こういうときには飼い主であるあなたが犬の不安を取り除く必要があります。
抱き上げて体を撫でながら「大丈夫大丈夫」と声をかけてあげます。

また、いつも遊んでいるお気に入りのおもちゃなどで遊んであげるのも有効です。



このページの内容は、管理人の経験や、
知人に教わった内容、書籍等で得た知識も含まれています。