今までの 涌 泉 能 

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令和五年四月八日(土)大江能楽堂 一時始
第九十七回 喜多流涌泉能

一曲独吟 忠   度       高林白牛口二     

巻   絹       高 林 昌 司


97回涌泉能


令和四年十二月二日(金)喜多能楽堂 午後七時始
第14回高林白牛口二の謡を聴く会

一曲独吟 藤   戸      高林白牛口二       

仕舞 千   寿       高 林 呻 二   

一調  烏   頭      高林白牛口二 観 世 新九郎

仕舞 昭   君       高 林 昌 司   

高林白牛口二の謡を聴く会

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令和四年十一月十二日(土)大江能楽堂 一時始
第九十五回 喜多流涌泉能

六   浦       高 林 呻 二

天   鼓       高 林 昌 司


95回涌泉能

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令和四年六月十七日(金)喜多能楽堂 午後七時始
13回高林白牛口二の謡を聴く会

一曲独吟 弱 法 師      高林白牛口二       

高林白牛口二の謡を聴く会


令和四年四月九日(土)大江能楽堂 一時始
第九十三回 喜多流涌泉能

一曲独吟 湯   谷       高林白牛口二     

舎   利       高 林 昌 司


93回涌泉能


令和三年十二月三日(金)喜多能楽堂 午後七時始
第回12高林白牛口二の謡を聴く会

一曲独吟 當   麻      高林白牛口二       

仕舞 烏   頭       高 林 昌 司   

一調  鳥 追 船      高林白牛口二 柿 原 孝 則

仕舞 玉 之 段       高 林 呻 二   

高林白牛口二の謡を聴く会

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令和三年十一月十三日(土)大江能楽堂 一時始
第九十一回 喜多流涌泉能

景   清       高 林 呻 二

葛   城       高 林 昌 司

81回涌泉能

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令和三年六月十八日(金)喜多能楽堂 午後六時十五始
第11回高林白牛口二の謡を聴く会

一曲独吟 盛   久      高林白牛口二       

仕舞 笠 之 段       高 林 昌 司   

一調  杜   若      高林白牛口二 林 雄 一 郎

仕舞 谷   行       高 林 呻 二   

高林白牛口二の謡を聴く会

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令和三年四月十日(土)大江能楽堂 一時始
第八十九回 喜多流涌泉能

一曲独吟 定   家       高林白牛口二     

春 日 龍 神       高 林 昌 司


85回涌泉能

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令和二年十一月二十七日(金)喜多能楽堂 午後六時始
第10回高林白牛口二の謡を聴く会

一曲独吟 老   松      高林白牛口二       

仕舞 富士太鼓       高 林 呻 二   

一調  花   筺      高林白牛口二 安 福 光 雄

仕舞 鵺           高 林 昌 司   

きたりゅうようせんのう


令和二年十一月七日(土)大江能楽堂 一時始
第八十七回 喜多流涌泉能

楊 貴 妃       高 林 呻 二

熊   坂       高 林 昌 司


77回涌泉能


令和二年六月十九日(金)喜多能楽堂 午後六時始
第9回高林白牛口二の謡を聴く会

昨今の新型コロナウィルス感染症の状況を鑑み、中止と決定いたしました。

一曲独吟 老   松      高林白牛口二       

仕舞 富 士 太 鼓       高 林 呻 二   

一調  花   筺      高林白牛口二 安 福 光 雄

仕舞 氷   室       高 林 昌 司   


令和二年四月十一日(土)大江能楽堂 一時始
第八十五回 喜多流涌泉能

4月11日(土)に予定致しておりました第85回「喜多流涌泉能」は、
昨今の新型コロナウィルス感染症の状況を鑑み、
行政よりの自粛要請も出されていますので、中止と決定いたしました。
ご予定を入れていただいた方は、申しわけありません。

一曲独吟 定   家       高林白牛口二     

春 日 龍 神       高 林 昌 司


85回涌泉能


令和元年十一月二十九日(金)喜多能楽堂 午後六時始
第4回高林白牛口二の謡を聴く会

対  談     表 き よ し/高林白牛口二

一曲独吟 砧           高林白牛口二     

仕舞 土   車       高 林 呻 二   

一調  東 岸 居 士      高林白牛口二 柿 原 和 弘

仕舞 谷   行       高 林 昌 司   

きたりゅうようせんのう


令和元年十一月九日(土)大江能楽堂 一時始
第八十三回 喜多流涌泉能

一曲独吟 鬼 界 島       高林白牛口二     

龍   田       高 林 昌 司

83回涌泉能


令和元年六月二十八日(金)喜多能楽堂 午後六時始
第7回高林白牛口二の謡を聴く会

対  談     リチャード・エマート/高林白牛口二
一曲独吟 小 原 御 幸      高林白牛口二       
仕舞 半   蔀       高 林 呻 二   
独調  花   月      高林白牛口二 大 村 華 由
仕舞 難   波       高 林 昌 司   
きたりゅうようせんのう


平成三十一年四月十三日(土)大江能楽堂 一時始
第八十一回 喜多流涌泉能

実   盛       高 林 呻 二

雷   電       高 林 昌 司


81回涌泉能


平成三十年十二月七日(金)喜多能楽堂 午後六時始
第6回高林白牛口二の謡を聴く会

対  談     近 衞 忠 大/高林白牛口二
一曲独吟 野   宮        高林白牛口二      
仕舞 玉 之 段       高 林 昌 司   
一調  笠 之 段      高林白牛口二 大 倉 慶乃助
仕舞 道 明 寺       高 林 呻 二   

きたりゅうようせんのう


平成三十十一月十日(土)大江能楽堂 一時始
第七十九回 喜多流涌泉能

一曲独吟 三 井 寺       高林白牛口二     

是   界       高 林 昌 司


77回涌泉能


平成三十年六月一日(金)喜多能楽堂 午後六時始
第5回高林白牛口二の謡を聴く会

対  談     大 倉 源次郎/高林白牛口二

一曲独吟 山   姥      高林白牛口二       

仕舞 三   輪       高 林 昌 司   

一調  蝉   丸      高林白牛口二 大 倉 源次郎

仕舞 岩   船       高 林 呻 二   

きたりゅうようせんのう


平成三十年四月七日(土)大江能楽堂 一時始
第七十七回 喜多流涌泉能

夕   顔       高 林 呻 二

鵺           高 林 昌 司


77回涌泉能


平成二十九年十一月二十二日(水)喜多能楽堂 午後六時始
第4回高林白牛口二の謡を聴く会

対  談     大 谷 節 子/高林白牛口二

一曲独吟 卒都婆小町       高林白牛口二       

一調  龍   田      高林白牛口二 小 寺 真佐人

きたりゅうようせんのう


平成二十九年十一月十一日(土)大江能楽堂 一時始
第七十五回 喜多流涌泉能

玉   葛       高 林 昌 司

望   月       高 林 呻 二
               大 島 伊 織
               大 島 輝 久


73回涌泉能


平成二十九年六月三十日(金)喜多能楽堂 午後六時始
第3回高林白牛口二の謡を聴く会

対  談     大 谷 節 子/高林白牛口二

一曲独吟 朝   長       高林白牛口二        
一調  山   姥       高林白牛口二 金 春 國 直

喜多流涌泉能


平成二十九年四月八日(土)大江能楽堂 一時始
第七十三回 喜多流涌泉能

巴           高 林 昌 司

小   塩       高 林 呻 二

喜多流涌泉能


平成二十八年十二月二日(金)喜多能楽堂 午後六時始
第2回高林白牛口二の謡を聴く会

対  談     村 上  湛/高林白牛口二

一曲独吟 松   風       高林白牛口二        
一調  花   筺       高林白牛口二 亀 井 広 忠

きたりゅうようせんのう


平成二十八年十一月十二日(土)大江能楽堂 一時始
第七十回 喜多流涌泉能

忠   度       高 林 呻 二

百   万       高 林 昌 司
               江 崎 太 朗



平成二十八年七月八日(金)喜多能楽堂 午後六時三〇分始
第七十回 喜多流涌泉能 特別企画

きたりゅうようせんのう
チケットの申し込み


平成二十八年四月九日(土)喜多六平太記念能楽堂  午後十二時始
第六十九回 喜多流涌泉能 東京公演

東 岸 居 士       高 林 呻 二

江   口       高林白牛口二

車   僧       高 林 昌 司


平成二十七年十一月七日(土)大江能楽堂 一時始
第六十八回 喜多流涌泉能

六   浦       高 林 昌 司

隅 田 川       高 林 呻 二
               大 島 伊 織



平成二十七年四月十一日(土)大江能楽堂 一時始
第六十七回 喜多流涌泉能

竹 生 島       高 林 呻 二
               高 林 昌 司


東   北       高林白牛口二


平成二十六年十一月八日(土)大江能楽堂 一時始
第六十六回 喜多流涌泉能

錦   木       高 林 呻 二
               高 林 昌 司


夕   顔       高林白牛口二


平成二十六年四月十二日(土)大江能楽堂 一時始
第六十五回 喜多流涌泉能

岩   船       高 林 昌 司

千   寿       高 林 呻 二
               高林白牛口二



平成二十五年十一月九日(土)大江能楽堂 一時始
第六十四回 喜多流涌泉能

通 小 町       高林白牛口二
               高 林 呻 二


小 鍛 冶       高 林 昌 司


平成二十五年四月十三日(土)大江能楽堂 一時始
第六十三回 喜多流涌泉能

養   老       高 林 呻 二
               高 林 昌 司


半   蔀       高林白牛口二


平成二十四年十一月十日(土)大江能楽堂 一時始
第六十二回 喜多流涌泉能

西 王 母       高林白牛口二
               高 林 昌 司


松   風       高 林 呻 二


平成二十四年六月十六日(土)喜多六平太記念能楽堂  午後十二時半始
第六十一回 高林白牛口二喜寿記念 喜多流涌泉能 東京公演

経   政       高 林 呻 二

伯 母 捨       高林白牛口二

猩   々       高 林 昌 司


平成二十三年十一月十二日(土)大江能楽堂 一時始
第六十回 喜多流涌泉能

頼   政       高 林 呻 二

巻   絹       高林白牛口二
               高 林 昌 司



平成二十三年四月九日(土)大江能楽堂 一時始
第五十九回 喜多流涌泉能

小 袖 曽 我      高 林 呻 二
               高 林 昌 司


遊 行 柳       高林白牛口二


平成二十二年十一月十三日(土)大江能楽堂 一時始
第五十八回 喜多流涌泉能

知   章       高 林 呻 二

           高林白牛口二


平成二十二年四月十日(土)大江能楽堂 一時始
第五十七回 喜多流涌泉能

湯   谷       高林白牛口二
               高 林 昌 司


藤   戸       高 林 呻 二


平成二十一年十一月七日(土)大江能楽堂 一時始
第五十六回 喜多流涌泉能

千   寿       高林白牛口二

是   界       高 林 呻 二
               高 林 昌 司


平成二十一年六月二十日(土)喜多能楽堂 正午始
高林白牛口二 斯道七十年記念 第五十五回喜多流涌泉能 東京公演

俊 成 忠 度       高 林 昌 司

鸚 鵡 小 町       高林白牛口二

猩 々 乱        高 林 呻 二


平成二十年十一月八日(土)大江能楽堂 一時始
第五十四回 喜多流涌泉能

楊 貴 妃       高林白牛口二

葵   上       高 林 呻 二


平成二十年四月十二日(土)大江能楽堂 一時始
第五十三回 喜多流涌泉能

弱 法 師       高 林 呻 二

雲 林 院       高林白牛口二


平成十九年十一月十日(土)大江能楽堂 一時始
第五十二回 喜多流涌泉能

班   女       高 林 呻 二

錦   木       高林白牛口二


平成十九年四月七日(土)大江能楽堂 一時始
第五十一回 喜多流涌泉能

八   島       高林白牛口二

鉄   輪       高 林 呻 二


平成十八年十一月十一日(土)大江能楽堂 一時始
第五十回 喜多流涌泉能

清   経       高林白牛口二

融           高 林 呻 二

 

平成十八年六月二十四日(土)喜多能楽堂 一時始
第四十九回 喜多流涌泉能 25周年記念 東京公演

賀   茂       高 林 呻 二

三   輪 神 遊    高林白牛口二



平成十八年四月八日(土)大江能楽堂 一時分始
第四十八回 喜多流涌泉能

東   北       高林白牛口二

船 弁 慶 真之伝    高 林 呻 二
               高 林 昌 司


平成十七年十一月十二日(土) 大江能楽堂 十二時半始
第四十七回 高林白牛口二古稀記念  涌  泉  能

花   月      高 林 昌 司

定   家      高林白牛口二

猩 々 乱      高 林 呻 二


平成十七年四月九日(土) 大江能楽堂 一時始
第四十六回  涌  泉  能

井   筒       高 林 呻 二

望   月       高林白牛口二
                高 林 昌 司


平成十六年十一月十三日(土) 大江能楽堂 一時始
第四十五回  涌  泉  能

舞囃子 春 日 龍 神       高 林 昌 司

班   女       高林白牛口二

山   姥       高 林 呻 二


平成十六年四月十日(土) 大江能楽堂 一時始
第四十四回  涌  泉  能

敦   盛      高林白牛口二

海   人      高 林 呻 二
                高 林 昌 司


平成十五年十一月八日(土) 大江能楽堂 一時始
第四十三回  涌  泉  能

土    車      高林白牛口二
                 高 林 昌 司

天    鼓      高 林 呻 二


平成十五年四月十二日(土) 大江能楽堂 一時始
第四十二回  涌  泉  能

湯    谷        高 林 呻 二

舞囃子 唐    船         高 林 昌 司

野    守        高林白牛口二


平成十四年十一月九日(土) 大江能楽堂
第四十一回  涌  泉  能

ご あ い さ つ   高林白牛口二

 昭和57年よりこの涌泉能を始めまして、今年は21年目を迎えました。回数にして今回は41回目となります。
 この21年の間、私共親子による喜多流涌泉能が、途絶えることなく続けられましたのは、多くの理解ある方々の応援によるものと、親子共々深く感謝致しております。
 「一旦始めた事は21回続けて漸く成果を得られるものである。」これは亡き父が常々申しておりました言葉の一つです。今回の41回は、その言葉に従いますと、3周目の始まりであります。今年はその父が亡くなって、満30年になります。
 今年から呻二も喜多流の職分の一員と認められ、また私も去年8月には無形文化財(総合指定)保持者に認定され、日本能楽会に仲間入りしました。
 これらを併せ記念して「経政」と「石橋・連獅子」を致します。昌司に取りましては2度目の能となります。獅子は、呻二に取りまして披きとなります。
 これからも、世界に誇れるこの能を、取りわけ京都の喜多流の伝統の火を絶やさないように、親子孫三代打ち揃って修行に励み、弛まぬ努力を続けたいと思っております。
 どうぞ今後とも温かいご支援をお願い申し上げます。

経    政        高 林 昌 司

  杭 か 人 か        野 村 又三郎

石    橋        高林白牛口二
                   高 林 呻 二


狂言「杭か人か」は和泉流のみにある曲で、さらに「小唄入り」の小書は、野村又三郎家のみに伝わる物です。

第四十回  涌  泉  能

平成十四年四月十三日(土) 大江能楽堂

橋  弁  慶        高 林 呻 二
                    高 林 昌 司

当     麻        高林白牛口二


第三十九回 涌 泉 能

平成十三年十一月十日(土) 大江能楽堂  一時始

花    月        高林白牛口二

邯    鄲        高 林 呻 二
                   高 林 昌 司


第三十八回   涌   泉   能

ご 挨 拶

 この度、昌司に初能「猩々」を、勤めさせることになりました。
現在社団法人能楽協会には、能楽師シテ方として所属する者が、一千人余り登録されています。その中で、親子孫の三代で能を、勤めることが出来るのは、本当にわずかの機会でしか、めぐり合うことが出来ません。その稀な機会を今回、得ることが出来ました。
 今年は、色々な記念する年であります。まずは、世間を騒がしている西暦記念2001年、21世紀の始まりであります。我が家では、昌司が小学校に入学することになりました。また、この「喜多流涌泉能」を初めて20周年になります。その上、亡父の30周年忌に当たります。
 このように、様々な記念すべき年に、三代の能を勤めることが出来るということは、身に余る光栄であり、また、高林の家の名誉でもあります。
 新しい21世紀が、能楽にとってどのような新世紀になるかは、全くの未知数ではありますが、伝統を受け継ぐ者としては、能楽の神髄を伝えることに、ますますの精進に励まなくてはならないものと、身を引き締めて修行に打ち込むことを、三代打ち揃って誓い合っています。
 今回、三代能の舞台を踏むことが出来ますことは、この私共親子の涌泉能を、ある時は温かく、またある時は厳しく、見守り続けてくださいました、内外各方面の皆様のおかげと感謝しております。
 どうぞ今後とも末永く、暖かなご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
敬 白    .

平 成 十 三 年 四 月 七 日(土)  午後一時始  大 江 能 楽 堂


   経    政      高 林 呻 二    ワキ 福 王 和 幸

笛  左 鴻 泰 弘  小鼓 曽 和 正 博  大鼓 谷 口 有 辞
地頭 塩 津 哲 生

   伯 母 ヶ 酒       茂 山 あきら  茂 山 千之丞


   羽    衣      高林白牛口二    ワキ 中 村 彌三郎

笛  森 田 保 美  小鼓 曽 和 尚 靖  大鼓 河 村  大  太鼓 前 川 光 長
地頭 香 川 靖 嗣


   猩    々      高 林 昌 司    ワキ 福 王 忠 世

笛  杉  市 和  小鼓 曽 和 博 朗  大鼓 石 井 喜 彦  太鼓 前 川 光 範
地頭 友 枝 昭 世


第三十七回  涌  泉  能

平成十二年十一月十一日(土) 大江能楽堂

六    浦      高林白牛口二

国    栖      高 林 呻 二
                 高 林 昌 司


第三十六回  涌  泉  能

平成十二年四月八日(土) 大江能楽堂

巻    絹      高 林 呻 二

隅  田  川      高林白牛口二
                 高 林 昌 司


第三十五回  涌  泉  能

平成十一年十一月十三日(土) 金剛能楽堂

百    万      高 林 呻 二
                 高 林 昌 司

紅  葉  狩      高林白牛口二


第三十四回   涌   泉   能

ご 挨 拶

 このたび、愚息呻二に道成寺を、勤めさせることになりました。
 この道成寺という曲は、すでにご存知のこととは思いますが、幼少より能楽のシテ方としての道を歩み始めた者が、幼年、少年、青年の各年代の修行を積み重ね、喜多流の場合で申しますと、猩々乱を以て玄人の仲間入りをし、その後、大人としての修練を積み重ねて、ようやく臨むことが出来る大曲です。
 このたびの呻二の道成寺は、すでに先代喜多実宗家より許しは得て有りましたが、亡父高林吟二の二十七年にあたる今日まで待ち、なお一層の稽古に励みました。その間に、次代を担う昌司も誕生しました。
 この道成寺を無事に勤めて、呻二も一人前のシテ方としての自覚を持ち、二十一世紀に能楽の真髄を伝えることに、身を引き締めてますますの精進を誓うものと思います。
 今回、三代揃って舞台を踏むことが出来ますことは、この私共親子の涌泉能を、あるときは暖かく、またあるときは厳しく、見守り続けて下さいました、内外各方面の皆様のおかげと感謝して居ります。
 どうぞ、今後とも末永く、暖かなご支援を賜りますよう、お願い申しあげます。
敬 白    .

平 成十一年五月一日(土)  午後一時始  京都観世会館

舞囃子  金    札      高 林 昌 司

杜    若      高林白牛口二

道  成  寺      高 林 呻 二


問 い 合 わ せ

〒603-8354 京都市北区等持院西町15
高林白牛口二・高 林 呻 二
075-462-1490 FAX075-463-3494
E-mail koginkai@ares.eonet.ne.jp


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