タミフルはインフルエンザの罹病期間を1〜2日短くすることができ、しかも5歳以下のお子さんに多い脳症・脳炎や、高齢者に多い肺炎の合併症も防ぐことから、タミフルはとても有用な薬剤であると考えられています。
しかし、これまでに10歳以上の未成年の患者さまに、因果関係は不明であるもののタミフルの服用後に異常行動を発現し、転落等の事故に至った例が報告されています。
このため、10歳代の患者さまには、原則としてタミフルの投与はいたしません。また、その他の年代の方ついては、万が一の事故を防止するための予防的な対応として、タミフルによる治療が開始された後は、異常行動の発現のおそれがありますので少なくとも2日間、保護者の方は小児・未成年者が一人にならないよう十分に配慮してください。

なお、インフルエンザ脳症等によっても、同様の症状が現れるとの報告がありますので、タミフルを服用しなくても十分な注意が必要です。

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タミフルの副作用に関して