2005.9.17

御池川支谷

 車地に車を入れた。 京都Noのワゴンが一台止まっていたが気にすることはない。 今日は家を6時50分とゆっくりと出た。 急遽朝起きてから渓行きを決めたのである。

時計を見ると9時前である。 ノタノタ坂と案内板が指し示す方向の山道をゆっくりと歩き始めた。 途中道の上を水が流れている箇所があった。 全て一年程前の今頃に訪れたままである ウムー 何も変わっていないなー と呟いた。 もうすぐミカエリソウり群落があるはずの記憶どおり薄いピンクの花集団が前方にあった。 釣り人はまるで時が一年間も止まったような錯覚にとらわれたのであった。

山はまだ夏の風情だがススキが風にゆれ、道端には野菊、リュウノウギクが咲いている。 季節は移り変わりあちこちで秋を見つけることが出来る。

しかし林道は先日の台風の影響であろうか、がけ崩れが三箇所もありそのまま放置されている。 土砂は林道を押し流し谷底までに達してしている、さらに杉の大木が根こそぎ落ちてきておる。 通過は滑落の危険を体中に感じながら岩、木の根、草に捉まりながら前進である。

今回も全てリリースである。 来年又ね! といって放流する。 お池はこれで竿収めである。

あまごと岩魚と翌檜