余生 第二の人生


 * 与 生                                    

 


 『与生』について

   第二の職場を退職した後、ある本に『与生』の言葉を見出し
   感動を覚えたことと、 発声練習に越前海岸に行った時の上
   の写真の情景が 自分とラップし作詩した。

 
 (今までは、役割人生、これからは自分の人生、 輝いて生たいとの思い)

  *読みと解釈
                       
  
春夏巳に過ぎ  雲影横たわる  秋の日本海、深く雲がたれこめている
  
しゅんか すでにすぎ うんえい よこたわる  (人生の秋から冬に向かい心が重い)
         
  
斜陽水に映じて 彩波明らかなり  しかし雲間から漏れる夕陽は、水面
  しゃよう みずにえいじて さいは あきらかなり を鮮やかに際立たせている
     
                  (しかし、一隅を照らす光がある)

  
多年 事事   勤勤の役      長い間、あらゆる事に頑張ってきた
  
たねん じじ    きんきんのえき      (今まで、頑張ってきた)

  
復路 余生に非ず 与生なり     これからの人生は、余りの人生では
  
ふくろ よせいにあらず よせいなり     なく、自分に与えられた人生である
                     
(これからが自分の人生だ)