*『 山 』について

 
漢詩『海』を作詞しま
 した時の動機とほぼ
 同じで、広大な海に
 向かった時、吟者は
 海に向かって漢詩を
 吟じたくなるように、
 山に向かった時も山
 を歌った漢詩を吟じ
 たくなるものです。 
 山をたたえた漢詩が
 有れば良いのになと
 以前から思っていま
 したし、又 北島三郎
 の歌謡曲「山」とコラ
 ボできる漢詩があれ
 ばとの思いがあって
 『山』を作詞しました。

*『 山 』                                                 



  





 *読みと解釈
  
   堂々たる山嶺   天空を貫き       偉大な山の峰は空に突き出でている
   どうどうたるさんれい  てんくうをつらぬき

   春夏秋冬    光彩充つ          一年中四季に応じて彩りが変わり充ちている
   しゅんかしゅうとう  こうさいみつ

   感受す威風  清気の念          その堂々とした山を見ていると清らかな思いが
   かんじゅすいふう  せいきのねん           自然と起こる

   行雲流水    無窮に座す         時が移り変わっても永遠にその場所に鎮座し
   こううんりゅうすい  むきゅうにざす          動かない

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