じんせいなんぞかえりみん 

人生 何ぞ顧みん

てんあんをたのしまん

       

恬安を楽しまん

いく ひかん

幾 悲 歓

人生の何を顧みようとするのか幾つも
の悲しいことや嬉しかった
ことがある

むげんのかん

夢幻の観

ばんじょう はらん

万 丈  波 瀾 

思い返せばそれは波瀾万丈の生涯
であり、、夢まぼろしのようである

よせいのみち

余勢の道

じだいへけいしょうして

次代へ継承して

体力などの余裕ある時に子や孫にま
かせて

ゆったりと安らかな余生を楽しんで生
きよう

「これから音頭」によせて 

恬安(テンアン)

*「恬安」について

 私も既に古希を過ぎ、今年が当たり年になりましたが、ここまでくると、色々な足跡やそれに対
する感慨が脳裏を過ぎるとともに、もう後どれだけ生きられるのかな、との思いが一緒に浮かん
できます。
その思いを端的に表現している歌が、大泉逸郎の「これから音頭」です。イベントやボランティア
等で歌うときがありますが、これを福祉施設等で歌謡吟で発表できれば、施設の皆さんが歌で
参加いただきながら、詩吟とともに楽しんでもらえるのではないかと思い作詞しました。
恬安の意味は、「おだやかでやすらかなさま」で、結句は余生を余裕をもってゆったりと楽しんで
生きていきたいものだ、と読んでいただければ幸いです。

*読みと解釈

悠然として正に是れ

 

ゆうぜんとしてまさにこれ    

写真:湖北水鳥センター前の琵琶湖上