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2007年11月04日(日) http://www.eonet.ne.jp/~kjnet
メールマガジン  京都地方自治ネット   第315号 読者238人
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もくじ
 1 投稿(意見・つぶやき) コーナー
 2 京都の情報 コーナー    
 3 全国の情報 コーナー
 4 【新着】学習会など行事紹介
 5 【再掲】学習会など行事紹介
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◆1◆ 投稿・意見・雑談 コーナー =投稿 熱烈歓迎=
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●●(投書)あきれます 自民・民主の大連立話 と 小沢党首の辞意表明。
 反自公を鮮明にして参院選を戦った民主党。だからこそ自民・公明政治へ
の国民の批判票の受け皿になりえた民主党。
 それが大連立して自公を支える話では国民に説明できません。しかも、福
田氏と小沢氏の1対1の話で、こんな重大な約束をして、役員会で批判を受
けたら「不信任受けたに等しい」といって辞意表明。
 あきれました。こんな重大な話を党内で論議もせず党首の首をかけて約束
してくる小沢氏と、そんなことができると思える運営を民主党は日ごろして
いるのかとも思え、あきれました。
 もともと小沢氏は自民党の大幹部。日米安保についても大企業へのスタン
スでも自民党と変わりません。もっとも小沢氏だけでなく、党としても、こ
の点での自民党との違いを私は知らないのですが・・・。
 益々、激動の政局です。きちんと国民的要求をかかげて闘うことが、事態
を前向きに打開することにつながるんだと思います。

●● 合併任意協 破たんの理由になった首長合意文書 宇治など4市町
 宇治市の合併協に関するホームページに掲載
 http://www.city.uji.kyoto.jp/pics/photo/33626_1.pdf
☆「4首長合意」といわれているが、実は、宇治市長と城陽市長の2人の署
名入り文書。
 第一項には、「平成18年12月12日及び平成19年1月10日付けの城陽市から提
出した文書を撤回し、平成18年1月28日開催の4首長合意に立ち返り、合併協
議を呼び掛けた者として合併実現に向けて真摯に協議する。」と書かれてい
る。合意文書というより、城陽市長が宇治市長に提出した「詫び状」を2人が
サインした文書のように見える(と言う人がいる)。
☆ 橋本・城陽市長が3首長から批判を受けた自衛隊問題については、次の
ように書かれている。
 「大久保自衛隊については、新市全域を対象とした適当な場所へ将来移転
することを目指すものであるが、現在の2市2町が移転先を特定するもので
はなく、合併後の新市が取り組む課題となっている。従って、4首長とも自
衛隊移転場所の特定に関する発言は行わない。」
 「発言は行わない」と合意したのに、城陽市長が「発言した」から合意違
反というのが、他の3首長の言い分。しかし、4首長は、実は移転先を山砂
利跡地を想定しておきなから、市民には「発言は行わない」と市民には秘密
にしておくことを合意したことこそが問題。
☆今年(07年)秋に予定されたいた、法定協議会以降にむけた住民意向調査
(抽出アンケート)は、意図的な設問と解釈がされるのではないかと危惧さ
れていました。首長合意には、次のように記載されている。
 「住民意向調査の結果、合併賛成とする意見が過半数とならないが、賛成
が反対を上回る場合は、法定協議会の設置に向けて、議会協議も含めて努力
する。」
 強引に法定協設置、合併に向けてコマを進めていこうとしていた意図が読
み取れます。

●● 宇治などの任意協   総務省の資料にも解散が掲載
http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/071031_1.html

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◆2◆ 京都の情報コーナ
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●● 府内自治体のH18年度決算の概要が掲載
京都府のホームページhttp://www.pref.kyoto.jp/tiho/zaisei.html
☆決算の特徴の第一として、次のように述べている。
 「府内の市町村では、昨年度に引き続き大山崎町において実質収支が赤字
となった。一方、昨年度赤字であった宮津市は職員給与のカットなど内部管
理経費の削減により黒字に転換した。」
☆大山崎町の財政状況の特徴として、次のように述べている。
 (大山崎町の財政状況の特徴)
・財政力指数は0.941と府内の市町村では久御山町に次いで2番目に高い。
・しかし、経常的な経費である人件費、施設の維持管理費の標準財政規模に
対する比率は、府内市町村の中で最も高い。
・また、ごみ処理、消防等の事務について一部事務組合を設置し共同処理し
ているにもかかわらず、人件費の人口1人当たりの額が、類似団体平均の約
1.2倍になっている。
☆ 実質単年度収支は6年連続で赤字、経常収支比率が90%以上の市町村が
7割以上、実質公債費比率が18%以上の市町村は7団体、財政の対応力の低
下と行政体質の改革の必要性などを、グラフつきで分析している。

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◆3◆ 全国の情報コーナ
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●● 交付税に地方再生特別枠  増田総務相が創設表明
京都新聞電子版071103
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007110300093&genre=A1&area=Z10
 増田寛也総務相は3日、自治体首長らと懇談する「くるまざ対話」に参加
するため訪れた鹿児島県で、地方再生に向けた国の支援策をめぐり「疲弊し
た地方の財政について、地方交付税で面倒を見る必要がある」と述べ、過疎
化が進む地域などに対する交付税の地方再生特別枠を創設する方針を明らか
にした。
 対象や規模、創設時期などは未定で「検討中」としている。
 また、増田総務相は経済立て直しのけん引役となるような地域に対する財
政措置についても「来年度予算編成に向け新たに検討する」と述べた。
 この方針は、8日開かれる経済財政諮問会議に提示する地方再生プランの
中に盛り込まれ、同プランの柱となる見通し。(共同通信)
 (Tコメント 政府が進めている地方公務員給与「制度は国家公務員、水準
は地方も民間賃金並み」の方針では、地方の官民双方の労働者の賃下げ合戦
になる。これでは地域経済は好転しない。)

●● 地方公務員の給与改定に関する取扱等(総務事務次官通知)
http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/071030_3.html
 自治労連が 07人勧を値切る不当な閣議決定に抗議する談話
http://www.jichiroren.jp/md/opinion/index.php?page=article&storyid=477

●● 公務員の労働基本権のあり方について(報告)
 行政改革推進本部の専門部会が07年10月19日、最終報告をまとめた。
 報告書が自治労連のホームページに掲載されています。
http://www.jichiroren.jp/md/mydownloads/singlefile.php?cid=9&lid=105

●● 厚生労働省 生活保護費の引き下げを狙って 検討会を設置
第一回 生活扶助基準に関する検討会の配布資料
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/10/s1019-6.html

●● 冬のボーナス前年割れ  4年ぶり1%前後  民間予想
asahi.com071103
http://www.asahi.com/business/update/1103/TKY200711020514.html
 主な民間シンクタンクがまとめた民間企業のボーナス予想で、今冬の支給
額が4年ぶりに昨冬より1%前後減る見通しになった。好業績が続く大手企
業の支給額は増える見込みだが、原材料の値上がりなどで経営が厳しい中小
企業が落ち込む見通しだ。今年夏のボーナスも3年ぶりに同1.1%減って
おり、景気回復下で続いた増加傾向が頭打ちになりつつある。
 各社が予測したのは、厚生労働省が毎年発表する「年末賞与」(従業員5
人以上の事業所対象)の動き。昨冬は、1人平均で前年比0.1%多い43
万3825円だった。
 この日までに主なシンクタンク6社が発表した今冬の予測は、1社が前年
比0.2%増としたほかは、0.5%〜1.6%のマイナス。中小企業の業
績動向のほか、支給額が高い団塊世代が退職する半面で、支給額が低いパー
ト労働者が増えているのが影響。「企業の雇用不足感が弱まっている」(野
村証券)、「企業が従業員重視から株主重視に進んでいる」(みずほ証券)
といった要因もあるという。
 一方、日本経済団体連合会の調査では、大企業のボーナスは昨冬より
0.69%増の90万1031円。さらに、三菱UFJリサーチ&コンサル
ティングによると、国家公務員のボーナスは同2.5%増の70万円の見込
みで、企業規模間や官民の格差も開きそうだ。

●● トヨタ、創立70年記念 特別ボーナス 組合員5万円(平均259
万円に上乗せ)
asahi.com071103
http://www.asahi.com/business/update/1103/NGY200711020012.html
 トヨタ自動車が、3日に創立70年を迎えるのを記念して、全正社員(約
7万人)に「特別ボーナス」を支給することが2日、明らかになった。「協
力慰労金」の名目で、組合員(約6万人)には1人あたり平均5万円、非組
合員の管理職には同10万円を支給する。支給日は22日で、支給総額は約
40億円にのぼる。
 パートや定年後の再雇用社員、嘱託社員にも金一封を出すほか、期間工に
も記念品を贈る予定だ。世界販売首位の座を76年間守る米ゼネラル・モー
ターズを脅かすまでに急成長し、好業績を続けることから節目にあわせて社
員の労に報いる。
 トヨタは今年度、組合員1人あたり平均259万円のボーナスを支給予定
で、上乗せして臨時支給される形だ。トヨタは創立60年の節目にも、社員
1人あたり平均8万円の「特別ボーナス」を支給したことがある。

●● 10・28 国民大集会  様子が映像で見えます。
 全労連のホームページに載ってます。集会の司会者が「集会の模様を、全
労連や全商連のホームページにビデオを掲載。ただし掲載は期間限定」と語
っていました(11月3日現在大丈夫)。
http://www.danart.co.jp/1028kokumin/1028kokumin.html

●● 衆院選前後に再編の動きも  加藤氏、中選挙区復帰も
京都新聞電子版
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007110300062&genre=A1&area=Z10

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◆4◆ 【新着】 学習会などの行事
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●● 京都地方自治ネットのホームページに掲載しています。
http://www.eonet.ne.jp/~kjnet

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◆5◆ 【再掲】 学習会などの行事
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   以下は今まで紹介した学習会などを
   ほぼ日程順に掲載しています。

●● 税金で貧困を拡大するな!働くルール破壊を許すな
  11.14公契約フォーラム
   ■日時  11月14日(水)18時30分〜20:40
   ■会場  テルサ東館 第一会議室
   ■パネラー
        ▼久保貴裕氏(大阪自治労連賃金部長)
         −「公契約とはなにか。なぜ必要なのか」
  ▼中村和雄氏(弁護士)
         −「京都市の実態、公契約の必要性など」
  ▼北村喜義氏(京建労副委員長)
         −「低価格入札での業者の実態」(入札業者)
   ■主催 公契約・リビングウェイジ運動をすすめる京都懇談会
            京都総評・京都自治労連・京建労・建交労
            全印総連・全国一般・医労連・福保労・京教組

●● 中国琵琶演奏と講演のつどい  −−  九条を守る宇治連絡会
   ■日時 07年11月23日(祝) 午後2時〜
   ■会場 宇治市 市民会館 (宇治橋西詰北側のJR踏切北・宇治川沿い)
   ■無料
   ■講演  岩佐英夫・弁護士
   ■中国琵琶独奏 (葉衛陽)




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