10月11日(金)長老ヶ岳

長老ヶ岳に来るのはこれで二度目だ。
一度目はおととしのお盆だった。

暑くて、その上その夜テントで沙羅と一緒に寝たため
沙羅についてきたダニに私までやられ、さんざんだった。

あまりいい思い出はなかったのだけれど、
なぜかもう一度行ってみようと思った。

なんでかな

まあ気まぐれ・・・そんなとこだ。







今回は沙羅にリュックを背負わせた。

沙羅と山歩きを始めた頃、
私は沙羅の水まで持たされ、ハアハア言っているのに
沙羅はぴょんぴょんと、まるで跳ねるように身軽に飛び回る。

なんか「不公平だ」と思った。

そして、沙羅用に通販で「振り分けバッグ」を
買ったのであるが、これは背中を覆う面積が広いため、
沙羅には暑いらしい。

それにとても丈夫にできているためか、
バッグそのものが結構重い。

沙羅はこれをつけると途中でへばってしまって歩かなくなる。

そうするとそのバッグを持つのは私だ。

振り分けバッグは犬が背負うようにつくられたバッグで、
人間が持つようには作られていないため、
持って歩くとなると、とても疲れる。

このため、またまた通販で犬用の「リュック」を
買ったのだが、どうもいまいちフィットしない。

そこで自作でこのリュックにお腹の下と首の下に
二本のベルトを取り付けた。

これはなかなかいい感じ。


しかし、重いものはやはり入れられない。

右か左か、どちらかに片寄ってしまうためである。

このリュックを背負わせて、いろんな山に登ったけれど、
これは他の登山者達に、結構ウケた。

「まあ えらいわねえ」
「何が入ってるの?」


ただ、困ることが一つ。


沙羅がこのまま、川に飛び込んでしまうこと。

ううむ


まあ それはさておき、


下に「車両通行止め」のバリケードがあったので、
車をその下に置いて来たのだが、

延々と続くアスファルト道・・・・


はあ はあ

疲れる



  

それでも眺めはすばらしい






  

道の脇にはリンドウがかわいい紫色の花を咲かせていた。

私はリンドウが好きで、
毎年秋になると鉢植えのリンドウを買って来るのだが、
野生のリンドウを見たのはこれが初めてだったので、感動してしまった。








  

下には村の家々がマッチ箱みたいに小さく見えた。











長く苦しいアスファルト道だけど、
青い空にぽっかりと浮かんだ雲を見ると
なんだかうれしくなってしまう。










ここまで登って、やっとアスファルト道から山道に変わる

なんだ!

ここに駐車場があるじゃん!








ススキの穂が輝いて、秋の気配が漂っていた
















長い、長い、階段だ

沙羅は立ち止まっては、私を待っている。












展望台があり、
沙羅は上に続くはしごを登り始めた。






登れるじゃん!

すごいねー!!









展望台からの眺めです。



ところがっ



このあと





沙羅が降りられなくなってしまった。




早く降りといでー!






沙羅はクーン クーンと鼻を鳴らすばかり・・・



この不安定な足場を
沙羅をだっこして降りれるわけはない。


無理矢理首輪を持って降ろそうとするが、
沙羅は必死になって抵抗する



足を持って「逆さづり」にしようとしても
絶対にされるようにはならない。



うーーーん



仕方がない。



おいで ほれっ


このときばかりはリュックが幸いしたようだ。

リュックを胴輪代わりにして、リュックを片手で沙羅ごと持ち上げ、
必死でもがく・「宙吊り状態の沙羅」を下まで降ろした。



ホッとしたらしい。




沙羅は夢中でその辺を走り回った。




ほっ!!










休憩所があったのでここでお昼ご飯にする。







見えるかな?

こんな崖っぷちに休憩所があるの




ねっ?!









あちこちの木の幹にシカが角を研いだ痕があります






「シカよけネット」をくぐって行きます。







ミゾを発見したらすぐに入るっ




おおっ!!

頂上が近いぞっ


沙羅より先に頂上を踏んでやろうと思ったが、


身体がついて来なかった・・・・






負けた・・・











いい眺めでしょ?





  

沙羅の喜びの表現でございます。







山頂で煎れるコーヒーは最高!






沙羅の哀愁の後ろ姿

なぜならば、






かあちゃんがまた

画家になってしまったからです。






どうなの?



かあちゃん




できたの?





じゃじゃ〜ん!!




なにこれ?


この三角模様はなんだろう?







山・・・・ね?



ふーん




うるさいっ

さあ 降りるでっ!!






帰りは沙羅の後をついて行くだけです。

足はガクガク

いたいよおー


アスファルト道では
後ろ向きに降りたりして・・・


なんとか
無事に下山しました。




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ついでに前に描いた秋色の絵も載せとくわ



        まあなんて恥さらしな(゜o☆)\(ー.ー)バキッ