先日、介段君を使用して病院から自宅の二階に戻られるのを介助いたしました。

5年前頃は、男性ケァマネージャーさんや、ご利用者さんの家族の男性等にお手伝いいただいて
特許となる以前の介段君を使用して、階段移動をしていました。この頃は、ご家族の男性にお手伝いいただければ階段の移送をさせて頂くというのが対応の限界でした。

それから改良を加えて行くうち、これは特許になるかもしれないと思ったのが4年前頃です。改良には、四苦八苦の連続でした。なぜなら当初は、作業場が無くでガレージのわずかな隙間で改造分解の連続だったからです。取り急ぎ実用品の完成が 第一の目的でしたから、手持ちの材料をつぎはぎにして製作しかつ介段君を折り畳むところのことまでは考えていませんでした。

というのも、階段移動は危険を伴いますので、手すりのない階段やご利用者さんが意識が無かったり身体が
硬直している場合、そして体重が80キロ近くもあったりすると、お断りするしかできませんでした。抱えたり
バスタオルで代用することもできない場合が、つまり骨折の危険や転落の危険がありました。背中に背負って
階段を何度も上がったことは有りますが、階段を下るのはより危険なので、をお断りしたこともあります。

現在の介段君の構造に至るまで、10回くらいは介段君は変身しています。ですが、これ以上の改良点が
ないのかというと、そうは思っていません。私の製作技術では不可能な部分もありますので、
今後の課題にしています

これまでの当面の介段君の運用については実験を兼ねていましたので、初めて介段君を見る人に、つまりバイトに階段上側での介助をお願いしました。
階段を移動する際は、私が下からしっかりと支えていますので、初めて介段君を使用していただく女性バイトの
様子を参考にして、女性が扱えるというコンセプトからの改良点があればという研究心からです。

初めての人が失敗あるいは困惑することがあれば、それは介段君の構造に関係するかもしれないからです。

そんな訳で、使用する中で気付いた部分は改良を重ねてきた訳です。

改良個所で最もガッテンできたところは、安全ピンの導入です。外国製のものだと思いますがこれがすばらしくて、正しく求めていた部品をつい最近発見し導入できたのです。

これは、好都合な部品でした。これがなければ、まだ組立の安全性という課題で試行錯誤の製作中だったかもしれません。


            2012年7月21日