寺津城
[ ホーム ] [ 上へ ]

 

寺津城跡に建つ日枝神社(08年11月)

その他の写真(ここをクリック)

最上川支流の須川が大きく湾曲している天童市寺津が城址。水城として、周りは水濠で守られていた。今は公園化し当時の面影を残す物は日枝神社付近。時の城主寺津甲斐守が城の守り神として勧請したと言われるだけに、ここも城の一角であったことは間違いない。最上川を船で遡り、最後の湊がこの地、ここに城郭を築いた理由はその辺か。明徳年間に築城し約二百年後の天正年間に最上義光により攻め滅ぼされている。その後は船運交通の要衝として、奥羽本線が開通する明治時代まで繁栄している。今は昔の面影を失い、ひっそりとした静かな集落である。