十市城
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城址に建つ石碑(05年6月)

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西名阪を郡山インターでおり、国道24号線を南下し橿原市内入口、十市町交差点を左折、十市池の西側、畑地が少し小高く盛りあがったあたりが城址。とにかくわかりにくい所である。池の周りをぐるぐる回ったがわからず、近くの田んぼで田植えをしていた人に聞いてやっとわかった。その人も、城址保存の必要性をうったえていた。地形的にみて、中世の館が城郭化したものであろう。村外れの畑地であり、当時は近くに家々が存在したことが想像できる。今はわずか地形のみが、それらしい雰囲気を伝える。現在は城址石碑とならんで区画整理記念碑がある。区画整理記念碑が大きく、遠くからでもよく見える。数年前の発掘調査では陶磁器などの生活用品や堀跡が見つかっている。戦国期に城主十市氏は、天理の龍王山にも山城を持っていた。