金沢城
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三の丸菱櫓(05年3月)

その他の写真

加賀百万石の城、金沢城は一新されている。以前(昭和40年代)来たときには、石川門から内部には入れなかった。某大学の構内になっており、追い返された覚えがある。今回、こわごわ覗いた門内には、菱櫓から橋爪門続櫓が復元されており、驚愕した。みごとな復元ぶりである。広大な城内をくまなく見るには、時間がだいぶかかる。お堀通りを挟んだ兼六園は、どう見ても出丸。浅野川、犀川が外堀とすると、総構えの外に寺町を配し、福井の松平氏に対峙したのだろうか。ついでに見た妙立寺(忍者寺)の説明者も、それらしいことを言っていた。しかしここは、某大学が移転して成功した良い例である。観光都市金沢の面目躍如か。

東ノ丸北面石垣(現地説明板より)

文禄元年(1592年)、利家は、急ごしらえの平山城であった金沢城の石垣改修にのりだします。この石垣は、城内で最も古い技法が用いられており、金沢城の初期の姿を伝える数少ない貴重なものです。自然石や粗割りしただけの石を緩い勾配で積み上げた「野面積み」になっています。 近くに寄って、利家が城に託した気持ちに思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。     創建 文禄(1592〜1595)頃     改修 一部改修の跡が見られるが時期は不明。     現状 創建時の姿がよく残っている。