2004年 2月11日
場所 奈良県吉野郡下市町
天候 晴れ
同行者 叔父
この日は、車で2時間ほどもかかる奈良県五條市に、建物のメンテナンスの
仕事に行きました。 わざわざ遠方まで来て、わずかな時間で終わる仕事をす
るのは勿体ないと思い、そこから車で30分ほどのところに僕の父方の実家が
有り、現在叔母が入院中なので、叔父を乗せて叔母の見舞いに行くことにしま
した。
仕事は1時間ほどで終わり、病院も昼過ぎに出た後、叔父に昼飯をごちそう
になり(叔父さんありがとう)、さあ採集だ!
叔父が「これからどうすんねや?」というので、「ちょっと虫獲ってから帰
るわ」というと、「んじゃ行こか」と。 何故か叔父と二人で昆虫採集をする
ことになりました。
2年前に一度倒れた事の有る叔父が同行ではあまり山奥まで行けないとは思
いながら、クヌギの有る場所に詳しい叔父と共に1時間余り下市の山をぶらぶ
らと採集をしました。
一つ目のポイントで、小さな倒木を見付け、いい感じだなと思いながら削る
と、幼虫が一頭出てきました。 凄く冷たくて、なんか半透明だし、ピクリと
も動かない(その日の朝の最低気温はマイナス3度くらい)ので、死んでると
思いながら一応ケースに入れておきました。 しばらくするとまた一頭同じ様
な幼虫が出てきて、それもケースに入れ、その場を移動しました。
次のポイントに行った時にケースを見ると、そこにはさっきより透明感の無
くなった幼虫になっていました。 良く見ると動いている!! なんだ生きて
いるでは無いか! あまりにも外気温が低いので、冬眠状態だっただけなんで
すね。
結局時間も無かったので、3箇所くらい廻り、結果はその2頭のみ。 大顎
の形からはコクワでは無い様に見えるのですが、僕には判断つかず・・・
HP上のリストではとりあえず「コクワ幼虫?」と表記しました。
ついでに帰りには奈良オオクワセンターで目の保養をしてから帰りました。
今日は収穫は少なかったですが、寒い時の幼虫の状態を知ることができて勉
強になって良かったです。
成果 コクワ? 幼虫 2頭