認知症とは  
     
 
 脳は、私たちのほとんどあらゆる活動をコントロールしている司令塔です。
それがうまく働かなければ、精神活動も身体活動もスムーズに運ばなくなります。

認知症とは、
「いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったために
さまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態(およそ6ヵ月以上継続)」
を指します。

認知症を引き起こす病気のうちもっとも多いのは、
アルツハイマー病、前頭・側頭型認知症、レビー小体病など
脳の神経細胞がゆっくりと死んでいく「変性疾患」です。

続いて多いのが、脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化などのために、
神経の細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなり、
その結果、その部分の神経細胞が死んだり、神経のネットワークが壊れてしまう「脳血管性認知症」です。

参考文献:認知症サポーター養成講座標準教材
(特定非営利活動法人地域ケア政策ネットワーク 全国キャラバンメイト連絡協議会作成)
 
   
  現在認知症は、早期に発見するとその症状を抑えたり、進行を食い止めたり、遅めたりすることができる
医学的治療の対象となっています。

がんや心臓病など他の病気と同じように早期発見・早期治療が大きな鍵となるのです
 
     
     
   認知症サポーターとは  
     

 認知症を正しく理解し、認知症の人や家族を温かく見守る応援者になる。
それが、「認知症サポーター養成講座」を受けた
「認知症サポーター」です。


たとえば、友人や家族にその知識を伝える、認知症になった人や家族の
気持ちを理解するよう努める、隣人あるいは商店・交通機関等、
まちで働く人として、できる範囲で手助けをする、など
自分のできる範囲で活動しているため、活動内容は人それぞれです。

また、サポーターのなかから地域のリーダーとして、
まちづくりの担い手が育つことも期待されます。

なお、認知症サポーターには認知症を支援する「目印」として、
ブレスレット(オレンジリング)が配布されます。
この「オレンジリング」が連繋の「印」になるようなまちを目指します。



参考:認知症キャラバン
 
   
当カフェで 名札にオレンジリングをつけているスタッフは
全員「認知症サポーター養成講座」を受講した「認知症サポーター」です。


認知症サポーターになるのに特別な資格はいりません。
カフェきせきでも「認知症サポーター養成講座」を開いています。
随時お知らせしていますので、お気軽にご参加くださいね。