トップへ ビオトープ 切目川  
一号池
切目川は、まだまだ、自然がのこっているから、だいじょうぶと、のんきにかまえていた。切目川沿いで見られていた、ゲンジボタル、環境の変化などで、めっきり少なくなった、自然との共生を、考えることのできる場所を作るため、田んぼを池に改良、上土を跳ね(一号池)・縦23,0b・横6,0b・深さ0,3b、最初は、切目川の水だけ…カワニナとメダカを放流し養殖を始めた…
クレソンが咲き始めまし・・・

クレソンがこれほどまでに繁殖するとは思わなかった
自然生態系の保護
 
自然生態系の保護といった場合、多くの人たちは、どこか遠いところにある美しい大自然のようなものを守ることだと考える。つまり、自分の住んでいる地域に残された自然を考えるよりは、ミズバショウの咲く尾瀬ケ原や、広大な原生ブナ林に覆われた白神山地の自然、さらに様々形態や色彩のサンゴ群集が分布する沖縄の海や、針広混合の原生林が広がる北海道の森を想像する。あるいは、遠くはアマゾンや東南アジアの熱帯雨林の破壊といった海外の問題を考え、ついには地球全体の環境を考えるといった具合である。
 このように自然生態系の保護の対象にあげられるのは、きれいなもの、美しいものである場合が多い。
 自然は多様であり、地域特性をもっている。その地域本来の多様性をもたない単調な生物構成は、本来の自然ではない。各地で行われている緑化運動の多くは、自然を緑としての側面でしかとらえず、自然本来のもつ多様性と地域特性に配慮する視点を欠いている。緑も確かに自然の一側面ではあるが、緑を増すことだけに重点をおき、生態系を構成するそのほかの要素を無視する活動は、自然生態系の保護や回復に結びつかない。
 原生的な自然の保護はもちろん重要である。しかし、自然生態系には地域特性があるため、他の地域の自然が自分たちの住む地域の自然の代わりになるわけではない。したがって、他の地域の原生的な自然を守ると同時に、自分たちの地域の自然も守り、回復させていく必要がある。
 自然はさまざまな要素により構成されている。自然生態系の保護・回復には自然生態系の中の一部分だけを対象とするのではなく、多様性と地域特性をもつ自然生態系を全体としてとらえていく視点が必要である。
自然生態系について考えるより抜粋
2004.4.11
クレソン花が咲き始めました。
クレソン・2004.4.11

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