八方池

      今月のおすすめ


留守番にアザミ一輪挿してある    知佳子

夏椿やっと私の白になる       幸子

老骨のネジ巻き直す炎天下      百合子

みどりってやさしい色ね旅終わる   博子

夕暮れがこんなに朗らかだなんて   悠

少し太って蛍は飛べなくなった    美幸

母上様お返ししますあなたの息子   和子

半眼でふ〜んと今を生きている    澄子
                  
まだ羽根の青いまんまで飛べぬ蝉   文

風と風ゆずり合っては交差点     郁枝

そらみみはもしかしたらを追っている こうか

魂がこぼれる水面のさざ波へ     たかこ

動線が定まらなくて雲になる     容子

からまった絆の重みゴーヤなる    いずみ

ひまわりの迷路を抜けて母の海    ひろむ

ちょっと良い話に泣けてくる食事   恒雄

ころころと音のするもの買ってくる  裕見子

こんなことしたらあかんと思うとき  政二

ノーが多分イエスにかわる並木道   孝子

あなたにも楽しい気持ちあげたいの 忠雄

足元へ朝刊落とし眠ってる     嘉一


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