八方尾根から白馬


投句者の作品


このページへの投句者の作品

                              


トップページに戻る 

桜餅お嫁に行かずふっくらと         春江

屋根の雪真下に小さい赤い実が      春江

蜘蛛の巣がこっそり逃がす赤とんぼ     春江


 楽しかったねシートを畳む花びらつけて  春江  
   

         枯れ草の焼いた匂いが風に乗る    春江


     私は中途半端な八角形         春江


   下車駅を決めかねている一人旅  まさえ 


   ヒートテックいらない私ミートテック 恵子

   リビングを敷いて戸渡りすべり下り 伊藤こうか


         駒草の思い出がある君がいる   茂樹


   蕾こそ聖なる山にふさわしく   博


   物足りぬダイブ肴に口はずむ   玲子


   無農薬買うに買えない虫嫌い   未知湖


   低山もガイドブックに頼らずに  公園


          悪化した妻のグチでの高血圧   恵子


    海山を征して後は大天空     kuu


   回転ドア私を残しわたし入る  誠太郎


   雨の山しっとりぬれて山になる  茂樹

   鬼神の形相で照る土用の陽   三千代


   自分史が嘘が多いと苦笑い   ジョー

   節分に鬼は要らない古女房    いさむ

   ひな箱膳顔ほころんで箸およぐ  春美

   極寒も級友と飲む暖かさ     誠司

   奥方と文句言い合う仲の良さ   誠司

   飛び込んで御覧と海は凪いでいる 恒雄

    山歩き二日経た後に歳を知る  治平

    彼岸花写真の赤にドッキリと 恵子


    お供えはちぎれた心地蔵様  谷口

    両の手に細き母の灯受け止める しろい花

    若ぶれど年相応に写る顔   治平

   祖父残し悲し焼き場の帰り道  一道

    紫陽花の色は何色染まる恋  静香
   

            きざはしの角度はすでに桜かな  胤寿

    道の草結んでおいて待つうさぎ 誠太郎

     二人三脚ピッタリ合った老いの息 秀貴


     一度だけ覗いてみたい縄のれん  明美


     新年の朝に白雪凛として     軌雄


     名句出来メモをさがして句を忘れ 武夫


      破魔矢買う後ろで妻が袖を引く  幸紀


      夏演じ天を仰いで横たえる  イノサン


      

   老いメモリーその日その日で上下する 流天


      愛の破片集めて丸き冬満月  すみ

    直ぐゆくと言った女房のこぬ黄泉路 戯男


    嬉しいよケイタイ通じ安否知る  美智子

    沈丁花香りに乗って孫が来る   軌雄


    胃を切ってひまがつぶれる定年後 周造
      

    オレオレと帰るコールはどなた様 佐和子


    嬉々として刻むカブラは友の汗 岸本


   長靴にひそんでいたる蛇を履く 牛之輔


   切り口がレモンのような恋メール みみたぶ

   五月晴れ清々しいかなきらら坂 一郎

  あぶらのる我が家分け目の四十路かな ふみお

千日を一夜で詣る愛宕さん  守

雲の上冠白馬がにらめっこ   誠

冬の日よ伏見の酒に酔いしれる 清子

手鏡や仕上げはそっと微笑んで アキヒコ

おくれ毛に白髪混じりて古女房 久弥

アドレスを訪ねる間に名句逃げ 勝

メール打つ指に孤独の花が咲く くみこ

首のない人が群がる安定所  ひとし

常念ににっこり笑う槍の顔  三十四

おはようさん浅間山から御来光 良子

はっとして絵筆がすくむとなりの絵 洋子

常念の達成感にただ感謝   ひろみ

残り日を数えつ宿題こなす夏   孝一

鴨鍋に葱そっと出すミドル達  信太郎

雪印雪の結晶崩されて   すけよし

春一番生きる種蒔く履歴書に  乙女

落ちてみてはじめて気づくむつかしさ 裕章

亡き祖父を想えば悲し帰り道   高年

勇気持ちこの世楽世にぬりかえる  裕司

億の金万の万倍幸福や      五所舎人

故郷は一挙に人口二人増え     継明

露天風呂虻に刺されて目を覚ます  継明

茜色初日に浮かぶ国見山      由美子

掃除機に追いかけられて逃げてる子  英子