「日記特別編〜Kid一家 冗談のつもりがなんとほんまに富士山を見にいっちゃいました旅行の巻〜」

かなり、ダラダラと長文になっていますので、暇なときにでも読んで下さい。
それから、写真をもっと貼りたかったのですが、風景だけの写真があまりなくてすみません^^;;


9月17日(金) 曇り

忙しく旅行準備している両親をみて子供達は不審に思ったらしく、
「何?何?」
「なんでお茶凍らしてんの?」
「なんで、お父さん昼から休んでんの?」
などととしきりに聞くので、観念して午後5時頃に「富士山行くぞ!」と報告すると
一瞬驚いた様子でしたが、喜んでくれました^^
なんで、直前まで言わなかったかというと、雨が降ったら行かないつもりだったし、子供って前もって言うと当日になって熱出すことがよくあるからなんですが、
それにしても、ほんまは出発直前まで黙っておこうとしていた僕たちって、ちょっと無謀かも^^;

次男は「不二家で食べ放題や」と思いっきり勘違いして見当ハズレな大喜びをしていたので
「不二家じゃなくて富士山だよ。それに食べ放題なんて言ってないよ」
と説明しました。
なんで食べ放題が出てきたのだろう・・・相変わらず次男は面白いです。
子供達はいつもと変わらず、「ドラえもん」と「あたしんち」をのんきに観ていましたが、
「あたしんち」の話がなんと、富士山を見に行くというものだったんです。
これって、奇跡ですよね!
妙に運命を感じた僕です(何に対しての運命やねん^^;)

予定を大幅に過ぎましたが8時45分出発!
僕は嬉しい反面、もう後戻りは出来ないと少し緊張気味でした。
そして、我が家初のETC体験!
恐る恐るゲートに近づくとゲートが開き、
「通過可能です(だったと思う)」との音声が!
何?この快適さ!
何?この感動!
そして、何?この優越感(^。^;)
二人で、「ハイ!」と大きな声でETCに返事してしまいました。
その後もゲートを通過し何か喋るたびに「ハイ」と返事し続けていました^^;
吹田JCTを通過したのが11時過ぎくらいだった思いますが、次第にトラックが多くなり少し怖かったのでがぼちぼち走行しました。
って、ほんまは少しどころではなく、おっかなびっくりで、トラックに挟まれたりしたら、やんややんやの大騒ぎ^^;
妻は、
「うわ〜、挟まれたで!怖いよ〜」
と、ある部分では僕以上の小心者ぶりを如何なく発揮していました。
僕もビビリなんやから静かにしてくれ〜(ーー;)
そうそう、ちゃいパパや、今回我が家の富士山旅行のきっかけを作ってくれて色々アドバイスしてくれた後藤さんからメールが届き、嬉しかったです。
後藤さんからは、その後も何回かメールをいただき心強かったです。ありがとうございましたm(__)m
その後藤さんですが、同じ父親同士というより自分の父親みたいな感覚で、こんなお父さんがいればいいなあ思ってしまうほどです(~_~;)
人生を楽しむ知恵、生きる知恵をいっぱい持っているおっちゃん(失礼っ^^;)です。
ちなみに後藤さんは、この夏に凄い旅行しているので、詳しくはこちらをご覧下さい^^

さて、大津SAで休憩するころには子供達は熟睡。妻と二人でトイレに行ったのですが、何を思ったか妻は男子トイレに入ろうとしていました^^;;;
そして、目的のSAである駒ケ岳SA(後藤さんがお奨めのSAで景色が綺麗とのこと。ここで仮眠して朝ごはんを食べてから清里を目指す計画^^)を目指し出発。
名神高速の途中で、関ヶ原の地名が!
妻と二人で
「関ヶ原ってあの関ヶ原の戦いのところやんなあ」
「凄い遠くまで来た!って感じ」
「ところで、関ヶ原の戦いって何年で誰と誰が戦ったんやったっけ?」
「1603年やったと思うで。徳川家康と豊臣秀吉が戦ったんかな?」
「ほんまに??」
「で、この関ヶ原っていったい何県にあるん??」
「え?何県?何県やろ?知らんなあ」
と、無知同士の会話は、全く話が展開せずいつも最後は
「分からん」
「さあ」
「知らん」
ですぐに話が終わってしまいました。
ちなみに関ヶ原の戦いとはこんな戦いです。(やっぱり間違ってました^^;)
後藤さんからは、トリビアを出して子供達にお父ちゃんの偉いところをアピールすべしとアドバイスしてもらっていたのに
全く活かせてないじゃん^^;
夜出発して良かった。子供寝てるしね(^_-)
ちなみに駒ケ岳付近でも、アルプスってどんな山があってという知識が無いものですから
アルプス見たい!とか言いながらも全くアルプスの話が出来ない二人でした^^;
1時30分頃、ついに駒ケ岳SAに到着!
妻は、僕が心配でずっと起きててくれてました。
僕も「寝てもいいよ」と言っていたものの淋しいので起きてて欲しかったので嬉しかったです。
で、二人で大人の贅沢として、そばを食べてから2時過ぎに寝ました。
運転席と助手席・・・窮屈でしたがなんとか就寝^^;
明日、富士山に会えるかなあ。。。


9月18日(土) 曇り時々雨

6時頃に僕は起きたら長男も起きてきて、二人で展望台に行ったりしたけど、雲っていてアルプスは全然見えませんでした。
いい天気だと思っていたので、少し残念でしたが薄日が射していたしこれから晴れてくる!と期待。
7時過ぎに妻はじめ全員起きてきたので、朝食タイム!
メニューはカレーライス!!
ガスコンロを出して、鍋に水を汲んできて持参したククレカレーを温め、ご飯は昨夜炊いて持参したもの。
計画通り、金をかけない食事の出来上がり。
SAのベンチに6人が陣取り華麗(カレーだけに華麗・・・なんてね^^;)なる朝食^^
日曜日雨が降るかもしれないから、今日は早めに富士山に行ったほうがいいのでは?ということで
清里を変更して、富士山直行!
8時半頃、さあ出発!
途中で諏訪SAによって諏訪湖をバックに写真を撮りました。
駒ケ岳もそうだったのですが、犬を連れている人がほんとに多くて、犬好きの子供達は大喜び!
動物愛護センターで犬の接し方教室受講済み^^vの我が家の子供達は、その教え通り
「触ってもいいですか?」と聞き、了解がもらえたら先ず手をグーにして犬に匂いをかがせてから撫でてあげていました。
なかなかやるやん。
そうそう、駒ケ岳SAでは、めちゃくちゃ大きな犬と小さな犬(種類が分からないのでこんなj簡単な表現でゴメンナサイ^^;)
を連れた人がいて、次男は小さな犬のほうを撫でてあげたいのに、大きな犬が常に邪魔するので結局次男は触ることが出来ず泣きかかっていました。
大きな犬に遊ばれていた次男よ ドンマイ!
で、諏訪SAにはコーギーを連れた夫婦が居たのですが、子供達が声を掛けてもおっちゃんは無視(ーー;)
子供達が、名前は?とか聞いても無視(ーー;)
嫌だったんでしょうね^^;
でも、子供相手に返事くらいしてくれてもいいのにヽ(`△´)/

さて、富士吉田市に到着!
でも、雲っているし、とりあえず忍野八海に行くことにしました。
池が綺麗過ぎ!怖いくらいに綺麗でした。
次女は、しきりに「落ちたら終わり」を連発していました。
水が澄んでて底が見えていたからかな^^;
子供達には、みたらし団子やソフトを買わされました。
実は、僕はこの時までTシャツに半ズボン、しかもビーチサンダルという真夏の格好だったため、寒くて帰りに駐車場で
ジーパンに履き替えました。
僕の大胆ショットを誰かに見られたかもしれません。(誰も見たくないか^^;)

次は山中湖畔の花の都公園
大きな公園があったのですが、どれが花の都公園か分からずにすぐに引き返しました^^;
後でちゃんと地図をみたら、そこ全体が花の都公園でした。
カーナビはつけてないので、地図頼りですが、その地図もちゃんと見てないから、いわゆる勘頼み??
雨も降り出し、富士山はまったく見えず。
たぶんあの辺りにあるんやろなあっては思うのですが、こんなに近くにきてるのに富士山に会えないのが残念でした。
山中湖の無料駐車場で、とりあえず、昼食!
昼食は、金曜にスーパーで買っておいた2割引のパンです^^
沢山買っておいたのに、あっという間にほとんど食べてしまいました。
どこに行こうとも我が家の食欲は衰えません。
とにかく雨なので、何処に行こうかか迷った末に
サンタクロースミュージアム」へ行きました。
小さいのに、入場料が結構高かったです。
でも、それなりに可愛いくて子供達は喜んでいたので、OKかなあ。
僕は、クリマスは好きなのですが、入場料が高くて少しテンションが下がってました^^;


(子供達がお気に入りだったオルゴール)

次は、パノラマ台に行ってみたのですが、やはり全然富士山は見えません。
それどころか、霧が深くなってきて、
「このままじゃ、遭難する!」
と必要以上の不安に駆られ^^;急いでUターン

次は風呂でも行くか!ということで、インターネット割引券をちゃんと印刷してきた「紅富士の湯」へ。
大きくて、綺麗で良かったのですが、風呂場では次男がこっちの湯船、あっちの湯船と動き回るので全然ゆっくり湯につかることが出来ず、
長男は長男で、大浴場で泳いでいて、
「あかん、あかん、風呂で泳いだらあかんぞ!みんなに迷惑やろ!」と注意してると、次男がどこかに行きまた探さなあかんし・・・と
疲れをとるどころか、心身共に疲れました^^;
でも、この施設自体はなかなか良かったです。風呂上りに子供と妻は定番の牛乳を飲んだのですが、
そこでも子供は牛乳をこぼすし、僕はついついいっぱい怒ってしまいました。

その後は、晩御飯を調達すためスーパーへ。
コンビニ弁当も食べたかったのですが、やはりスーパーの方が安いのではという妻の意見に従い、スーパーを目指して走っていると
オギノ」(このリンクのフォトアルバム見て!みんなとびきりの笑顔^^)というスーパーを見つけました。
この「オギノ」和歌山では有名な「オークワ」と店の色も看板の色もそっくりで、妙に親近感^^
近所のスーパーに寄ったみたいな感覚でなかなかGOOD!
子供達も、今日は土曜日でお菓子の日やな!と自分のお菓子を必死に選んでいました。
(ここで、解説しよう!我が家では毎週土曜日だけお菓子が買える決まりなのである)
何も旅行に来てまで、買わんでもええのに^^;
僕は、ちゃんと我慢しましたよ。大人ですから^^v
で、そのオギノで「白ごはん」とおかずセット、から揚げなど計2500円分ほど買いました。
6人いるから、ま、こんなもんかな^^;
明日の朝食用のおにぎりは売ってなかったので、隣のセブンイレブンでおにぎりを購入。
明日の朝が楽しみ(*^-^*)

晩御飯と朝御飯を積み、寝る予定の「道の駅かつやま」に向かったのですが、
途中で、子供達がご飯をひっくり返し、おいおい、何しとんねん!とまた激怒ヽ(`△´)/
そんなこんなで、「かつやま」に到着すると、意外に敷地が狭くてひっそりしていました。
夕方で薄暗くなっていたし、天気が悪いし、冷たい風が強く吹くしと最悪な条件での河口湖はとても不気味に思えて、(河口湖には悪いのですが、第一印象最悪^^;)
僕は、こんな寂しいところでよう寝やん!って思いながらも
とにかく夕食!
オギノで買った惣菜とご飯(ひっくり返したやつも)を並べ、むしゃむしゃ食べました。
でも、6人がステップワゴンの後部座席に座り食べるのって狭くて、僕は無理な姿勢で食べていたら、肩がつってきました。
肩つるってあんまり無いよなあ。いったいどんな姿勢で食べてるねん(+。+)
食べ終わって、長男、次男、次女は外に遊びに行ったのですが、
長女は、なんと大粒の涙を流しはじめ
「もう、お家に帰りたい。なんでこんなところにいるの?富士山を見にきたのにその富士山も見えやんし・・・
あ〜あ、せっかくの休みなのに家でゆっくりしたかった。今からお家帰ろう。家に帰りたい。。。」
と、僕たちに激白!
そんな長女を見ていると、悪いことしたのかなあと思い、可哀想で僕も一瞬泣けてきましたが
「せっかくの休みだから旅行に来たんだよ。富士山は今日は残念やったけど、明日はきっと晴れるよ。
富士山大きくてきっと凄いぞう。もし、明日も雨ならすぐ帰ろう」
と慰め、長女も泣くのをやめました。
そんな長女とは対照的に、寒くてめちゃくちゃ寂しいところでも、遊びまわっている3人。
長女はどちらかというと僕と性格が似ていて、マイナス思考なところがあるから、これから少しずつ変えていってあげないとなあ。と思いました。
フレフレ!長女\(^_^)/
後で、妻に聞いたのですが、長女がなんでそこまで泣いたかというと
「帰ったら、家が無くなっていたらどうしよう」って思ったらしいとのこと。
「・・・・・・・」
凄い想像してたんやな(・_・;
ほんま、これからガンバレよ!長女よ。
でもまあ、あんな不気味な場所に居ると、そんな悲しいことも考えてしまうかも。
ほんま薄気味悪い感じで、僕もマジ怖かったですから(-o-;
どう言ったらいいのだろう。あえて言うなら湖から何か這って襲ってきそうな感じ^^;
それに13日の金曜日の「クリスタルレイク」が重なり、速攻で場所を移動しました。
途中で、「寒いしゆっくり寝たいから、旅館でも探す?」と妻に言うも
「高いやろ」と一言。
「ハイ」^^;;;;

で、向かったのは、「道の駅富士吉田
到着すると、風も強くないし、明るいし、車も多い^^
よし、今夜寝る場所はここに決定!!
妻も、
「ここ、ええやん!」と絶賛でした^^
時刻は8時頃でまだ早いし、何しようかなと思っていると、子供達が鬼ごっこしようと言い出し
鬼ごっこ、かごめ、だるまさんが転んだなどの昔遊びをしました。
長女もすっかり元気を取り戻し、楽しかったのですが、
夜の道の駅で、遊んでいる一家6人って周りの人にはどう映ったのだろう。。。
逃亡生活でもしてるみたい?^^;
遊び疲れと、昨夜の寝不足のため僕は9時頃に眠くなりそのまま運転席で体を伸ばすことも出来ず丸まって寝ました^^;
おやすみなさい(∪o∪).。ozzzZZZ
って、ゆっくり寝れるわけもなく、その後も2時間おきくらいに起きました^^;
とにかく、寒かったんです。
アホなので、最初Tシャツで寝てたのですが、寒くて唯一持ってきた薄手の長袖を着たものの寒い(ーー;)
毛布は子供と妻がかぶっているし、仕方ないからバスタオルを掛けてなんとか寝ました。
教訓!現地の天候に合わせて毛布や厚手の上着などを用意すべし。
愚かでした(^^;;
それにしても、行けば必ず見られるって思っていた富士山。
あんなに大きいのに、見ることは案外難しいものだと思いました。
富士山を見に来たのに、見えないのは残念だけど、これもそうなっているのだと思う。
今日は、見る時では無かったんだなあ。
明日はどうなんだろう。もし雲っていて見ることが出来なかったら、また次回来ればいいか。
明日、ほんまに、もし天気が悪かったら、東京か横浜にでも行こうかなと更に無謀なことを思っていました^^;
でも、出来ることなら明日は絶対晴れますように。。。


9月19日(日) 
晴れ!

寝たのか寝てないのか分からない感覚のまま、5時11分に起きました。
外の寒さとみんなの息で思いっきり結露している窓を拭いて、空を見ると・・・
青空!!雲も朝日に輝いている!!
と、いうことは富士山見えるかも!!!!!
物凄い期待と緊張で、車を下り、富士山があるだろうと思う方向を見上げると
大きな山が見えました。
(┯_┯) ウルルルルル
やっと、出会えました。


(これが今回の旅行で僕にとっての初富士山^^道の駅富士吉田にて)

涙目で、しばらくそこで佇んでいたのですが
晴れてるのは今だけかもしれやんし、このチャンスを逃したらあかん!と思い、
展望名所である、昨日遭難しかけた?山中湖パノラマ台に向かいました。
途中で、長男が起きたので、上ずる声で
「ふ、富士山見えるぞ!」
「えっ!?何処!?」
「ほら、右側見てろよ。見えてくるから」
「あっ!見えた!やったあ!」
と長男も感動。
次の瞬間、長男は次女と長女を起こしていました。
次女は
「うわあ、大きいなあ。富士山って優しいね。私達が見たいって思っていたから今日は見せてくれたんだね」
と寝起きとは思えない思慮深い発言!
そうそう、そうなんよ!お父さんもそう思ってたんよ^^
「見た」じゃなくて「見せてもらった」っていう感謝の気持ちが大事やねん!
僕がつい最近やっとたどり着いた境地(大げさか^^;)に、6歳にして普通にたどり着いている次女がある意味富士山以上に大きく見えました。
で、昨日「富士山見えない」と泣いていた長女は
「ふーん」
と言って、また寝てしまいました。
おいおい、なんでやねん(*_*)
昨日の涙はなんやったんや!
でも、そうか。昨日の涙は帰ったら家無くなってたらどうしようの涙やったんや。納得。。。
って納得したらアカン、アカン^^;
お父さんは子供らしいストレートな感情表現(この場合は喜び)を期待してんのや!
お父さんなんか泣きかかったんやぞ!それくらい感動したんやぞ!!
それなのに「ふーん」って何?寝るってどういうこと??
すみません少しムキになってしまいました^^;

そうこうしていると、パノラマ台に到着!
登っていくと、カメラマンが2,30人並んで富士山を見ていました。
へえ、さすが展望名所やなあと関心したのですが、驚いたのはその服装。
みんな、真冬のような格好なんです。厚手の防寒着に身を包んでいました。
そんなに、寒いん!?
少しビビリながらも頂上を目指し登っていくと、突然「神奈川県」の標識が!
思いがけず、神奈川県に自分の車で入ったことに少し感動したものの、下りになっていて、このまま神奈川県に行ってしまうんか!?
と思い、すぐにUターン^^;
ほんの50m程度の神奈川県旅行?でした。
そして、さきほどカメラマンが立ち並ぶポイントに車を停め、外に出ると
寒い!!!!!!!!
冬じゃ、ここは冬じゃあああああああ
急いで、子供と妻に長袖を着るように言って、僕はポイントに行き、写真を撮りました。
素晴らしい!
寒いけど・・・素晴らしい!!


(震えながら撮影した富士山^^;パノラマ台にて)

漠然とですがずっと、家族で行きたいと思っていた富士山に来ることが出来て
こうして、その姿を見ることが出来ていることになんとも言えない嬉しさがこみ上げてきました。
この嬉しさは、昨日見ることが出来なかったから余計に強かったんだと思う。
この喜びのために昨日は雨だったんだ!
子供達も震えながら、走ってきて急いで写真を撮りました。
クールな長女もそれなりに嬉しそうでした。
次男は、少し寝ぼけ気味(なんと言ってもも6時頃ですから^^;)でしたが、カメラを向けるとピースしてました。
顔はマジでしたが・・・
どこかの老夫婦も写真を撮っていて、奥さんがご主人に
「あんた、写真撮ってあげたら」って嬉しいことを言ってくれたのですが、
その主人は、鮮やかに無視してさっさと車に乗り込んでいきました。
腹は立ちませんでしたが、なんで無視すんのやろ?嫌だったんやなあとなんとなく悲しくなりました。
でも、今はそんなことより富士山、富士山\(^_^)/
朝日を受けた雄大な富士山はなんとも言えず綺麗でした。
しかし、寒さには勝てず、今度は場所を変えて見ようと山名湖畔の駐車上に行きました。
ここからの眺めも最高!
山頂にかかっていた雲が少し厚くなってきたものの素晴らしいなあと思っていたら
ん?
この雲、よく見たらカツラに見える!
富士山がカツラをかぶっているみたい(~_~;)
それも、中世ヨーロッパの○○伯爵みたいな感じのヤツ!
富士山は僕たちにちょっとおとぼけた姿を見せてくれたのかな^^
そう思いはじめたら、富士山がとても可愛く思えました。


(やっぱりカツラに見える(^_^)ゞ 山中湖にて)

子供達がしきりにお腹空いたと連発しだしたので、さっき決めた朝食場所である
河口湖畔の大石公園に行きました。
昨日と打って変わって穏やかな河口湖はすっかり好印象になりました。
富士山は相変わらずカツラをかぶっていました^^;
さあ、朝食!
昨日買ったおにぎりと、家から持ってきた味噌汁。
手際よく(慣れた?^^)湯を沸かし、アツアツの味噌汁の出来上がり^^
冷えていた体も喜んでいました。

しかし、そんな穏やかな朝食は次男によって打ち砕かれました。
食べてる最中に突然吐き出したのです。
ワオ!
車に酔った?
でも、そんな感じじゃない。。。
まさか、自家中毒!?
絶対そうだ!
きっと、車で寝たからちゃんと眠れなかったのだ。
それに、朝早く起こして、いきなりあんな寒いところに連れていったりしたからや(・_・;)
ごめんよ、次男m(o・ω・o)m
その後も吐き続ける次男。
急いで、ポカリを買いにコンビニへ!
車で待ってるように次男に言うも、
「嫌!ジュースは自分で買いたい」と言うので
この気持ちが大事と思い、一緒に店に入ったのですが
そのコンビニでもさっき飲んだお茶を吐いてしまいました。
妻が店員さんに、吐いてしまったことを告げに行き、帰ってきたら・・・モップを持たされていました^^;
自分で掃除しろということなんですね^^;
妻は一生懸命モップで掃除してました。
それから、急いでお金を払い車に乗り、ポカリを飲ませました。
これで、よくなってくれればいいが・・・
次男も
「なんで、僕だけゲーゲーするんやろ(・_・;)なんで、僕だけ・・・」
と悲しい発言(*_*)
でも、ここでへこたれないのが次男なんです。
きっと、立ち直るって思いながらも、あんまり移動せずに近くの公園でゆっくりしようと思い
野鳥の森公園」に行きました。
行く途中、入る道を間違えて、少し細い道を走っていたら
「青樹ケ原樹海」の標識が!
妻は、
「青樹ケ原樹海ってあの青樹ケ原樹海!?怖い(。・_・。)こんなところで迷ったら帰れやんようになるよう。早く引き返して!」
「あのー、樹海の中を彷徨ってる訳じゃなくて普通の道を走ってるんやけど」
「でも、怖いよう」
あんまり怖がるし、僕もだんだ気味悪くなってきて即引き返しました。

そして、野鳥の森公園に到着。
この公園、芝生が綺麗でなかなか良かったです。ほんま何もないのですが、ゆっくりするにはうってつけの場所です^^
上、3人は早速芝生に遊びに行き、次男は寝てました。
で、僕は芝生チームに、妻は車チームになりそれぞれ子供をみていました。
しばらくすると、妻と次男が現れ、しかも次男は元気そう^^
妻に聞くと、さっきまた吐いたけど、吐いたら元気になったとのこと。
ついに復活の、のろしを上げた次男。
やっぱり、この子は逞しいです。
ひとしきり遊んだ次男は、ソフトクリームを食べたいと言い出したのですが、
吐いた後にソフトってあんまり腹によくないんじゃないのかなあと思ったものの
食べたいものを食べさせてあげるのが一番という妻の言葉を聞き、買ってあげました。
美味しそうに食べていましたが、一抹の不安が・・・
その後、昨日行く予定だった清里に行くべく車を走らせました。
さよなら、富士山(=⌒ー⌒=)ノ~☆
ありがとう富士山!m(__)m

清里に向かう途中、やはり次男はゲー(・_・;)
そのまま寝てしまいました。
でも、たぶんこれが最後のゲーゲーかもという思いはありました。
しかし、服が汚れてしまい、何回も着替えたのでもう着替えが無くなっていたため、清里で服を買うことにしました。
まさか、清里で服を買うなんて^^;
とりあえず清里に到着!
しかし、服屋を見つけることが出来ず、それに着替えてもまた吐いたらアカンし、ということで、先に昼食を食べることにしました。
県営の施設に行き、カップラーメンを食べました。
次男も果敢に食べていました。
どうか吐きませんように。。。

食べた後、子供達は温泉に行きたい!と言うので、とりあえず次男の服を買うべくウロウロ走っていると「オギノ」の看板が!
この辺では有名なスーパーなんですね。
服もあるかもと思い、オギノを目指し走っていると、小さな服屋があり、妻が、
「夏物300円均一やて!!」と絶叫!即、駐車。
店頭ワゴンから、Tシャツ(300円)とズボン(1000円。高かったけどやむなし^^;)それに、温泉用のバスタオルも買おうと思ったけど
とても高かったので、バスタオルは貸し出しがあるかなと思い、体を洗うための普通のタオルを購入しました。
これでやっと、ゲーゲーちゃん(我が家では、吐いたものを子供用にそう呼んでいます。)がついた服ともおさらばです^^

安そうな温泉を目指して走っていると町営温泉がありました。
その温泉の施設内には公園がありその公園でしばらく遊んだのですが、和歌山にもあるような公園で、全然清里らしさが無かったです。
どうせなら、牧場などに行きたかったのですが、あんまり人が多いと次男が吐いたとき大変なのでこういうひっそりとしている場所の方が良かったのです。
その、次男ですが、もうすっかり元気。
さっきまで吐きまくっていたとは思えないほどのはしゃぎよう。
昔、トシちゃんと聖子ちゃんが恥じらいながらアーモンドチョコを食べ、青春を噛み締めた清里高原で
僕は次男の逞しさを噛み締めました。

ひとしきり遊んだので、温泉へ!
町営温泉が2箇所隣接していたので、妻は
「どっちが安いか見てくる!」と猛ダッシュ!((( 三( -_-)
結局同じ値段だったので、新しいほうに行くことにしました。
券売機を見ると、バスタオル1000円のボタンが・・・
1000円!?
貸し出しは無いのだろうか?と思って、受付のおばちゃんに
「バスタオルの貸し出しは無いのですか?」と聞くと、
とても、面倒臭そうにこちらを見て
「ありません。」
少しムカッ(-_-メ)
「買い取りなんですか?」
更に面倒臭そうというか偉そうに
「大きいのが1000円。小さいのが300円(だったと思う)、そこにボタンあるでしょ!」
ムカムカッ!(-_-メ)
おい!おばはん!この風呂はお前の家の風呂か!?
なんじゃ、その態度は!
高原という爽やかなところに住んでいて欲しくないと思うようなおばはんがいるこの温泉には絶対に入らない!と思い、
靴を脱いでいた、子供達に
「おい、みんな!こんなところに入らないぞ!別の場所に行こう!」と言い、
そそくさと出てきました。

この温泉には縁が無かったということやなと気を取り直し、別の温泉を探していると、韮崎市に突入し、「ゆーぷるにらさき」という温泉施設を発見(@o@)
プールなんかなあと思いつつもの「ゆーぷる」やし温泉もあるかということで
駐車場に入るもすごい車の数。
これって人気がある証拠か!?
ワクワクしながら入ると、綺麗やし受付の女性もとても丁寧で感じのいい人が二人^^
「風呂もあるのでしょうか?」
「はい ございます^^」
「そうですか。貸しタオル(我が家の最大の関心事^^;)とかあるのでしょうか?」
「申し訳ございません。当施設ではバスタオルの貸し出しはないんですよう。
ただし、普通のタオルですと200円で販売致しております^^」
「分かりました^^」
笑顔で対応してもらうとこっちも笑顔(^-^)
さっきのおばはんに、ちょっと勉強しにここへ来い!って言ってあげたくなりました。
券を買ってから、妻とバスタオル会議。
今、僕たちが持っているのが、バスタオル1枚と清里で買った普通のタオル1枚。
「タオルもう何枚か買う?」と僕が言うと、妻は
「もったいないよ。Kidちゃんがタオル2枚持っていきなよ。」
「そんなことしたら、お母さんはどうすんの?」
「あっ、そうか。」
「バスタオル持っていく?男チームは普通のタオルでいいよ。体は手で洗うから」
「私達も体は手で洗うよ。Kidちゃんは体が大きいからバスタオル使って。私達は普通のタオルで体を拭くから」
「タオル買ったほうがいいよ」
「大丈夫 大丈夫」
頼もしい。。。そして優しい。。。
お言葉に甘えて、バスタオルは男チームが使うことに。
そして、風呂に!
綺麗で、色んな風呂があり、おまけに露天風呂もあり、しかもさっきのおばはんの温泉より安い!
妻が、
「次男のお陰で昨日ゆっくり湯につかることが出来なかったみたいだし、今回は私がみるよ。」
と次男を連れていってくれたので僕は長男とゆっくり温泉を満喫^^
でも、今頃妻はどんなことになっているのだろうと思うとどこか落ち着かず、案外早く出てきてしまいました。
それから20分ほどして、妻たちが出てきました。
ここで、ふと・・・
妻達って、4人も居たのにあんな小さなタオルでどんなにして拭いたのだろうか?
そう思ったものの恐ろしくて聞けませんでした。

午後4時15分頃。温泉でサッパリしたし、一路帰宅の途につきました。
帰りも中央道を通り、土曜日に見ることが出来なかったアルプスを見ながら帰りました。
アルプスは、ほんま雄大でした。(名前は知りませんが^^;)
駒ケ岳SAの展望台で南アルプス、中央アルプスを見て、夕食も食べる予定でしたが、
次女と次男が食べたいと言っていた「ざるそば」が無くて、レストランのほうを見にいったら、あったものの
我が家の感覚からは、値段が高くて次(次がどこかも知りませんでしたが^^;)のSAにしました。

それからしばらく走ると「恵那峡SA」があり、そこに寄ることにしました。
さて、入ってびっくり!物凄い人なんです。駐車場も満車状態。
それに、建物も風情のあるいい感じ^^
とても素敵なことが待っているような予感にドキドキしながら、入ると、
「ざるそば」もあるし、しかもさっきより安い!
それに他の食べ物も美味しそう!
みんな、いっぱい食べましたが、凄かったのが次女と次男。
次女は、「ざるそばセット(ざるそばといなり寿司)」を食べ終わったあと
「さあ、次はカレーライス食べようかな」
次男は、「ざるそば」を食べ終わったあと
「次はラーメン!」
物凄い食欲に驚いたものの、絶対残すから、そのときはいただきっ!と虎視眈々と狙っていた僕だったのですが、
長男も長女も狙っていたみたいで、ラーメンはとられてしまいました。
僕はカレーライス狙いに絞ったのに、次女は思いのほかほとんど食べて、何口か食べることが出来ただけでした。
僕って、やっぱり子供??
妻は、そんなアホなこと思わずに大人やなあと思っていたら、
「水を汲みに行ってる間に、食べられてた。私も狙っていたのに。。。」と悲しげに言ってました。
一瞬の油断も許されない、サバンナ状態の我が家です(~_~;)
ところで、この恵那峡SAでひときわ長蛇の列ができているコーナーがあったのですが、
それは「栗ふく」というお菓子の販売コーナーでした。
で、僕も吸い寄せられるように並び、20分ほど待って「栗ふく」を購入。
栗あんと栗一個まるごと入ったお菓子ですが、並んだ甲斐がありました^^
「あん」が嫌いな妻も子供達も美味しいと絶賛!
恵那峡SAに寄った際には是非買ってみて下さい。

                 
                                        (栗ふく:少し食べかけですが・・・^^;)

さあ、夕食も食べたし、もう帰るだけ。
和歌山を目指し、ぼちぼち走行し、11時30分頃に無事に我が家に到着しました。
長女が心配していたけど、ちゃんと家はありました^^v

総走行距離1350Km
冗談から始まった、今回の旅行は今までになく楽しい旅行となりました。
なんと言っても富士山の感動は忘れられません。
それに、車で震えながら寝たこと等。。。
出不精で、超インドア派の僕からすれば大冒険だったように思います。
妻や子供達を巻き添えにしたみいな感じでしたが、喜んでくれたのではないでしょうか?
これを機会に、これからも思い立ったら色々出かけてみたいと思います。
モノより思い出(^-^)/

帰りの車中で、子供達が言ってました。
「今度はエベレストに行ってみたいなあ」

どうぞ、自分でお金貯めて行ってきて下さい^^;

おわり

PS.肝心なこと書くの忘れてました。
旅行の帰りに妻が、
「ねえねえ、Kidちゃん」
「何?」
「私、よ〜く考えたら今日は化粧するの忘れてた^^;っていうか、温泉入るまで顔も洗ってなかったんよ^^;;;」
ヽ(*'0'*)ツ ワァオォ!!
そうかあ、そういえば妻が寝てる間に富士山見に行ったし、その後次男が吐き出して・・・
妻は顔洗う暇が無かったんだ。
少し、いとおしく思う反面、顔も洗わないで旅を続けた主婦に
おかしさがこみ上げてきました。
やはり今回も主役は妻でした(;^_^A アセアセ・・・


2004/09/25 Kid