角丸四角形: プロフィール

 

 

自己紹介

◆ 住所     大阪府泉佐野市在住

◆ 氏名     高田瑞枝

◆ 生年月日   戦後の混乱期

         ◆ 家族     夫 娘 息子 愛犬・桜

◆ 趣味     木彫り・水泳・カラオケ

 

 

木彫りのアクセサリーを自分の手で作ろう!

そう思ったのはウン十年も前のこと

使い込むほどに味わいを深めなじみやすくなる

木彫りのアクセサリーが私自身とても大好きで

そのぬくもりややさしさ、使いやすさをたくさんの

方々と分かち合いたい、そう思って木彫りの

アクセサリー工房「やまぼうし」を開きました。

          やまぼうしの花

 

 

経 歴

子育てがそろそろ一段落という頃に大山昭子さんの木彫りに出会う。

かわいーい!

それから本を頼りに見よう見真似、手の傷絶え間なし、我流で長いこと悪戦苦闘。

やっと思い通りの作品ができるように

数年前木彫り愛好の仲間を得てさらにのめり込み、木彫り三昧の日々の中、

平成15アクセサリーの木彫り工房「山ぼうし」を立ち上げ、今に至ります。

2年前、よき師を得て仏像彫刻を始めました。

ただ今「聖観音立像」を製作中。

とうとうここまで来たんだなァと背中がちょっとふるえたりして・・・

感無量です。

これが終わればなんでも自由に作ってもよろしいと言われて思わず万歳

実のところ、信仰心が欠落している私などが仏像を彫って何の意味があるのか

・・・というより彫ってもいいのかなどと悩んだりもしましたが、

このお許しのおかげで悩みはすべてどこかに吹っ飛んでしまいました。

今のところ、こわいもの知らずです。

彫ることが楽しくて楽しくて、ひとり黙々と彫っています。

K先生に感謝ッ

最新作をご紹介!

 

半跏思惟像完成!

木取りはこんな感じです。

先は長〜いですね。(08.12月)

お顔のアップもご覧ください。

岡寺の半跏思惟像のお顔に似てる?かな。。

 

 

製作途中の聖観音立像

聖観音立像 もうじき完成!      白毫が入って天下晴れて完成!!

  

すみません・・・・・早とちりでした。まだ

白毫が入ってません。完成はも少し先。

 

聖徳太子二歳児像

初めてのオリジナル作品。玉のようにはじけそうな幼子の合掌像です。癒されるというより、人を元気にさせる、そんな像を作りたいと思って彫ったものです。

聡明そうで元気いっぱいの幼子ができ

た!と思います。

 

 

六地蔵

仏像彫刻を始めるきっ

かけになったK先生

オリジナルの「童地蔵」

です。あんまりかわい

いので6体も作ってし

まいました。

 

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角丸四角形: 製作日誌
 


10月17日

すみからすみまで全部見直して、きちんとお掃除をして、

そして完全に仕上げてもう一度見ていただこうとアップしました。

我ながらよくやったよなぁとため息が出ます^^

身の丈、岩座も含めて40cm。

彫り進んでくるとだんだん軽くなるが、その分壊れやすくなるので

神経を使わなくてはならなくなる。

二体同時進行なので持ち歩きがとても不便だ。

もう二個一は止めやと内心思っている。

完成したときの達成感と開放感

なんで開放感やねん?

そう、開放感。

アーやっと終わった、次何しようかな

と考える。この時が一番楽しいかも。

さあ、次何しようか本当に考えるときがきた。

この時をゆっくり楽しもう^^

 

 

 

2013年9月6日

めったに更新しないので

見に来ていただいている方々には申し訳ないことですが

久しぶりに更新するので改めて年号を入れました。

思えば仁王像に取り掛かってもう2年数ヶ月が過ぎてしまいました^^;

もうここらでいっか〜と、刀を置きました。

めざせ!興福寺の仁王像とやってきた割に

あのケモノのような猛々しさ、物の怪に取り付かれたような奇怪さには程遠く、

技術が伴わなくても雰囲気は出せると意気込んでいましたが、

雰囲気を出すことの難しさに

ここらが私の限界かと弱音のような悟りのような。。。

結局自分の中にあるもの以上のものは表現できないのか、、

そんなことを思っています。

ありがとうございました。

 

***4月17日***

仏師、北川清一先生の個展が「花まつり」と銘うって開催されます。

堺市にある「ギャラリーいろはに」で5月10日から22日までの12日間。

(16日(木)休廊日)

土、日には一日体験教室(有料)も行われます。

先生は独学で仏像彫刻の道を歩んできた方で、

何にも束縛されない自由な立場で制作活動を続けてきた方ですが、

むしろ、だからこそ

仏像造形する上で、経典に定められている諸々の決まりごとを

とても大切にしておられます。

ぜひ一度ご覧頂きたくご紹介させていただきました。

 

 

 

2013年4月8日

今年初めての更新で、すみません。

言い訳はたくさんあるのですが

あえて言わずに前に進みます^^;

二年前から決まっていたにもかかわらず

いつものごとく煮詰まってからしかエンジンがかからず

今年に入っててんやわんやの大騒ぎ。

俺を巻き込むな〜〜!とはうちのだんなの言。

スミマセン

もうあちこちにあやまってばかり。

謝ってばかりの人生だなぁ。。。

生来のスローモーに健忘症が拍車をかけ

周囲に迷惑かけまくり!

反省は十分にしておりますんですけど。

本番前、出番待ちをしている人形たち。

今回20体を展示しました。

2年間で、二人で10体ずつ作ることにして、達成できた。

私の場合、スプリングを使ってジョイントしようとして、

試行錯誤、いろいろやって試作品ばかり増えてくる^^;

これには焦った。

でも途中である考えにたどりつき、達観した。。。

試作品だって数に入れてもいいじゃん!

それだって制作活動の一部だ^^;

そうしているうちに完成度がそこそこ高いのもできるようになった^^

継続は力だ!

難易度高くても数打ちゃあ当たるさぁ、、コレ、ちっと違うかな?

方向決まったら後はスイスイとまではいかないけど

やりやすくなって余裕が出てきた。

今まで近視眼的に制作していたけど

これからは四方八方に気をめぐらせながら作れるような気がします。

これからもっと変化、進化していくだろうし

まだまだ発展途上だ、と思っている。

もの作りをするものとしてそういうスタンスを失くしたくない。

と思っている。

 

 

 

***12月27日***

今年もとうとう終わってしまいますねぇ

仁王像とうとうここまできました

ここ二年いろいろ会って、飛び入りの制作などもあってなかなか進みませんでしたが

とうとうここまで着たなぁ、、、と年の瀬にため息交じりにつぶやいております

筋肉隆々が私にはとても難しく

オリンピックの開催時には選手の筋肉ばかり熱心に見ていたり、、、

画面がすぐ変わってしまうので

ちょっと待ってよゥなどと叫んだり

録画しといたらよかったとくやしがったり。。。

師匠が岡山県にある仁王像の修復をしておられた関係もあり

この二年、仁王様とずっとかかわってきました。

それも来年中には終わらせる。というのを年の初めの計画にしようと決めてます

でもまだ岩座を作らないといけないし

そういうのはあまり好きではないのでまあ前途多難ではあるわけで。。。

それより何よりこの三月には二年前から決まっている人形展があり

目前の展示会に向けてやれるだけやろうというのが必須事項でありまして、、

何しろ大変で、何でこんなことやろうと思ったんだろうとなみだ混じりに嘆いております。。。

いつもHPをたずねてくださり感謝しております

来年もよろしくお願いいたします

よいお年を^^

 

***410日***

遅々として進まずの仁王様なのですが

もう8ヶ月も抱えたままで、、、(もう年が変わってしまいましたがな)

でもやっと吽形像のこぶしも形になってきて、、、

もうこうなったらどうなっても思いっきり進むほかないなァ、とさとる

写真にとって見て始めて気づくこともある

頭まだまだでかいなァ^^;

目指すは精悍な興福寺の仁王像

 

 

母のがん宣告から数えてこの一年

母の死を追いかけるように、百まで生きるぞ〜と元気だった父も

あっけなくこの世を去ってしまう。

あれよあれよという間に。

親を亡くした悲しさ寂しさに浸る余裕を

世間のしがらみが許してくれない

時間はいつもどおり回っていく

がかえってそのほうがいいのかもしれないなあ

とつくづく思っているところであります。

 

 

ところで所属している観光ボランティア協会主催の「桜祭りてくてくウォーク」

で日根野という地区を案内してきました。

日根野には中世の荘園遺跡の指定を受けた国史跡・日根荘があります。

その一部、井川(ゆかわ)という用水路をたどっての

日根野の野歩きです。

この井川は600年ほど昔に開削され、今も現役の用水路なのですが

600年という長い年月、田畑を灌漑し続けた井川ってすごいと

いつも思っていましたが、

うちのお父さんはその六分の一の約百年を生きたんだなァと

歩きながらフッと思い

うちのお父さんってすごい!って一人感激してしまいました。

(ちょっとヘン?^^;)

 

 

 

***9月1日***

制作中の一尺の仁王像です。

対になっているものは同時進行で制作していくものなので

作るにしても、運ぶにしても(お稽古に)大そうである。

いらないところはノコギリで落としたりして大分軽くなってきたが

二ついっぺんに持ち歩くのは本当に大そうで。。。

今日「ちょっと待った」のポーズの吽像の荒彫りをしていて手のひらにひびが!!!

ギェ〜!思わず叫んでしまった。

力まかせにたたきすぎ〜

 

今、ボンドで貼り付けて万力で押さえているのですが、、、

まぁ、気を取り直してやるっきゃないわ、

ここでめげてもことは好転しないし、、、

楠の香りが部屋中立ち込めているので癒し効果か?

すぐに立ち直ってまたモクモクとトスカン君で線を引き図案を木に描いていく。

彫っては描き、彫っては描き、また彫っては描く。

お顔が斜め横を向いている―――どうしたらいいんだろう??

今度先生に見てもらうまでそうっとしとこう。

と言うことで今日は中断。

 

 

 

 

 

***717日***

とつぜん母親の話で恐縮ですが

あと数ヶ月で90才になる母がってしまいました。

辛抱強く、物静かで、自分の気持ちをあまり表に出さない人だった。

子供のはよく叱られたものだったが

大人になってからは何事も反対されたことはなかったと思う。

突拍子もないことをしでかすだが、まあほっといても大夫、

自分で何とかするだろうくらい思っていたのかもしれない。

晩年はさらにものを言わなくなってしまったが、

行って顔を合わせたとき私と分かるとにっこりした。

光りくニッコリだ。

難しいカオでだろう?というようにこちらを見ている。

ああ、みづえだね、、というように ニッコリ。

天下一品のニッコリだ。

 

お母さん、あなたはそのニッコリを出ししみせず生きてきたら

もっと楽しい人生だったかもしれないよ、、、と、心の中で思う私。

わが母だけど、とびっきりの美人だった

が、とびっきりの人見知りだった。

友達を求めずいつも一人で本を読んだり編み物をしている姿しか思い出せない。

クイズ番組が大好きでタイムショックはずっと見ていて、

文学や歌舞伎など得意分野の問題が出ると鼻高々だった。

反面、科学やスポーツはからっきしで、、、

 

戦争をくぐりけ、貧をくぐりけ、、小問題にもよくよくえ、

15年前の悪夢の悪性リンパ腫からも生還できたのだから

医者からあと一ヶ月といわれた時も、もしかしたらと期待したほどで

いつもモクモクとえ、張ってきたのに。。。

とうとうってしまったんだなぁ。。。

最後安らかだったのが本当に救いで、

痛い思いや、苦しい思いをせずにけたのはあなたの人生が花丸だったということですよ!

天国でやっと安らかになれますね

 

6月15日

ホームページのアップが出来なくなってeoの人と電話でやり取りしながら

どうにかアップできるようになったと思ったらカウンタがでてこない。

またまた電話する。

電話の応対は非常にていねいだ。

しどろもどろの私にも切丁に教えてくださる。

一つ一つ言われたとおりに操作する。

やっと問題解決!したけどカウンタの数字が0になってしまった。エ〜〜ン

サーバー内のディレクトリーの初期化というのをやったからこうなったんですと。

まあ、しゃあないなぁ、と気を取り直してまた1から出直します。

さまよろしくお願いいたします。

★★★

ところで今年の12月のことですけど

もの作りの仲間で、古布で洋服を作っている人たちがファッションショーを大々的に開くのですが

その末席に私の木りのアクセサリーを置かせてもらうことになりました。

今は手元にあるのは数が少なくて、

あと半年ほどでどのくらいできるかナ、といったところ。

でもせっかくお呼びがかかったのだから張らなくっちゃぁ、と意気んでおります。

これから一つ一つ仕上げてアップしていきます。

さん見てくださいね〜。

★★★

ところで木のき人形の2体目の頭がどうにかできました。

全部出来上がったらトップでご紹介しますけど、

今回は部分だけちょこっとご紹介させてください。

 

 

6月9日

美手蝶さんでの作品展のとき、オーナーさんが「そら豆chan」を気に入って

そのあと手提げかばんに付けてくださっていたら

同じものをという注文が来た!!

刈上げ頭のかわい子ちゃん

百万遍の手づくり市で、外国のお客さんに“オー、キュート!”って言ってもらった子たち

昔の子供はこんなんやたなぁとちょっとノスタルジックに作った子たちだ

美手蝶2階に私のコーナーを作ってくださるという

こういうのを晴れの殿堂入りというのだなぁ。。。(チョット大袈裟、デモウレシ)

一気に12個作って持っていった

よろしくおねがいいたしま〜す^^

でも美手蝶さんは次回のオープンは9月なんです‐‐;

 

 

2月24日

人形は順調に進んでいます。

顔を創るって面白いです。

モデルにした人形はかわいらしい女の子の人形だったのに

私が作るとボーイッシュになってしまって、

これじゃスカートはかせられないな〜という感じに。

まあ、ズボンはかせてもいいのだけどね。。。

髪の毛をどうしようか、今試行錯誤です。

木の人形の場合髪の毛がネックになりますね。

 完成まで程遠し。。。

スプーン体験教室、今年の5月連休に2回目をやることに。

スプーンなら初心者にでも出来るかと思い始めましたが

スプーン侮るべからず。奥深し。

と実感しています。

やればやるほどはまります。

これを10個ほども作ったらきっと刀使い完璧になるのでは、

そんな感じです。

絵手紙の先生に「下手いい」のではなくて「下手いい」と教えていただきましたが

木彫りのスプーンもこれですね。下手がいいです^^

 

 

H23年1月5日

あけましておめでとうございます。

やっと冬らしくなってきました。

寒いのは嫌だけど、でも生あったかい正月ってのもきもちわるい。

いよいよ冬将軍の到来。

寒い季節は物作りの人には良い季節ではないですか?

小さな作業台をコタツまで持ってきてその上でカリカリと木を削っています。

割と気ままに暮らしているので、年末も正月もほとんど関係おまへん的な生活です。

それでもう作り始めています。

昨年の12月から人形を作っています。

ボディや手足も木で作って毛糸や布地の洋服を着せます。

K先生の図案で作っています。

仏師の先生がどうして人形かというと、

どうしても人形を作りたいという生徒さんが入ってきて、

その人用に図案を起こしてくださったのを見て

私もそれやりたい!と手を上げたのでした。

顔は自分流でおやりなさいといつものように自由に泳がしてくださるK先生。

でもって、一人コツコツと彫っていたら仏像の耳になっちゃった^^

顔の造作も余りはっきりすると仏さんになってしまう。。。

人間の顔はくっきりはっきりしてはあかんねぇ。。。

ということでもう少しさわってみる。

ぼや〜とさせなあかんねぇ。。まだまだだな。。。。。

 

 

12月15日

はや師走。あっという間の一年だった。

歳を取るほど時間が早く過ぎると聞いたけど

本当にそのとおり。

この分だとあっという間に100歳になってしまいそう。。

100歳まであと40年近くあるのだけど来し方40年よりもずっと短いのだろうなぁ。

いやいや100歳までなんてとてもやないけど生きられませんよ。

と思いながら一方で40年なんてぺろりと経ってしまうよなぁ、などと思う。

 

平櫛田中さんは100歳になった時、

直径4メートル、高さ家屋ぐらいのクスノキを買い込んだそうだ。

100歳にしてまだまだ制作意欲満々の人やったんですねぇ。

その後8年してお亡くなりになり、あの大楠がそのまま残されるのですが

これを見たときの景色が映像になって頭から離れず、

平櫛田中という彫刻家の人となりを

どんな解説よりもこの大楠が雄弁に語っていると感じ入りました。

 

この一年、もの作りをしているおかげで、メリハリの利いた年ではありました。

仏さまを彫って、アクセサリーを彫って、それにスプーンが加わった。

スプーンは単純なかたちだから初心者でも作るのが簡単だ。

無心に、木をカリカリ削る快感を味わっていただける。

カリカリといったが、これはよーく乾いた朴を削るときの音。

今手元にある朴は昔織り機のシャトルの芯として活躍していたもの。

むかーしの朴なのでカリカリという音がする。

お風呂屋さんの焚きつけになるところを縁あって私のところにきてくれたありがたい朴なのです。

これを使って「木でスプーンを作ろう」教室を始めました。

諸々で一回1500円でやっておりますがタダの木がなければ到底やってられない値段なんですよ^^

ほとんどボランティアで、やる人は非常にお徳なんですよ(実は‘何でそんなに高いネン’といわれた^^;)

タダといっても朴はとてもよい木なんですよ。

買えば高いし、最近は買いたくても質のよい朴を手に入れるのは大変なんです。

こんな良質の3.5cm角の朴材がたくさんあるのでスプーンだけでなく、

小さな仏さんをたくさん作って、新川家のイベントで並べてみたいなぁなんて思ったりしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

***11月16日***

久しぶりの百万遍さんの手づくり市

以前にもまして大盛況で

思うように歩けないほど。

いつものあたりに割り込ませてもらって私も店開き。

所帯の小さい私の店はほんの少しのスペースがあればそれでOK

なんせ一つ一つ手で作っていくのだからちょっとしか作品がたまらない。

そうたくさんは並べられないのだ。

今回始めて木のスプーンを並べてみた。

せっせと作っていた思い入れいっぱいの木のスプーン。

これを朝一番に来た方が購入してくれた。

毎朝コーヒーを立てて飲むのでこれはよさそうだナ・・でもちょっと高い、などとおっしゃりながら。

(お客さん、これはクスノキに何回もすり漆をすり込んでいるわりに、格安にしているんですけど、、、

木製品といってもそのよさが出てくるまで長持ちしない木もあるんですぜ)

と、言いたいが、言わない。

説明過多にしたくない。それが私のスタイル。

買って、使ってくれているうちに分かってもらえる、と信じている。

途中で雨がぱらついたが

お店もいっぱい、人もいっぱい、本当に良い市日和だった。

念願の百万遍の市にとうとう来れましたと、うれしそうな北海道からの女性

へ〜、北海道?そんなに遠くからここを目指して来てくれたんだ

なんだかうれしいなぁ^^

ワ〜、きれい!と大きな声で近づいてきて私のお店の前で立ち止まった!

えっ、何?なんだなんだどうしたんだ?

バラ!バラよ!ここまでくるの大変だったでしょう?といってお褒めの言葉。

あなたも彫ってる方で?

(苦労分かってもらえるのはうれしい以上に泣けてくるものだ)

試行錯誤で工夫し、何とかバラに見えるようにバラ独特の雰囲気が出るように

私にしたらかなりの力作。

売りたくないので高値をつけている。(アルマジキコト)

いつものぞいてくれる方が今回も来てくれた。

前回は30分近くも木彫り談義をしてくれた方だ。

今年は一月二月ごろからずっとお休みをしていたのに忘れずに来てくださった。

ありがたいことだなぁとしみじみ感謝しています。

みんな百万遍で知り合った方ばかり。

決して義理がらみではなく、正味木彫りに関心がある方々なので

本当に気が楽だ。

私が百万遍に出店する最大で唯一の理由はこれなんだ、と思う。

 

 

 

 

 

 

***107日***

昨年12月から作り始めた童地蔵。

やっと出来上がった。

途中から平行してやっていたもう一つもどうやらもうすぐ出来そうだ。

右側のは幼なじみのNっ子ちゃんのところへ行く「わらべ」です、見てますか〜?

もうすぐだよ〜。

おもながなNっ子ちゃんに似てるような、

最初(右側)とは又違った感じにできそうで

なんか不思議な感じです。

期日が迫っているのでこれから又工房にカンヅメです。

 

 

85

猛暑続きですが、夏はからっきしダメだったわたくし

この夏はけっこう元気です。

40台半ばからずっと続いていた首から上の滝のような大汗が

昨年の夏の終わりにどういう加減かピタッと止ったのだ???

今年夏の始まりにドウダローと不安いっぱいで様子を見ていたが、

やっぱり治っている!!!

というのも夜中25度以上になると必ず大汗で耳に汗のしずくが入って目を覚ますほど。

だったのが治った!?

以前親戚のおばさんに大汗を愚痴ると言われたものだ。

アンタ、それは若い証拠、それが出なくなったら「老い」が一ランク進むっちゅうことよ。

おいおいおい、お〜い、喜んでいいやら悲しんでいいのやら。。。

でも一年づつ年取っていくのは自然の摂理や、それを嘆いても仕方ない。

とすれば大汗が止ったことは私にはめでたいことであり、バンバンザ〜イなことである。

注文の帯止めやっと出来上がりました。

今までずっとお待ちくださった高知のWさま本当にありがとうございました。

「辰」は試行錯誤でくり返しくり返し絵を写したり修正したり

おかげで龍の形が頭にしみこんで、夢にも出てきました。

お寺の天井画とかで龍図は何回も見てるのに、さあ描くとなるとあいまい。

作ると形がしっかり頭に入ってくる。繰り返し効果なんですね。

◎◎◎

「子」は以前にも作っているので楽勝ねと思っていましたが、

いざ作ってみると今となってはもう面白くない。

じゃあ別のデザインを、ということであれこれの本を参考にして

新しいカタチを作りました。

手に持たせたのは、意のままにさまざまな願いをかなえてくれる「宝珠」。

「子」の顔を振り向かせたのは全体を小さくまとめるための工夫です。

 

 

 

 

77

注文品の辰の帯止めがやっとこさ完成しそうだ。

まだ春の頃に注文を受けて

これまた安請け合い

やったことないからと断らなければいけないところを

何とかやってみますと、この口が言ってしまったのだ。

龍の絵なんぞ描いたこともないくせになんと大胆な。。。

 

イラスト的な辰ではなく猛々しい龍がよいとのご希望

お寺にある龍図、目玉のぎょろりとした、モシャモシャの眉毛と口ひげのあるあの龍を私が彫る?

これはエライことですよ

ということでじたばたと

仏像の師匠のK先生には龍の載っている本をあれこれお借りして

漆塗りのY先生も下絵で手を貸してくださったり

周りの先生たちに大いに助けられて

大騒ぎの制作となりました。

ちょうど同じ頃、わが町の大木村(入山田村)にある禅徳寺という曹洞宗のお寺に参ることがあり

改築した本堂の入り口に真新しい大きな龍の彫り物があったのです(なんとタイムリー!)

入り口のすぐ上で割りと間近に見えるので穴の開くほど見てきました。

そんなこんなで周囲の方々のご厚意に支えられて

やっとこさと先が見えてきたところです^^;

失敗できへんで〜・・・・・・・・

 

 

 

 

6月8日

ずっと前に作った「風の少女」という名前のブローチの注文を受けた。

同じものがすぐにできると思ったが

それがなかなかむずかしい。

決して同じものはできないのかなぁ。。。

と思いながらもう一つ作ってみると

笑ってしまうほど今回彫ったのとうり二つの顔ができた。。

そう、時間をあけずに作ると同じのができるんだわね。

最初の「風〜」はず〜と前、仏像彫刻をやる前に作ったもので

対象を立体的に見ることなど意識の中にぜんぜんなかった頃である。

そういえばK先生に最初の頃よく言われた

「顔が平面的です」

今までレリーフ制作ばかりで平面的にしか、対象を見る習慣がなく

仏像を始めて「立体的に見る」が初めての壁になったような。。。

かといってそれが今克服できているかというと、

そういう自信もないままここまで来ているのですが、

今回「風〜」を作っていて、あっ、ちょっと立体で見れるようになっているかも

だから前と同じものができないんだ、と一人納得したりして。。。。

「風の少女」

新バージョンです。

 

 

 

 

 

 

 

 

5月3日

4日間の体験会がとうとう終了しました。

木のスプーンは人気で

ホウ、これ作るのか。。。と関心を持ってくださる方は多くて

うれしくなってしまいました^^

日ごろアクセサリーばかり作っているとほとんど女性が対象ですが

スプーンなど生活雑器は男性にも注目されて

前を通る人は必ず関心を持ってくださるので張り合いがありました^^

サーと見たら帰ろと思ってきた人には木彫りの体験は無理で、

体験者は前もってチラシを見て

今日は木のスプーンを作るぞ〜という気構えの方ばかりでした。^^

なので、いろいろと木の話などをしながら、じっくりと彫っていただけました。

できばえにも満足していただけて、

完成したスプーンを大事そうに持って帰られました。

それを見て私もニッコリ^^

***

風呂の焚き付けにされるところだった例の朴の木は本当に彫りやすく

初心者の方にでも削ることの心地よさを十分感じていただけたと思います。

できればもっと時間をかけてひと彫りひと彫りゆっくりと

スローライフを感じていただきたいものだと思ったりします。

日ごろ忙しい人には木彫りはぜひお勧めです。

無心にひたすら彫るということで精神衛生上とてもよい効果があるように思いますねぇ。

彫りすぎて私のようにノー天気になっても困りものですが^^;

とにかく今回の体験者からもっと作りたいという要望が出て^^

どこで教えているのかと聞かれ

エー、私教えていないんですよ、制作販売だけです。

今までかたくなにそのスタンスを固持してきた。

私自身最初は我流で

指先を怪我しながら刀使いを覚えてきた。

怪我をしないでどう効率よく削るか自然に身についていくものだ。

と思っている。

しかし、

ぜひやりたいという声を聞くとうれしくなってしまう。

おだてられるとすぐ登ってしまう傾向アリの人なので

そんならヤロカ?

教えるというより一緒にやろうか?

手を貸してあげることくらいはできるか?な。。

そんな程度です。

 それでこの5月から新川家カルチャー教室に木彫りで参加することにしました。

当分は木のスプーン作りをする予定です。

今木のカトラリーが静かなブームだそうですよ。

 

 

 

4月2日

8日、花祭りの日に淡輪の西林寺境内で開かれる手づくり市に出店することに。

主催者は、初めてのことでどうなりますか???

とのことでしたが出店者は10軒以上とのことで

こじんまりとした閑静な境内でするのにはちょうど良いのではなどと

今から一日をどう過ごそうかとすごく楽しみです。

淡輪というところは中世に淡輪氏の居城があったところです。

淡輪氏は大阪夏の陣で豊臣方につき没落してしまいました。

そのあとこの地に徳川方の何某かが入ったのでしょうが

結局地名として淡輪という名前が残ったということなのでしょうか。

町の地割りは昔のままらしく細い道が細かく通っていて、どこか懐かしい町並みです。

夏の陣で密書を運ぶべく男装までしたお菊さんも

子供の頃はおじい様を尋ねてこの淡輪城まで遊びに来たこともあったでしょう。

           つわものどもが夢の跡ですね、、、今は芽吹き時ですが。

●●

      今回「そら豆chan」の新バージョンが初お目見えです。

       昔の子供はこうだったという刈上げ頭の女の子です。かわいがってくださいね〜。

 

 

 

35

5月のゴールデンウィークに泉佐野市の町おこしの一環で行われる

「平成ルネッサンスin佐野町場」

今年も例年通り佐野町場の新川邸でおこなわれます。

「手づくり作家大集合」と銘打って13人以上の人の作品が並ぶ予定とか。

今年はそれに加えて体験会が行われます。私は体験会は今回初めてなので興味津々。

他の出展者が何を出されるのかもとても楽しみです^^

お客さんに一渡り体験してほしいので一箇所であまり時間がかからないようにとのことで

よくよく考えた末に、おおかた形成した「木のスプーン」の仕上げ彫りをやってもらうことにしました。

体験会の経験者によれば非常に簡単なものと、

そこそこ手ごたえのあるものを二通り用意するのがよいと言うことで

(な〜るほど)スプーンより、モ少し簡単な何かを考えねばと思っているところです。

○○○

木のスプーンは実際使っているのですが、とても具合がよろしいです。

歯にカチカチ当たらなくてやさしい感じが好きです。

私は雑炊を食べる時これを使います^^

熱々でも、安心して口に運べます。

椀の中にスプーンを置きっぱなしにしてあつッ!ってなことなくなりますよ〜^^

わたしだけか^^;

○○○

スプーンを語るなら韓国のスプーンの話をしないわけにはいきません。

あのクリの浅い独特の形。あのスプーンをはじめて見た時、

というか初めて使ったとき、これはスグレモノだと瞬時に思いました。

そのときの思いを知り合いの韓国人に伝えましたら

ソーデスカァ?

生まれた時から使っている人はその機能性がいかに優れているかなど気がつくはずもない。

だいたい日本人がスプーンを使うときって何食べる時?

カレー?焼き飯?オムライス?

ご飯ものが多いでしょう?

汁物はふつうお椀で飲む。

今日本で使われているスプーンは西洋料理から来た本来汁をすくうのに用いるものだ。

汁をすくうからクリが深い。クリの深い匙でご飯モノを食べると底に残るのよね、ご飯が。

私たちは無意識に上くちびるを使って底に残らないように食べているのですが

クリが浅いとこれをしなくてもいいので食べやすいのですよ、きっと。

初めてクリの浅い韓国のスプーンでピビンバを食べた時

使いやすさにびっくりした。

それでお土産に2個セットを一つ買って帰ってきたら

使いやすいので家族で取り合いになってしまい

次にいったとき10個まとめて買ってきたぐらいのスグレモノです。

○○○

今回スプーンを作るのに韓国式の「クリの浅いかたち」を参考にしました。

機能性云々にくわえて、作りやすいという大きなメリットがあり、これを積極的に取り入れました。

このクリの浅いスプーン、ジャムや蜂蜜をすくってパンにつけるときも

クリの深いスプーンだと底に残ってしまうのが

いとも簡単にパンの上にのってくれるので便利なんですよ^^

 

 

 

平成22117

新年おめでとうございます

平成も22年になってしまいました。

10年一昔といいますが

平成になったのはついこの前のことだったのに

もう二昔も前のことなんですねぇ。。

でも不思議なのは

昭和というとずっと昔のように感じるんですワ。。

ものは思いようということですか。

○○○

さて、昨年の12月から8寸の童地蔵を作り始めました。

わらべなので頭は一尺の仏様の頭くらいになります。

衣紋もいっぱいつけて本格的な衣です。

前回のお稽古でここまでしてきました。

 

あさってお稽古に行く時

持っていくのは

これです。

ここら辺の作業はやったらやっただけ目に見えて分かります。

だんだん形になっていくのが目に見えるのですごく楽しいです。

部屋にこもって一人黙々と彫っていると時のたつのを忘れます。

ヒノキの香りが部屋いっぱいに立ちこめて至福のときです。

○○○

あ、電話が鳴ってる〜、よっこらしょと立ち上がり、ドタドタと階段を駆け下りる。

木屑を払う暇もなく階段は木屑だらけ。。。

こういうとき大体10のうち7は株式投資とか健康食品とか保険勧誘とか。。。

うちはそういうのぜんぜんやってません、ちゅうの。

どういう電話であれ取る前に切れるととても気にかかるので階段を転げ落ちるように降りていく。

それで去年の春に階段の最後3段を踏み外し右足首を捻挫したんやった。。。。。

そのときは郵便屋さんだったけれど。。。

だいたい12回ピンポン鳴らしたら少し待つべきでしょう?

飛んで出て行けるわけでもないのに。

それを立て続けに何回も鳴らして、、そのおかげでこっちは半年以上も足の具合が悪かったんやぞ〜。

あの郵便屋さん、いるんならはよ出てきてよ、こっちは忙しいんやからとばかり

渡せてよかった〜と清々した顔してたなぁ。。。

そりゃあんたはいいでしょう、でも私あんたのせいで半年もきつかったんよ。

教訓

今年は絶対急がない、かたくなにマイペースを守ります。

 

1126

興福寺の仮金堂の「お堂で見る阿修羅像」最終日まぎわに2時間半待って見てきました。

お堂の中は薄暗く、途中から2列に分かれて、前列は立ち止まらないで歩きながら見る、

後列はいくらでも好きなだけ見ることができる、という係りの人の指示でした。

直接見れるせっかくの機会だから、前列で見ることにしたら、本当にあっけない、

あっという間に出口に押しで出されて、2時間半も待ってこれかよ〜と。。。

興福寺の阿修羅像は大好きな仏像ですが、今回は何がよいって、堂内の雰囲気がすばらしかったです

混雑していたのですがひと時それを忘れてしまうほど。

特に薬上薬王両菩薩像の迫力を新発見しました。

鎌倉時代の観音像であんな大きいの始めて見ました。

写真ではあれほど大きい像とは思わず、圧倒されました。

やっぱり大きいことはそれだけですごいなぁ。。

ましてやただ大きいだけでなくすごくいい形だもんねェ。。

もう一回見たいなぁ、、、今度ご開帳はいつだろう??

 

1115

いや〜、今日の「百万遍さんの市」はすごい人出でした。ちなみにこんなんです。

陽気もよく日曜日と言うこともあって大賑わいでした。

遠方からこられているお客さんや海外の方も多く、

イスラエルから団体で来られていて、カンファレンスが終わって観光をしているとのこと

さすが京都だ、国際会議場あるもんね、と変に感心したりして。。。

耳に入ってくる言葉も地方色豊か、国際色豊かで、

私など、片言の英語、片言の韓国語、たどたどしい標準語、そして地元の泉州弁を駆使して

お客さんと楽しいおしゃべりをしてあっという間の一日でした。

今年の初めからこの市に参加して、おなじみさんも出来、

いわゆるリピーターさんも来てくれて、

本当にありがたいことです。

今日一日お世話になった方々、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

1031

かわいい女の子を作ってみよう

すこし前から思っている

あれこれ考えをめぐらしてみる

いろんなポーズで絵を描いてみる

手を振ったり、足を上げたり、大声で歌いながら踊っている

マジンガーZと閻魔君の大好きな、ほっぺが真っ赤な3歳の女の子

キャンディキャンディになったつもりの5歳の女の子

どのイメージもおのずと家の娘からでてきたもの

そりゃそうだ、唯一私の知っている女の子は彼女しかいないんだし、、、

今はすでにアラフォー世代に突入した〜と嘆いたりしているのだが、、、

                                    ☆

 

 

 

 

 

 

106

先日、偶然「町の人間国宝」という番組を見た。

月亭八方の息子の八光君が長堀だったかを探訪して歩き、

町で頑張っている人に話しを聞き、

「町の人間国宝」の称号を授与するという番組だ。

そこで、仏像を彫っている人が紹介された。

一尺以上の仏像が、2030ではきかないくらい並べてあって、

量的にも技量的にもすばらしく、圧倒されてしまいました^^

77歳のその人が16年前から始めたとのこと。

照れ交じりに謙遜して「ひまつぶしで、、、」といっておられたが

本音を言えばという話になって、

「ここまで出来るなら、最初からド性根入れてやっとけば良かったと今になって思う」と。。。

なんと説得力のあるお話だ、

私に向かって言ってくださっているような感じがして、「あんた、まだまだやで、頑張りよ。」

といわれたような気がして。。。(大体自分の都合のいいように受け止めてしまう傾向あり、

得な性分やねぇ、とかノーテンキやとか言われているんです^^;

もう歳だから、先が短いからと自分を甘やかしてはいけませんね^^;

一つ一つ生真面目に、決して近道をせずに、木に向き合わなくては。

その行程にこそ、それをやる価値があるのだわね、、しみじみ。。。

 

☆☆☆

 

もうひとつ、

この先輩の工房で使っていた椅子。

これには目からウロコで、すぐに真似させてもらっちゃいました〜。

実際木彫りをしていて困るのは足。

椅子に長時間座っていると浮腫んでだるくなってくる。

胡坐をする生活をしてこなかったので今さら胡坐ではしびれてくる。

そこで、この先輩の椅子である。

背もたれのある椅子の足を短く切って、

具合がよさそう!こんな低い椅子を私はずっと探していたんだワ〜。

切ればいいんだ、そうやそうや切れば解決や〜

次の日近くのオールジャパンで木製で背もたれのある椅子を1980円でゲット。

しかもくるくる回るやつ。便利そう!^^

トースカンで下から15cmのところに印をつけて、

のこぎり挽けば出来上がり。

こんなところでトースカンが大働きをしてくれた。

仏像作るにはトースカンは必須のものでいつもお世話になっている。

ここでも登場して助けてくれた。

我が家のトスカン君、いろんな場面で活躍してくれるお助けマンだ。

この短足の椅子。

これはすごい!使いやすい!だるくもしびれてもこない!

ひじが付いているので立ち上がりやすい!

いいことずくめのスグレモノだ。

安いの買うてきて自分で作ったんやでー、と家で盛んに自慢している今日この頃です。

 

 

 

 

 

 

***10月1日***

桐材の購入ルートをやっと見つけて即買いに行ってきた。

お目当てどおりの角材があって、

でもあくを抜かねばならないのでしばらくの間雨に晒すそうです。

 

***9月26日***

人の形を彫るのが好きなのですが、

彫るとどうしても大好きな大山昭子さん風になってしまって、、、

(私的にはうれしいことなのですが、ものづくりの人間としてはダメなことです^^;

◎△◎

これは木彫りの本(木村鉄雄さん)で見たものをヒントに私流に作ったものです。

憧れのスリムな体型に、私好みの服を着せ、

ほとんど着せ替え人形の遊びをしている雰囲気で作りました。

これからいろいろなバリエーション作っていきたいなと思っています。

背の高さは15cmくらいでけっこう大きいですが

着せ替えで遊ぶにはこれくらいの大きさがないと面白くないので。。。

ブローチですがバッグに下げても、壁飾りにしても面白いでしょう?

 

***920日***

私が身につけていた「カラー」のブローチ(中央)を気に入ってくださって同じものを、

との注文を受けました^^

前に作ったものの反省点を加味して作るわけで、前よりいいのが出来るのが当然

なのだけれど、木は自然のものだからこちらの思い通りになってくれない場合もあるわけで^^;

そこらへんがちょっと厄介でもあり、又面白いところでもあるわけだ。

「カラー」という花は単純な形で大きな花だけど、色味のせいかとても清楚である。

ピンクとか赤、オレンジの「カラー」もあるがこれらはとても清楚とは言いがたい。

やっぱり「カラー」は白でしょう?

マグノリアのような白。

同じ白でもマグノリアに清楚な感じは全然ない。

あの大きな白い花が葉っぱも出てない枯れ木のような木にボコボコ咲いているのを見ると

異様な感じがする。

一個一個むしりとりたい衝動に。。。ちょっとあぶないですかァ???^^;

そうして見ると「カラー」の清楚さは色のせいだけでなく形からも来るのかしら。

◎◇□△

「カラー」の花には長い茎が必須なもので、これがなければ「カラー」の魅力は半減どころか無になってしまう。

ヒョローっと長い茎をつけるとブローチとして収まりの悪い形になるのではという心配もありましたが

出来て身に付けてみると、すごく様になっていい感じになるので、

今「カラー」にはまっています。

 

 

 

***98***

もうこの辺でおいとこか。。。

と決めて、半跏思惟像出来上がりということにします。

いつも出来上がりはこんな感じ

できたーっ!とかのメリハリはぜんぜんありません。

私の場合、達成感は徐々に湧いてくる。

「よくできました」と師匠からお褒めの言葉を初めていただいた!!!イェーイ

 

                             ☆☆☆☆☆

 

愛らしくも気高い岡寺の半跏思惟像

30cmほどの小金銅仏だが、目をみはるようなバランスの良いお姿だ。

数ある半跏思惟の小金銅仏の中でも飛びっきりの美形でプロポーション抜群。

衣文や瓔珞などがシンプルですっきりしているのとは対照的に

耳の上のリボンや頭の冠がふくざつ^^;

頭部は荒彫りの段階ではデッカイかたまりのままにしておくしかなく

ほほに当てている右手もほとんど最後までグローブのように大きいままで、、、

全体がなかなか見えてこなくて苦労、苦労でした。

が、苦労も楽しみのうち

完成までこぎつければ、こんなかっこいいことも言えてしまうのですよ。

 

  ☆☆☆☆☆

 

しかし飛鳥時代の名僧、義淵僧正の念持仏だったかも、といわれるこの半跏思惟像を

ついこの間まで知らなかった

雑誌でも写真集でも、今まで見たことがなかった、、、

でも知ってみれば、すごい人気なんだ、レプリカのお土産も売っている。

彫刻家たちがモデルにして作品にしている。

どうして今まで知らなかったのだろう???

自分が作っている仏像のことをもっと知りたくて、奈良をあちこちうろうろして

岡寺のレプリカも見てきたし、博物館刊の仏像資料写真集も探し出すことができた。

この資料写真の発見!はほとんど奇跡的だったなぁ。。。

つまり博物館の図書館で偶然一冊の本を手にとってパラっとめくったら

最初にめくったページに半跏思惟像の大きな写真があった!!!

ウッソーッ!こんなとこにあった!!

散々探し回った挙句、夕方になり帰ろうかという頃にやっとあった!

一日中歩き回って疲れきった私の足に神のお恵み、いや、いや、半跏思惟像のお引き合わせだと

かたく信じてつゆほども疑っていない私である。

信じるものは救われるの言葉通り

今やっと完成させることができた、お褒めの言葉もいただいた、大満足である。

 

 

 

 

 

 

 

***7月3日***

半跏思惟像

もうあと一歩で完成なのだが、ここへ来てなかなか先へ進めない。

最後の仕上げ彫りがとても苦手で。。。

気の遠くなるような作業で、

刀をピンピンに研いでから、薄皮をむくように木目に逆らわないように撫でていく。。。

どうしても刀が入らないところはどうする?

何とか入る刀を探して、どうしてもなければそのためだけに作ってでもやらなくちゃあ!

あっちにこっちに向きを変え、あの刀この刀を合わせてみる。。。

こういうの非常に苦手な作業だけれどもこれをクリアしなければ先に進めない。

師匠の刀を借りてやってみる

すごい切れ味!少々の逆目でもこなしてしまう

やっぱり切れ味かぁ。。。

最後の仕上げは切れ味にかかっているなぁ。。。

 

 

 

6月21日

この土日、奈良町の物語館で、柿渋、黒檀染めのOさんのご好意で

私の木彫りのアクセサリーも展示販売させていただきました。

古都、奈良、その中でも女性憧れのメッカ、奈良町

その中で過ごした2日間はなんかわくわくと心躍るものでした。

そのときだけでも埼玉、横浜、岐阜など遠方からの観光客が多く、

さすが「大和はまほろば」だと実感。

みんな日本の「へそ」を目指してここまでやってくるんだなあと感慨もひとしお

私もこの町にあこがれている一人だが

しかしここに住んで、内側から見ると一体どうなのかしら

まさかあこがれはないだろうし、プライドかな。。

しかしどこともこういう古い町並みを残しているところって

若い人は町を出て高齢化が進んでいるケースが多いように思う。

実際この江戸時代建築の町屋を利用した「物語館」はこの町を外側から見守る有志が声を上げ資金を集め、

NPO法人として管理運営していて、行政はいっさいノータッチとのこと。

そして私の木彫りである

売れるでもなく売れないでもなく、

前に立って「ファー、すごい」と言ってくれるのだけど

感心されてもねぇ、買うてくれてなんぼやよと言いたい。

物語館の並びの雑貨屋さんの店主のMさんが来てひとしきりおしゃべりをしていく

80歳という高齢にもかかわらずエネルギッシュで機知ユーモア無尽の人である。

センス抜群で、この方が私の木彫りを見ながら「うん、うん、いいね、いいね、」と言ってくださると

私などは先生にほめられた小学生のごとくにうれしくなってしまって。。。

杖をついておられたのでどこか、痛い所がおありのはずが、

おくびにも出さず、元気はつらつで

人の顔さえ見れば自分の腰痛を訴えようとする私めなどとは人間の質からして違うのだなぁと

つくづく感じ入ったしだいでした。

 

 

511

「わらべ地蔵」できました!

一心不乱に祈っている姿を現しています。

おだやかな表情に、ほっとするような心の安らぎを覚えます。

この仏さまのキーワードは心の平和、愛らしさ、そして一心不乱です。

一心不乱に祈念している姿を現すために、お顔が下向きになるように3回彫りなおしました。

おでこの白毫はべつ植えです。一分ほどの深さでしっかり入っています。

全体的に丸い感じで華奢な部分がないので、なでたり触ったりしても大丈夫。

多少は汚れてくるでしょうが、黒光りでそれも良いアジになるのでは?

台座は反花にしています。台座があるとないとは大違い。

台座に乗せると本当に仏さまらしくおなりになって。。。と言う感じです。

 

☆☆☆

 

そうだ!お数珠を作ろうと思い立ち、クラフトマートのビーズコーナーに行ってみると

まあなんと混雑していること。。

ワークショップのコーナーもあり、指輪の作り方などを教えている。

まばゆいばかりのキラキラの中、ありとあらゆるビーズ素材がそろっていて、目もくらむよう。

やはりこれからの季節はガラスビーズのさわやかな透明感が好まれるよなー。。。。

でもあの「キラキラビカビカゴージャス」をどこに付けていくのだろう??などと、

最近とみにくすんだ私メなどは思ったりしてしまうのですよ。

私には夏も冬もやっぱり木彫りだなぁ。。

でも一般的には木彫りはやっぱり秋冬か、、、。などと思いながら、

でも木彫りは時間がかかるから秋冬用を今から作り始めるんだと自分に言い聞かせ、

パールだけを買ってその場を離れたのでした。

 

☆☆☆

                                

台座に乗せお数珠を持たせて準備万端OK

丁寧に梱包して郵パックで叔母宛に発送して、フーーーッと大きな息を吐いて、一件落着。

翌日、早速電話がなって、

「ついたよー。かっわいいの、ありがとね」

「気に入ってくれたらうんと宣伝しといてな、名刺いっぱい入れといたし、、、まわりに配ってよー」

てなことで営業のプロフェッショナルのわが叔母に頼み込んだのでした。

 

 

331

姉のような存在の叔母から

注文を受けて作っているわらべ地蔵

「丸っこいのが好きなんだ」の一言で急遽作り直している。

もう少しで完成のはず。

普通はこんなことはしないのだがこの叔母の存在は私にはでっかいもので

遠くにいて普段疎遠になっているだけにできることはやってあげたいのである。

77歳にしていまだ現役で仕事をやっているのだから頼もしい限りである。

身辺整理なんかやってる場合ではない。

老後の楽しみでちょっと木彫りをやって。。。。などということは

この叔母の前では絶対いえないことである。

何事も全力投球

ちょっとまぶしい存在だ。

大声でしゃべる。大声で笑う。10人分ぐらいの存在感だ。

今回、もう一人の叔母の葬式で15年ぶりに顔を見た。

電話の声はちっとも変わっていなかったのに背が頭ひとつ分くらい縮んでいた。。。

でも、でもやっぱりにぎやかな人で「いやはや、どうもどうも」といって入ってきた叔母に、

安らかに横たわっている仏さんの一人息子のわが従弟がこう言った

「おばさんおばさん、起きちゃうといけないから静かにしてくれ・・・(^^;)」

 

◎△◎▽◎

 

ということでこのわらべ地蔵である。

「趣味悠々」でやっていた松本明慶さんのわらべ地蔵を基にして

自分なりのお地蔵さんを作っている。

図案はテキスト通りなので自分なりともいえないが

お顔が私流なので自分なりといっていいかな?

やはり仏像は顔が命でしょう?

全体のバランスが一番だけど

それは作る側の重要事項で、見る人はやはりお顔でしょう?

このわらべのお顔は母のひざの上で笑っている生後9ヶ月の私自身の顔にそっくりで

自分でも笑ってしまうほどである。

叔母もきっと喜んでくれるはずである。

 

H21.3.9

去年の11月半ば頃、作り始めて

正月過ぎにはもう荒彫りが終わっていたというかつてない速さで進んできた。

半跏思惟像

飛鳥・岡寺のご本尊の体内仏であったという。

30cmほどの小金銅仏で、天平彫刻という本をパラパラと見ているときに

パーンと目に飛び込んできた。

「先生、こんなのわたしにできますかねぇ、、、」

「んーん、できますよ、、、」

おりしも奈良博物館で西国三十三箇所観音霊場の特別展でこの像が展示されているという

タイミングのよさ!

会期の最終すれすれで見ることができ、

でも黒くくすんだ小金銅仏はあまりにも地味で

一生懸命見た割にはいざ作る段になるとほとんど印象に残っていなかった。。。

程なく先生から図案を渡していただいた。

正面と横と後ろの写真を基にしてわざわざ起こしてくださった図案だ!

この図案に従って造形していくうちに、

この図案のすごさに圧倒された。

私のようなものにもこんなにバランスの良い造形ができたということは

とりもなおさずこの図案のおかげなのだ。

                                ☆☆☆

 「この金銅仏を作った人はすごく上手な人だったと思いますよ。

その人が鼻歌交じりにササーッと作ったもののように思いますねぇ。。。」

図案を起こしながらそう感じたと先生はおっしゃった。

☆☆☆

そうなんですよね、

天平時代の昔に作られたひとつの仏像を摸刻しようとして詳しく観察して調査するとき、

作った人の心や、手を感じることがあるんですよね。

まさに天平の人と交信しているような。。。

単純な道具をつかって手で作る工程は今も昔も変わらない。

だとすると今私がてこずっているところは天平の人だって苦労したに違いない。。。

なんちゃってね。

外野のほうから腕が違うよ腕が!という声が聞こえてきたような気がしたな。。。

 

 

***1010日***

14ヶ月ぶりに不動明王が完成しました。

9世紀末に著された「儀軌」の

「不動明王の十九観」にできるかぎり忠実にと、努めました。

わが師はそういうことをとても大事にしている方です。

ただ「体色は醜く青黒」というのはあえて守りませんでした。

頭髪と顔に淡彩色、瓔珞と腕臂釧は金泥で仕上げました。

一木造りで8寸の明王像ですが火焔光

の先まで40cm以上の高さです。

明王は彫りに彫ってすいすいと出来ましたが(罰当り^^;)火焔光はてこずりました。

先端が折れやすいので、

この夏の暑さの中で、気を使い、力も大いに使い、血と汗の賜物です。

ただ残念なのは写真写りが悪いこと、

というより撮り方がヘタ、

というかカメラが悪いというか。。。

実物に比べて中高に写っているので、なんかズーングリしている感じ。

まあ、お不動さんはそういう感じでいいのだけれど。。。

 

*8月1

 

 

清流・大屋川

講習会場の前を流れている。コロコロとかわずが鳴き、糸トンボも飛んでいた。きっと時期には蛍も飛んでいるのだろうなぁ。。

 

兵庫県の大屋町は木彫フォークアートの町である。

ここでときどき但馬木彫を引っぱっている松田一戯先生のワークショップが開かれる。

4年ほど前に「まねき猫」を教えていただいた。

今回「こまいぬ」を彫りに行ってきた。

大屋を訪れるのは5回目。

5回目ともなるとふるさとに帰ってきたような感がある。

そこはまるで日本昔話の世界である。

そこでまる2日間、木を彫ることに明け暮れる。

コンコンコンと木づちの音を響かせて、

楠の木の香りがただよって、

ときどき涼しい風が通りぬけていく。。。

ここちよい時間と空間

 

 

いのちの洗濯とはこういうことね、きっと。

山寺で座禅を組むとこういう心持ちになるんだ、きっと。

 

というわけで、2日間で全員が完成!

これを見るとあの時の心情がよみがえってくるんだわ。。。

良い体験でした。

 

 

いぜん私のつくった「まねき猫」を見てレプリカじゃんといった人がいた。

そうやけど、、、そりゃそうや、お手本にして作ったんだから。

松田先生には完成度高いってほめられたんやぞーー

レプリカで何が悪い?好きな作品をまねて作る、これ修行の第一歩なんじゃない?

「作る」作業の中で独創だけに価値があるとは思わない。

独創的でなおかつ第三者の感性に訴えるもの――

そこまで行き着けなくての自己満足の独創より

完成度高いレプリカをつくるほうが今のわたしにはよっぽど価値がある。

そしていつの日にか!と思い続けることが私の原動力になっているかな?

思い続けるだけで終わるかも、、、、なんせ先は長くないんやし。。。

 

 

57

昨日で連休中の延べ7日間に渡る手作り市がやっと終わった。

最初は勇んでいたが後半の連続4日間はいささかきつかった。

よる年波には勝てず、、、というところか。。。

 

今回も多くの出会いがあり、良くも悪くもよい社会勉強をさせてもらった。

いくつになっても学ぶことは尽きなくて、

百人いれば百様の考えがあることに今更ながら驚きの連続だ。

へ〜、そういう考え方あるんだ。。。へ〜なるほどね、わかるわかる。。へ〜!ああしんど。。

しんどいけれども理解は出来る。

しかしそれがこと身内となるとそうはいかない。

エ――ッ、そりゃちがうやろ、そりゃぁおかしいわ!そんなんありえない!ということになる。

一片の理解も示さず,培ってきた(と思ってる…)知性や教養などはどこかにかなぐり捨てて、

断然感情的かつ自己中心的に相手をののしり始めてしまう。

途中でハッと我に返るがもう後戻りできずにそのまま突っ走ってしまう。

悪かったの一言はなかなか出てくるものではない。

これこそまさに家族間ならではの甘えの構造だ。(分かっちゃいるけど、、)

他人さまの間でそんな風に我を張って、意地張って、

文句あるならかかって来いとばかりふんぞり返っていたら即、変人扱いで

すぐ輪の外にはじき飛ばされてしまうだろう。

人間って公私の意識を自然に使い分けできるようになっているんだ。

そうでなければ私など当の昔に宇宙のかなたに弾き飛ばされていたにちがいない。

とまれ

手作り市について書くはずがどこに行くつもりか。。。

とにかく好天続きの連休で、ふるさと町屋館の町おこしイベントは無事終了した。

3日夕べのろうそく能の演者が、蟻通神社境内の能舞台で、謡曲「蟻通」を奉納するというので

この日は早仕舞いをして見に行きました。

朗々とした「蟻通」は鼓の音とともに築何百年の能舞台の上で響き渡っていました。

映像などではなくて生の光景はやはり迫力がありました。

○○○

朝、準備中です。うちのスペースはこちら側になっていて写っていません。

 

大鍋でもち米を蒸しては搗き、蒸しては搗き、、、何回も何回も繰り返し・・・

でもあっという間になくなって、、、振る舞いもちは大人気。

200年の町屋、しょう油を商っていた大商人の店兼住居。

泉州から紀州にかけての独特の建築様式の説明に耳を傾ける町場散策のウォーカーたち。

淡いグリーンの一輪挿しをゲット。T窯の先生の作品。

近隣の土丸の土から作った土丸青磁。

すっきりした色と姿、つや消しの肌がとても気に入って

今満開のツルビンカを活けたらぴったりだなと

思ってゲットしたが思ったとおり大当たり!

 

 

420

 

手作り市出店準備は着々と進んでいます。

だいたいこれまではせいぜい前日にあたふたとやっていたのがどういう風の吹き回しか

自分でも首をかしげている。今回はうまくいくかなぁ。。。。。 

 

例年、5月の連休は市の指定文化財・新川邸で町おこしイベントが盛大に行われる。

期間中、日替わりでさまざまなパーフォーマンスがある。

パッチワークキルト展、

オカリナコンサート、

朗読会(佐野の昔話)

子供民謡、

ろうそく能、

落語、

琴、

マジック

なつかしの歌声喫茶、

本格手打ちそば、

佐野町場再発見ウォーク

などなど盛りだくさんの企画である。

日替わりの軽食コーナーまであり、

そのなかで我が手作り市も開かれることになっている。  

 

 

この間からその準備であたふたしている。

今回こそはという気持ちが私の中にいつもある。。。

いつもアカンということの裏返しでもあるけど

だめでもだめでもめげずにまたやるというこの不屈の精神というか

図太さというか

懲りないというか。。。

 

ほとんど自己満足の世界で空回りしているだけなのか。。。

そうねそうなのかも、、、

でもでもファイト!

 

 

326

近くに手作りの作品を展示販売している小さなコーヒーショップがあり

お雛さまとこぼとけさんを展示してもらっていた。

時期も終わったので作品の入れ替えに行ったら

なんと小さなお雛さまとこぼとけさんが売れていた!

NPO法人のお店で、時々手作り教室なども開かれている。

のんびりムードで、ほっこりした空間である。

お店の人に根掘り葉掘りきいてみる、、、

どんな人が買おてくれたン?こどもさんに?自分用に?

−−ふーん、そう。。。

いくつくらいの人?――ふーん、そう。。。

「こぼとけさん、袋に入れて、いつもかばんに入れといても

いいんかなって聞いてはったよ」

もちろんよ、そのために作ったンやから。

なんか大事にしてもらえそう、、、うれしいわぁ。。

旅行に行ったり、映画を見たり、おいしいものを食べに行ったり、、、

そんなンよりも何よりも、作品が売れることが一番うれしい。

あったこともない人が私の作ったものを気に入って買おてくれはる。。。

木彫りのものとしては格安の値段だが、

買う側に立てば決して安い値段ではない。

それを思うと、涙が出るほどうれしい。

認められたという満足感。充実感。

もの作りをしている人間にとっては何にも替えがたく、

次への大きな励みになるものだ。

 

3月17日

N邸の雛祭り展に出展していた雛人形が我が家に帰ってきた

なんかとてもうれし、なつかしの感じ

問題だった塗りの作業もまあまあで、、、何とかぎりぎりで間に合って

出来立てほやほやで送り出した雛たちだけに

手元に帰ってきてみると、手直ししたいところがあっちにもこっちにも、、

完成はまだまだ先の話だわ

でも雛たちはもちろん、お道具類まで一刀彫で

金具はさびないゴールドフィルドという素材を使っていて

とにかく苦労したので愛着ひとしお

手直しして余計変になるということもあるから

もうこの辺でおいといたほうがいいかな・・・・とも思っている

 

 

 

 

 

3月10日

お雛さまでずっと中断していたお不動さんの光背の火焔のあら彫りができて

なんともいかめしい恐ろしげな姿が現れてきた。

これから小作りに入り、今まで以上に時間がかかるのだが

根が大雑把な性分なのでこれがかなり苦行なんです。これからが大変ですわ。

不動明王を作るとなった時,どっちのヘアースタイルにしようか迷った。

ひっつめかカリーヘアーか???

易しいのはひっつめだろうけど好みとしてはカーリーだ。

カーリーヘアーにしよう!

そう決めて、東大寺・三月堂の不動明王に会いに行った。

双眼鏡でご対面!やっぱりすごい!来てよかった。。。!

立派な写真集も出てるけどやはり実物はすごい!

奈良在住の友達のご主人が案内してくださって三月堂を拝観した。

今回ご本尊の不空見羂索観音の手のひらに挟まれた宝珠をはっきり見ることが出来た。

真正面から懐中電灯を当てると、宝珠が光っている。。ああ、天平の昔からずっと手のひらの中にあって

今なお涼しい光を放っている、、、すごいなぁー

しかしそんな見方をしたのは初めてで、ご主人の案内あったればこそ、でした。感謝です。

 

うちから車で20分のところにあるお寺のご本尊が不動明王倶利伽羅龍で

境内に不動明王の大きなブロンズ像がある。

三月堂の不動明王は坐像だが,そのまま立ち上がった姿がわが町のお不動さんで、

私の作っている像はこの姿と期せずして同じであった。。。。。

身近にあるものは意識の外にあるものなのかしら。。。

 

 

 

 

 

 

214

三人官女まで作ったのは今回が初めてで、一応彫りが終わった今

かなり興奮しています

わらべのお内裏さまと幼女の三人官女

よちよち歩きの三人官女たち・・・

おいおいそれでちゃんとお仕え出来るのかい?

と声をかけたくなるようなたどたどしさ

おもわず頬ずりしたくなるようなかわいらしさ!

私にしては上出来だわと一人悦に入ってます

さて問題はこれからですわ

いよいよ苦手な塗りに入ることになる

まずはお顔を胡粉で白塗りにして着物はそれからのことにしようか。。。

どうしよう、ここで失敗したら苦労が水の泡になる

この形をとるのに、ない脳みそを散々振り絞ってやっと下図をこしらえたのだ

それも完璧に出来てないので、彫りながら修正しもってやっとここまで来たのに

ここにきて塗りで失敗したら目も当てられない

しかも塗りはほとんど自信というものがないのだ

コンプレックスのかたまりだ

でもそうやからと言って、白木のままでいくのかと言うと

それも味気ない

やはりお雛さまはあでやかであってほしい

そんなら塗りをがんばって見なければ、ね

市のN邸で行われるお雛さま祭りで展示してもらうことになっているだけに

今回は張り切りました

と言ってもまだ完成したわけではないのですけど。。。

私の中ではこれは大きな出来事で

まだ年が変わって間もないけれど確実に今年のビッグ3に入る出来事になると思うんです

 

 

1020

さのまち場、市の重要文化財、N邸での毎月恒例の手作り市に出店した。

夏の間は出なかったので半年振りの出店だった。

手作り市は楽しい。

立ちどまって作品をあれこれ見てくれる人と話をするのが楽しいのだ。

根掘り葉掘り聞いてくれる人は大歓迎である。

立ちどまって見たりさわったりすると買わなくちゃ悪いのではないかと

心配してるような人もいるけど

そんなのぜんぜん気にしなくてもいいのになぁ、、、

関心を示してくれるだけでうれしいのに、、、、、まあ、いつかは

買ってくれるかもしれないという期待はあるのだけれど。。。(^_^

だから木彫りのよさをじゃんじゃん宣伝しちゃおうという魂胆です。

まず軽い!そして丈夫!古くなるほどが出る!

それに温かみがあるでしょう?

作る側から言えばデザインや色が自由自在なんです。

 

 

最近、母の小箱の中に私がずっと昔プレゼントした手鏡を見つけました。

大山昭子さんの本を見ながら作ったものです。

その頃のいろいろがスーッとよみがえってきました。

木を丸く切るのに苦労したこと。ハンドジグソウなど持っていなかった。

だいたい世の中にハンドジグソウなんかあったのか???

鏡をはめ込む浅いくぼみが平らにならなくて、、、鏡を入れてみるとカタカタ鳴るので

くぼみがだんだん深くなってしまったこと。

それよりも何よりも、材料の木はいったいどこで買うのだろう。

それが一番の問題だった。

家の近くの建材屋さんに行って建築材料の桧の木っ端をもらってきたり、

その昔、美術の授業で作った版画の板を実家の押入れから探し出し、それを再利用したり、

そうこうしているうちにホームセンターという、私にとっては宝の山のような店が出現して、

百貨店でショッピングなど苦手だった私だったが、このホームセンターには足しげく通って、

しかも行ったらなかなか戻らないというような。。。そんな日々だったなぁ。。。。

いつも昔のことを懐かしげに語るのはやめとこうと思っているのについでてしまった。。。

 

 

            阿弥陀如来立像が一年四ヶ月ぶりにやっと完成しました。

 10月の市民展に出そうと最後の仕上げにかかりっきりで頑張り、

何とか期日に間に合うように完成してホッとしたので気がゆるんだのか、

出展申し込みの期日が一日遅れてしまい、受け付けてもらえませんでした。。。。

締め切りの次の朝一番に電話を入れましたがあきませんでした。

そんなぁ、、、一日くらい、、、第一、出展はそう多くないのだから一点でも多いほうがいいのでは、、、

などと口走ってしまい、相手を余計怒らせてしまったのか、、、

決まりは決まりだというが、市民参加のイベントであり、も少し融通が利いてもいいのでは?

締め切りのあくる日であれば準備としてはこれから手をつける段階、

遅すぎることはなかったはず。

私より前に市役所の窓口まで朝一番に来た人がいて

ここまで来た人すら断ったのだから、、、(ましてお前など論外である)

もう一人断ったのだからあなただけ受け付けることは出来ない。

ということだった。

なんとなんとひどいこと!

私は、私以前に窓口まで来て断られた人のために憤慨した。

きっとその人も何かの事情かあるいはうっかりか、

出展申し込みに遅れてしまい、あたふたと朝一番に市役所まで駆けつけたに違いない。

それを受け付けてくれないとは!!!

決まりは決まり。それはわかっている。

だけどケースバイケースで、処理してくれてもいいのではないか。

そう煩雑な処理ではないだろう。しかもいつも暇そうにしている社会教育課の窓口だ。

血も涙もある行政であってこそ市民も市の財政困難をともに耐える覚悟も出来るというもんだ。

 

 

 

 

 

 

                     *10月7日

10月はあちこちで堰を切ったように展示会のオンパレードだ。

木彫り仲間の友達と一緒にとなり町の木彫り教室の展示会を見に行った。

まず作品の多さに圧倒されてしまった。

先生もいなくて、たった4人で細々とやっている我々とは大違い。

レリーフと仏像が半々くらいだったが、レリーフの彫りのすごいことすごいこと。。。

浮き上がってる、、、、、

これって板に張ってあるん?

え〜まさか。。。

とか言いながら下から透かして見たり、横からのぞいて見たり、、、、

なんと行儀の悪い客だとあきれられたのか、

だいぶん関心が深い客だとよろこばれたのか、

そこの先生が脇についてずっと説明してくださった。

それによるとわれわれがすごいすごいと感心していたのはだいたい木彫りを始めて数ヶ月の人の作品が多いのだとか。

われわれ思わず顔を見合わせて複雑な心境。。。

きっとみんなここ以前に、よそで習っていた人なんだと勝手に推測して納得した私たちであった。

本命は仏像だが、ここでは先生が木取りをしてから生徒に渡すのだとか!

え〜っ、それって一番面白いとこ、生徒にやらせないの〜?

内心、叫んでしまった。

そりゃー、のこぎりひくのは楽じゃないけど、、、

私の師匠は一番初めに、砥石のこと、研ぎのこと、ノコギリのことなどなど、教えてくださって、

そのおかげで、今じゃ斜めに引いたりも出来るようになってますよ。エッヘン!

新しい作品に取り掛かるときは、二ヶ所に直角面をだした寸法の角材と下図を渡してもらって

後は自分でトースカンと曲尺で線を引いて、木に下図を描いて、いらないところをノコギリで取っていく。

これを木取りというが、この段階で仏像の体のバランスがほぼ決まってしまうほど醍醐味のある作業なのである!

でも恐れることはなくて、下図を読み間違えないでその通りに一つ一つ慎重にしていけば大丈夫なので、、、

すべて基礎が大切で、急がばまわれ、です。

早く取り掛かりたいと思っても、じっと力をためる期間も必要で、

それがあってこそ、その後の伸びが期待できるのではないかしら?なーんちゃって。。。

 

 

 

 

 

           9月25日

やっとのことで関西にも秋がやってきました!

夏の暑さには、もう最初からお手上げ、参りましたと無抵抗で降参していましたが

秋が来たからにはまたエンジンをかけて動き出さなくてはと

一応周りには復活したぞーと大声をあげてみました。

でもいつエンストするかわからない状態で。。。

夏の間中、家に引きこもって8寸の不動明王の木取りに取り組んでいましたが、

何とか形になったようで、、、ここでなんとしても先生にチェックしていただかねばと、

暑さにもめげず先生宅に伺い、これを行動開始のきっかけにしました。

今回は朴の木を使っているので、刀痕を残した仕上がりにして彩色をしようと思っています。

ウキッ!かっこよさそう!

 

憤怒の相は初めてで、これまでどちらかというとやさしい顔になりがちだったので、

心して怒りの相にしなければと、、、

すでに頭だけは先に作っているので、難しさは身にしみています。

厳密に言えば怒りではなくて必死の相であって

あの怖いお顔は衆生を救おうと必死になっている様相を表しているそうで、

そこのあたりを表現するのが微妙で難しいところなのだろうなぁ、と思ったりして、、、

というより、そんなの表現できるんかぁ?わたしに。

 

ということで、今のところこんなんです。。。。。

写真がうまく取れてない、、、もっと背丈が長いのですけど・・・

 

 

 

7月21日

台風4号の接近で大忙しの最中に

というのは、我が家では台風が来るとなると大はしゃぎをする人が約1名いるので

いえ、大騒ぎをする人というべきか、、

庭にある植木鉢は全部台からおろして貝塚いぶきの足元にはめ込み、

バケツに水を張り、飛んでいきそうな小物はその中に放り込む。

物干し竿ははずして片隅にまとめ、目に付くあらゆるものを納屋に押し込む。

小さい納屋が満杯になっている。

楽しんでいるかのごとくイソイソと片付けている、、、俄然張り切っている、としか見えない。

まるでお祭り騒ぎだ。。。としか言いようがない。

元に戻すのはいつも私の仕事になる。

やった人が元に戻すべきでしょう?でしょう?

ととと、何の話だっけ?

そうそう、その大忙しの最中、愛犬さくらを家に入れてやろうとするのに言うことを聞かない。

台風がくるんだからね、お家に入ろうよ、飛ばされちゃうよ。

言いきかせてもぜんぜんいうことを聞かず足を踏ん張っている。

さくらは最近、自分のテリトリーから出て行きたがらない。

寝そべって抵抗する。水溜りでも座り込んでしまう。ぬれるの大嫌いだったのに。。。

台風来るんだからね、と言いつつ抱え込んで連れて行こうとして、、、

かまれた!

それほど痛くは感じなかったけれど悪夢のような一瞬だった。

14キロ(米袋ひとつの重さと同じ)が足をばたつかせてもがいている。

ずり落ちそうで不安定なのだ。

あばれるので持ちこたえられずに、何かにけつまずくのと、かまれるのと、こけるのが同時だった。

最悪!!

 

台風襲来の最中に病院なんか行けないわ、、、と

その晩はマキロンでシュッシュッと消毒して、

翌朝病院に走った。

一晩で化膿していた。熱も出てかなりきつかった。

3分丸刀ほどのさくらの犬歯がまともに入ったのだった。

傷口は小さいのに1センチくらい深く入っていたので消毒液が届かなかったのか。

あれから1週間。毎日洗浄に通っている。抗生物質の点滴も日に2回づつ5日間受けた。

 

たまたま友達から電話がかかったきた。

話をするとアハハと笑い出した。

ここは笑うところじゃないんですけど、、、といささか気が悪いが、

やっぱり。。と思わないでもない。

飼い犬にあごかまれた。。。なんて笑うしかないわね、間が抜けてるもの。

でもハズミだったのだから仕方ないわ・・・・。

 

台風の被害はうちのほうは全然なかったんですけど。。。

とりあえず台風一過でした。

 

 

 

 

527

焼印を作ってもらった。

名前の一文字を取って6ミリ角の漢字一文字の印。

どうしてもとお願いしてミニマムサイズで作ってもらった。

さっそく押してみると、なんとも様になっている。

実際よりも数倍上等に見える。

そんなことで喜んでどうする、実力で勝負しろ!実力で!

という良心の声が聞こえないでもないが、

こんなとき従うのは大体本能のほうで良心の声には耳をふさぐことにしている。

うれしいからいいじゃん。かっこいいからいいじゃん。。

ということで機嫌よく喜んでいる。

  

息子にこういうのがほしいんだけどと相談すると、

さっそくそういうHPを探してくれた。

何度かのメールのやりとりで、

こんな素敵な焼印が送られてきた、北海道から!

北海道の工房で作ってもらうなんて、数年前には考えもしなかったことだ。

インターネットっていやはや便利なものだ。

こんなに便利なもの、もっと自由に駆使したいとかじりついてやっては見るが

頭がついていかんというのもあるが、それ以前に目が、、目がついていかないんだな。

歳には勝てないということですか。。。

 

まあおとなしく、木彫りに精出して焼印にふさわしい作品をつくるぞゥなどと

やっぱり根がまじめな今日この頃のわたくしでありました。

 

 

 

 

 

5月2日

またまたこの1ヶ月パソコンに振り回されていた。

O氏にお願いして、HPのスタイルを少し変えていただいたのだが、

この際だから内容も一新しようとはりきって、

あれこれとさわっていたら、消えては困るものが一瞬にして

どこかに吹っ飛んでいって行方不明???

ややッ、どうしてくれるんよ!

ちょちょっと、待ってェな、そんなあほな〜

ああ、情けな・・・・etc.etc.etc.

そして2,3日したらまた気を取り直して

パソコンの前に座るということになる。

CDから原本を写してまた1からやり直し。

これで3回目。3回目にしてやっとアップできそうだ。

ああ、でもアップで失敗ということもあるからまだまだかもしれないけど。。。

まあ、気長にやればいつかはきっと!の思いでやるのみなのでしょう?

とは言ってもそんなに時間は残っていないのだろうけど。。。

 

☆☆☆

 

今回でわかったことひとつ。

4,5時間画面を見続けていると目がかすんで近くも遠くもぜんぜん見えなくなる。

それでサングラスを掛けてやってみると

やはり目は疲れるが、かすむことはなかった。

明るい画面をずっと凝視してると目に光が入りすぎるのだ!

ということがわかったことは、私の目にとってはまさに天の恵み。

以来、パソコンに向かうときはめがねの上に重ねてサングラスをはめている。

具合は上々だ。

この作品は私の大好きな大山昭子さんの本を見て最近模刻したものだ。

モノクロだったので色は私の好きな色にした。

大山昭子さんの作品との出会いは30年ほども昔。

百貨店のホビーコーナーで木彫りをやり始めたばかりの頃、

本屋で大山昭子さんの本を見て、これだ!

私のやりたいのはこれだわと一目でほれ込んでしまったのだ。

さそっくその本を買い込んで、その本一冊を先生としてずっと彫り続けた。

おもえば私の木彫り修行は模刻のみだった。

どうすれば写真通りに彫れるのか。

本に載ってる写真を穴の開くほど見たものだった。

どうしたらこんなにかわいらしく出来るのか・・・・・

 

☆☆☆

 

飽きっぽいと親が嘆くほどだったのが、自分でも驚くほどのめり込んで行った。

こんなことってあるんだねぇ。。。

後年、3ヶ月間だけ堂島のカルチャーセンターで直接教えていただいたこともあったが、

ほとんど独学だと自負している。

家事や子育てなどの合間にボツボツやっていただけなので、

牛歩的にのろのろと進んできたのだけど、

やはり継続は力なりだ。

この作品は、上出来だ!と内心小躍りしている。

自分で作って自分で喜んでるめでたい人間がここに一人いるんですけど、、、

喜べるときは喜んだらいいじゃないですか。

きっとしばらくしたら、アーシタラヨカッタ、とかコ−シタラヨカッタとか

思い始めて、もう一つ作りたくなるのだろうから。。。。

とりあえず今切実に思うことは

自分のデザインでつくりた〜い!!

でも湧き上がってくるものが無いんだな。。。

 

 

 

 

23

今年もお雛様の季節がやってきた

おひな様展に出品するのが今日やっと出来上がり

さっき納品してきたところ

正月を挟んでこの2ヶ月、おひな様にかかりっきりであたふたしていたので

今は気が抜けたみたい・・・・

いつもの小さいのと同じ形で、大きいのも作りました

はじめて顔を胡粉で仕上げています

鼻も胡粉で高くしていかにも雅なおひな様らしくなりました

大きいとごまかしがきかないので細部まできっちり作ってあります

彫りあがったお雛様に、さてどんな衣装を着せてあげようかと考えるのは

私には一番つらい行程です

イメージがぜんぜん浮かばないのです

ただ、色合いをシックにして落ち着いた感じに仕上げたいと

それだけを念頭におき、色と格闘しました

赤でもいろいろな色を混ぜて複雑な赤にしています

古代朱が好きでよく使っています

こんな風ですから子供さん向きではないかもしれません

大人の方にしみじみと楽しんでいただきたいおひな様です

上の写真はわりと明るい仕上げになっています

男雛を先に塗ったのですが春の菜の花畑をイメージして

イメージどおりに仕上がったので女雛もそれにあわせて明るくしました

光源氏を思わせるような貴公子ができたのでは、、、と(^^;

 

 

 

 

 

               1221

 

久しぶりにコボトケさんを3体彫りました

親指ほどの大きさのコボトケさんは小粒なだけに彫り上がりが早い。

一日に1体づつ

穏やかな気持ちで彫るとそんな顔に仕上がる。

この三体は気分のよい日が3日続いて次々に出来上がったコボトケさんだ。

いかにも気持ちよさそうだ。

こういうのができるとさらに気分がよくなって。。。

逆に気分のよくないことがあっても

コボトケさんを彫り始めると心が落ち着いてくる。。。

相関関係がどうなっているのか今ではよくわからない。。。

何かに集中していれば心はおのずと無心になって平静になるということか、、、

 

今までにコボトケさんをいったい何体くらい彫っただろうか

3年前、一番最初に彫ったコボトケさんはいつも身に着けていたいので紐をつけて根付にした。

とても気に入って自分の名刺に写真を載せた。

家族にも人気で携帯につけたり、車のミラーにぶら下げてくれている。

手作り市に出店したとき高知県の方が来ていて、ひとつ買ってくださった。

ああ、私の彫ったコボトケさんはこの方と一緒に高知県に行くのだなァと

感慨もひとしおで。。。

その後、高知から、ご主人と5人の娘さんたちのものも彫ってくださいと

追加注文のはがきをいただいたときはびっくりして、感動して、緊張して、、、

手が震えました。

コボトケさん1号はとてもいい感じにできたのに

それからはなかなか思うようにはできず

10個作っても気に入るものができないこともあり、、、

手作りの難しさを痛感させられることもしばしば。

だからこそ、これ!というのができたときのうれしさが倍増するのです。

 

しかし、頭からひもを通したコボトケさんを見て

なんともったいない罰当たりなことをするとしかってくれた友がいました。

彼女はそれを気に入ってくれたのですが、ひもでぶら下げるのはしのびないと

棚に飾ってくれているそうです。

大事な人に渡したいといくつか注文してくれて、、、

それは穴を開けずに渡しました。

小さな袋を作って、それに入れて渡してあげたそうです。

俗な作り手のもとを離れたコボトケさんは、

こころ清らかな人のところで大切にされて、だんだん本当の仏様に成長していくのだろうなァ

と、感慨無量で。。。

 

 

 

 

 

 

 

***2006年11月25日***

仏像彫刻をならい始めて、

気の遠くなるような花菱紋をやっとクリアして、

手と足のパーツも何とか終わってカシラを始めた頃は、

その製作過程が、少しの無駄も出さず合理的に理路整然としていることに

目を見張り、感動したものでした。

順を追って一つ一つこなしていけば

人の頭らしい形ができ上がって来る。。。

地蔵菩薩、阿弥陀如来、観音菩薩などの仏頭をいくつか作った後、

思い立って、この観音菩薩のカシラを朴の木で作ってみた。

下の台座も一体で、それを平らにするのが大変で。。。

8cm角の朴は、手に余ったが、かなり苦労して、

苦労してだいたいの荒彫りまではできたのだが

それでほっとして、完成まではしていなかった。

今回、何年ぶりかで仕上げようとして取り出してみると、、、

荒彫りの段階ではかなりいいと思っていたのに、

ゼンゼン!アカン、、、ワ

ということで目は一つ分上に上げ、唇も大幅に修正し

耳などはほとんど削り落として、

台座の花菱もぜんぶ彫りこんで、

白豪を植えて、宝相華と宝冠を古色に彩色して、

目を入れた!

目を入れて失敗することが何回もあったのでびくびくものだったが

今回は成功で花まる!です。

ヒノキの仏様は白木のままがいいけど、朴だとやはり彩色しないとね。

 

                     

ということでやっと出来上がったところです。

今日町内会館に搬入して

明日は晴れの町内展示会です。

***2006年118***

最近作ったペンダント。

これは今は亡き先生のチェーン彫りという技法を

踏襲したものです。

真ん中の輪っかは板の厚みを利用したのではなく、

平面で作ったもので胸の上でとても収まりがよいです。

先生は、技法は企業上の秘密だと、いたずらっ子風に笑って

結局教えていただくことはなかったけれど

幸いにも先生がまだお元気なうちになんとか作ることができ

教室で先生にも見ていただくことができたことは幸いでした。

茶目っ気の多い豪放磊落な方だったので

先生の秘密の技法を生徒の私が解明したと誇らしげに見せるのを

笑って大きく受け入れて、そうそうこれよ!これですよ!

と言って下さったのが、ついこの間のことのようです。

大きな方だったなあ。。。。。

あっという間に逝ってしまわれて早3年。

同世代だっただけに、早すぎる死には受け入れがたいものがあり、

その後も作品を完成させるたびに、

先生だったらなんと言われるかな、、、などと思ったものです。

この作品、もうそろそろ発表してもいいかなと。。。

いいですよね、先生!

 

***2006年9月3日***

実は新しいパソコンにかえてから

更新してアップロードするためのソフトをどう扱うかで立ち往生。

これまで使っていたものをコピーするだけではだめで

お手上げ状態でした。

生みの親のO氏にまたまたお願いしようか

いやいやここはいっぺん自分で苦労してみなければ、、、

と、いろいろ葛藤があった末

ホームページはぜんぜん知らんよと逃げ腰の息子をつかまえて

二人であーでもない、こーでもないの数時間。。。

とうとう前のと同じソフトをダウンロードして

今日アップすることができました!

ホッ!

 

今年は9月に入ってずいぶんしのぎやすくなってきたようだ。

たしか去年もおととしもその前もずっと残暑がきつく

もう9月なのに何よこの暑さはと嘆いていたのに。。。

でも早く涼しくなる分にはまったく文句ありません。

 

気候がよくなって俄然やる気になっているところへ

ひょんなことでつげの木の端材をただ同然で沢山分けていただいた。

もううれしくてうれしくて

早速、こぼとけさんを一つ彫ってみた。

彫りあとのつやのいいこと。。。

堅くて苦労するけど出来上がりはきれいだ。

いっぱいあるから、これから何を作ろうか。。。。。。?

 

 

 

***2006年8月16日***

この6月20日から1尺の阿弥陀さんを彫っている。

ただ大きいのを彫りたいという一念で彫り始めた。。。

台座と光背を合わせると約60cmの高さになるらしい。

そんな大きいのいったい我が家のどこに?どこに納めればいいんだろ

ちょっと悩んでます。

でもとりあえず今のところは大きな失敗もせずに順調だ。

当初は怖いもの知らずだとうそぶいていたが

こんな大きな仏さんに向かうと緊張して、やたらと怖く

一人で勝手に先へ先へと彫り進むことができないでいる。

いわゆるビビッている。

作りかけの阿弥陀さんを横目で見ながら別のものを彫っている、

阿弥陀さんが気になってしょうがないけど別のものを彫っている。

一応イメージとしては

威厳のある阿弥陀さんを目指している。

今まで私の作るのは顔がかわいくなりすぎだった。

童子ならいいが阿弥陀仏ではやはりかわいいとは言われたくないなァ。

柔らかで、穏やかで、清らかで威厳に満ちた・・・

そんな阿弥陀さまを作ってみたい。。。。。と思う。

人間できてないから私には無理かなァ

滝にでも打たれて身を清めてみようか。。。

 

 

 

***2006年4月29日***

ついこの間2006年になったばかりだと思っていたらもう3分の一過ぎてしまったんだ。。。

年をとればとるほど月日のたつのが早くなるような感じがする。

今年は2月頃から3月末の手作り市にむけて、

時間があればこつこつと彫っていたが

木彫りをしていて、いつも時間に追われているから時のたつのが早いと感じるのかなァ。。。

今回の手作り市、遠方から友だちが駆けつけてくれた。

市に出店する時はいつも木彫り仲間が励ましに顔を見せてくれる。

店番を手伝ってくれる友だちもいたりして、、、

無事におえることが出来ました。

まずは彼女達に感謝です。

そのとき注文を受けた合掌童子出来上がりました!

材質は朴、顔彩で彩色しカシュ―をかけました。

肌が出ている所は濃い茶色の朴の色をいかして彩色していません

それで日焼けした元気そうな童子になりました。

とてもおだやかなお顔になったなァと我ながら感心しています。

苦労の多いわが友の安寧を思いつつ、やさしい気持ちで彫ったので

こんなお顔になったんかなぁ。。。

彫り手としては満足な出来だと自負しています。

早く送ってあげなくちゃ。。。。。

 

 

     **2006年1月27日***

前回の日記をつけた後

なんかバタバタとしてアップする手間を惜しんでいるうちに

ワードからホームページのファイルが消えていた。。。。。

ウッソー、なんだこりゃー!信じらんなーい!

つまり大事なHPの書き込みのファイルを消したのは

いったい誰!?

と言うことで大騒ぎ。あわや家庭争議寸前というとき

我がHPの製作者、O氏によってまたまた助けられたのでありました。

わが家の救世主であります。

と言うわけでこれからは手間などzッ絶対惜しまずに

まじめにやろうと心に誓ったのでありました。

まずは聖観音立像が完成しました。

次の写真は創作白衣観音です。

これはK先生の創作白衣観音をお手本にして作ったものです。

白衣さんが山の岩の上に立って風に吹かれている様子を2本の線で表しています。

この観音像は、わが家に神聖なコーナーを作りたいと言う友達の注文で作りました。

つい最近完成したわらべ薬師はK先生の図案で作りました。

       

頭部のうずは螺髪を省略したものでは決してありません。

実際にこういうヘアスタイルの仏様も存在するのです。

このお顔にこのヘアスタイルとてもよく似合っていると思うのですが。。。

 

 

 

 

 

     2005年10月8日

生まれて初めて漆かぶれと言うのを経験しました。

出来るなら避けてとおった方がいいのだけれど、、、

とうとうやられてしまいました。哀れと言うか無残というか。

掻いてしまったところの毛穴のひとつひとつがぶどうのように房になって

気持ちわるいけど触ってみるともうデコボコ。

モウレツなかゆみを何とかしのごうとネットで調べると。。。。。

ありました!なんでもあるのねェ。

「熱いお湯にひたす」――すぐ実行できるのでやってみると、、、

利いた!すごく利きました。

かゆみは取れたけどゆでタコみたいになってしまった。

かゆみか、ゆでタコか、どちらか選べと言うなら迷うことなくゆでタコ。

かくして、痒くなったら洗面所にとんで行ってお湯に浸してしのぎながら、

我が漆かぶれをちょっとの間観察してやろうというゆとりも生まれてきました。

 

 

 

 

 

******2005年6月18日******

ちょっと季節はずれですが、おひな様4組の製作を引き受けて、

この間からかかりっきりで彫り、もうあと1組を残すだけになりました。

1組目、2組目はこんなところでいいかなという感じでしたが、3組目にしてやっと

うん これや!というのができました。

前の2組を修正しながら4組目に取り掛かります。

こうなるといよいよ塗りが心配になってきて。。。

苦手な塗りをどうしよう、どうしてやろうかと悩み悩んで、、、

でもどうにかしなくてはね、引き受けたのだから。

フリーハンドで描くのは私にはとても無理なので

模様は彫りこんでいます。それがあっさりと、しかも華やぎをもたらしてくれました。

 

 

                         *2005年5月5日

5月の連休に街おこしイベントの一環として行われる手作りフェアに

去年から参加し、今年も無事に参加できました。

今年は上善寺さんの境内で行われました。

水掛観音のお堂のそばにパラソルをひろげ作品を並べて、

参拝の人たちがちらりと見て通り過ぎていくのをボーッとして見ていたら、

一人のおばあさんが足を止めて私の「小仏さん」を見てくれているのに気がつきました。

急にうれしくなり「お手にとってごらん下さいね。」と声をかけると、

取り上げてうなずきながら見ておられた。

あ、もしかすると!、、、、、あーアカン、ざんねん。。。。。

世の中そう甘くはないよね、と自分に言い聞かせていると、

さっきのおばあさんが10分くらいして戻ってこられて躊躇なく小仏さんを手にとり「下さい」といって

4つに折りたたんだ千円を3つ、渡してくれました。

その小仏さんを袋に入れて差し出すと、受け取りながら私の顔をしっかり見て2度うなずいてくださいました。

いかにも「これから大切にするからね」といっておられたように思いました。感動!

こんな経験、市に参加してこそできるもの。次回にむけて

いい作品いっぱい作っておこ―っと。

 

2005年33

このところ依頼されていた帯留めとひな人形が出来上がっていたのに

パソコンが言うことを聞いてくれないので躍起になって格闘していたが

なんとかひな祭りの日に間に合ったかな、、、ホッ。

遅すぎるワイと思わないでもないけれど、まあ、いいやんと。。。

来年もあることだし生ものでもないのだから・・・・・

と言うことで今日は新しいものを16個もホームページにのせる事ができ大満足!

このひな人形は最近の大傑作だとウヌボレテイル。

なんせかわいらしいのだ。

私にしてはめずらしく赤や緑色などを使っているが渋いトーンにおさえてあるのでいやみはない。

ひなびた感じさえする。

渋めではあるがやはり華やいだ雰囲気をかもしだしてくれている。

ミニサイズといってもあなどるまいぞ!!

2月18日

私の周囲には和服好きの友だちが結構いる。

私自身まったく着ないので、、、というか全然自信ないので着ることが出来ないだけなのだが

     ・・じゃあ服なら自信あるのねという話になるとひじょうに困るけれども・・・

とりあえずこういうスタンスでウン十年生きてくると、和服に関する感性がかけらも育ってない中年が

和装復活の兆しの中で呆然としている図が出来あがることになる。

困ったことだ。日本女性の風上にもおけぬと我ながら思う。

ことに帯止めの注文を頂いた今はそうも言ってられないので、

遅ればせながら美術全集などで我が目を養ったりしているところである。

 

 

 

2005年1月23日

お正月からすこしづつ彫っていたブローチやら髪止めやら姫鏡の塗りを

延ばし延ばしにしていたのを、とうとう今日一気に仕上げた。

塗りはそう好きな作業でもないのでよほど集中できる時間的余裕がないと

とりかからない。

せっかくいい感じに彫り上げても塗りが気に入らないと、も一回彫りなおしてみる。

ひとまわり小さくなるけどこれができれば上々。手なおしできないときは

口惜しいけども、没にするわけで、かかった時間と手間を思うと

ほんとうに口惜しい。

板に図案を描いて切り抜いてそして彫っていく。

刀をていねいに研いでそれから彫っていく。

いい板に当たると彫っている間中ずっとしあわせな気分。

木を削る感触がすごくいい感じ。

硬くてくせのある木に当たるとうんざりするほどてこずるが

予想外の仕上がりになることも・・・ある。

まあ、えてして世の中そんなものでしょう?ね。

 

 

     2005年1月2日

年が変わって、このあいだまでのあの喧騒の日々は一体なんだったのかと思うほど

穏やかでゆっくりした時が流れて、、、木彫り製作には絶好の時なのだけれど、、、、、

家人が、わが愛すべき家人の姿が視野の中にあると

どうしても木に集中できない主婦のさが。

というわけでまだエンジンは始動していません。

が、頭の中ではあれこれと製作プランをめぐらしています、とても意欲的に。

販売しているアクセサリー類の新作はもちろんのこと、

趣味の仏像彫刻も、聖観音立像は大方できあがっていて、

次は何をするかも、もう決まっていて、気持ちはそっちの方へ行ってしまいかけているので、

我が心をいましめて、はやる気持ちをおさえないといけないので、

そういう意味で精神修養になっているのかも。。。

とりあえずは仕事始めの日を待って、、、、などといったら罰が当たるか・・・・・

 

 

12月6日

雑用ばかりで思うように事が進まない

ハナミズキと薔薇リング、まだ白木のままだ

    

塗りはこれからだが、この段階でけっこういい!

私自身の好みでは

このままがいいのだけど・・・・・

さあ――て、どうしようか。。。

こうしてみると、小さいけれど豪華。

結構いいやん、いいやんか!

 

 

     2004年12月4日

リングばらとハナミズキの手鏡を彫り上げた。

リングばらはあっさり彫ったほうが映えるデザインだ。

逆にハナミズキはくねくねと表情豊かに彫っていく。そのほうがおもしろい。

今回は台も作って、飾って置けるようにしてみた。

これがけっこう豪華でいい感じになっている。

明日お天気だったら塗りをするつもり。

どんなふうにしようか、、、、、な。

せっかくきちんと彫っても最後の塗りで失敗したら取り返しがつかない・・・

 ということもないけど。。。

緊張する作業ではあります。

 

 

2004年12月某日

もう12月。アレヨアレヨという間に秋が終わった気がする。

夏は、ここ数年来ほぼ夏眠状態というか、うつらうつらしているうちに過ぎていくので

秋になると、俄然活動意欲がわいてきて、

けっこう忙しい毎日になる。

それにもましてこの秋は特にがんばったと思う。。。。。

とにもかくにもホームページを立ち上げることができた!

とうとうできた!!!

この春から木彫りのHPを立ち上げたくていろいろとやってはいたが、

頓挫、挫折の連続で、

こんなんでは一生かかったって無理やーーと喚いていたところ、

秋になって友達のご主人O氏が引き受けてくださることになって、

やっと開設にこぎつけたのです。

更新のやり方も教えていただいて、

ヨチヨチ歩きながらも、何とかやっていけそうな気がしています。

Oご夫妻には言葉で言い尽くせないくらい感謝しています。

ありがとうございました!

そして今後ともよろしくお願いします!

そんなわけで機械の苦手な私としては、今までで一番がんばった秋でありました。

 

 

***2004年11月某日***

ずいぶん長いこと研磨機を買おうかどうしようか

迷っていたけど

エーーイもういいやという感じで

買ってしまいました。

というのも

先生はだんぜん砥石派で

砥石のあれこれを熱心に教えてくださるのだけれど、、、、、

慣れれば砥石のほうが良い刃がつきます

と、いわれるのだけれど、、、、、、

研ぎから修行している時間が私にはもうあまりないような気がして

(じつは、あせってる?)

エーーイ先生ごめんなさいとばかり

購入に踏み切ったのでした。

切れ味ばつぐんの刀を使うと、なーんでもできるような

大メイジンになったような気持ちになるのが

スゴイと思う。。。。。

                                    

木彫り工房・やまぼうし  since  2004 autumn

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