47歳という年齢が若いのか、それとも若くないのか。
僕にとっては十分に生きてきたつもりだから、これからの人生に悔いはない。
死ぬことだって怖くはないけど・・・痛いのは怖いかも。(^_^;)

 
 ここ数日、仕事先での設定の業務を行っていたときに、コンクリートの壁などに
左肩の筋肉がよくぶつかっていたせいかもしれない。
筋肉の表面に腫れものが出来てしまいました。

別に痛くもないし少し腫れている程度だから、そのうちに収まるだろう。
そういえば昔に「脂肪の固まり」ができた事があるけど、またそれかな〜?

まっ、どのみち仕事が落ち着く季節にでも病院に行ってみよう。


 
 ん〜?、だんだんと腫れが大きくなってきたぞ。
別に痛くはないけど、あまりの大きさにシャツを着るときに袖が通りにくいぞ。
なんだか日にみえて大きくなっているような気がしてきた。
こりゃ〜マズイな〜、出来る限りはやく病院に行かねば。
しかし、これから年末なのでなかなか仕事が休めないな〜?、まーあれだな。
来年の1月末くらいには仕事も落ち着くので、その時に病院に行ってみよう。

しっかしスゴイな〜。
腫れの高さが3センチもあるよ〜、一番てっぺんはどす黒いし、何だか内出血でも
おこしているのかな〜?
でも触っても痛くないぞ、けれどカユイぞ。
皮膚が引っ張られているからカユイみたいな感じだな。
まー何にせよお風呂に行ってもみっとみないから、来年早々には病院だな。


 
 いゃ〜かなりヤバイ状態だな〜。

20日を過ぎたのでやっと仕事も落ち着いてきたぞ。
それに今日は朝から事務所も落ち着いているし、そう言えば今日は水曜日だな。
明日の午後は病院はお休みだからいまからでも行ってみよう。

ちょっとネットで会社の近所の病院を検索してみよう。
えーと、たぶん「脂肪の固まり」だから、切除してもらわないといけないから。
「整形外科」の町の病院を探してみよう。
ふむふむ、会社からクルマで5分ほどの場所に「安藤医院」があるなー?
駐車場もあるみたいなので、ちょっくら行ってきまーす。

なにかあったら電話ちょうだいね〜。(^_^)
すぐに帰ってこられるからね。

 なんだなんだ、ここの病院は年配の人ばっかりだな〜?、若い人っていうのは
もしかして・・・僕だけなのか?
まぁ良しとするか!、それでは保険証を出してと。
フムフム、所定のアンケート用紙に記入だな、これでよしと。
あとは診察を待つばかりだな。

ほどなくして・・・。

先生に腫れている部分を見せたら・・・。

先生「あら〜これは大きいな〜、こんなに大きくなったら、うちでは切れないよ。」
   「ちょっと大きな病院を紹介してあげるから、ソチラに行った方がいいよ。」
   「そこの神鋼病院の田中先生を紹介しますよ。」

と言われ紹介状をもらって帰りました。
次回は神鋼病院か〜?、田中先生って・・・形成外科だと言っていたな〜。
あ〜あ、大きい病院は時間がかかるからイヤだな〜。
でも仕方がないか、最近だんだんと痛がゆくなってきたし、この状態をこれ以上
ほったらかしもマズイしな〜。


 
 あはははは(^_^;)、結局は仕事が忙しくて2月になってしまったな〜。
それにだよ。
神鋼病院の田中先生って、スゴイ忙しい先生みたいだぞ。
先生が診察してくれるのは、毎週月曜日の午前中だけしか時間がないそうな。
1月中にと思って電話での予約を入れたけど、すべて全滅だったよ。
まぁ仕事も忙しかったしちょうど良かったかもしれないな。

しっかし、多いな〜患者さん。
まずは保険証を提出して紹介状も提出してと。
はいはい、次は・・・カードをもらって、形成外科の診察室に行きなさいですね。
病院内を歩いて形成外科の待合室へ。
ここも患者さんがワンサワンサと居て、はぁ〜僕の順番はまだまだ先だな〜。
腹へった〜。(x_x;)
 
しばらくして・・・。

 やったぞ〜(^_^)

やっと田中先生に見てもらえるんだ。
シクシクシク、長かったな〜ここまでの道のりは。
ヤッパリ仕事が大切だからといってほったらかしはダメだよな〜。反省反省(^_^;)

それで田中先生が見てくれたところ・・・。
かなり腫れているので来週の木曜日にでも切除しましょう。

えっ?、今週の木曜日は?
あっ、なるほど。すでに手術の予約で埋まっているとのことでした。
仕方がないけど、来週の木曜日には楽になるのでガマンガマンと。


 
 今日は切除をする日です。
午前中に行って、午後から手術みたいだな。
手術室は3階にあって、パンツ一丁で手術専用の服装になり手術台へ。
「まな板の鯉」みたいな心境です。(^_^;)

それからほどなくして部分麻酔を注射でチクッ!やはり注射はキライです。
部分麻酔も完了〜切除開始〜。

おろ?、あれ?、えっ?、イタタタ、痛い?、あの〜先生とっても痛いんです〜。

先生「えっ、痛いですか?これは・・・何か別の物だな〜、止めましょう。」

先生はサンプルのために表面をメスて゜切除して、仮縫いして終了しました。
はぁ〜(-_-)、来週か再来週にまた来なければならないな〜。
今日にでも切除出来たらすごい楽だったのにな〜。
まぁ仕方がないか。

と言うことで来週の月曜日の午前中の診察予約を行って帰りました。


 
 いつものように診察カードを提出して、形成外科の待合室へ。
はぁ〜先週の手術が中止になって凹んだな〜。
なんとか今日こそはしっかりとした答えというか、手術日がきまりますように。

看護士「ヨッシーさんお入り下さい〜。」

おいおい、今日は一番だぞ?
やったー!、ラッキー!、こんなに早いと午後からの仕事に行けるな〜。
いゃ〜助かりますな〜(^_^)

とウキウキしながら先生の待つ診察室に入ったら・・・。

田中先生「ヨッシーさん調べた結果・・・平滑筋肉腫です。」

えっ?、なにそれ?
何かの筋肉痛?、うむむむむ(^_^;)よく解らないな〜?
えっ?、悪性腫瘍?・・・それってガンというやつですか?もしかして?

そうなんですか、ガンですか。_| ̄|○
ほんじゃ〜ヨロシクお願いします。

田中先生「すぐに手術をします、今週の木曜日でよろしいですか?」
      「今から入院前の全ての検査を行います。」
      「夕方まで時間がかかりますので、時間的に大丈夫ですよね?」

結局、午後からの仕事どころではなかった。
ふ〜ん、僕はガンなのか〜?なんだか実感が湧かないな〜。
ま〜テレビでもよく言っていたな〜、早期発見で安心だって。(^_^)


 
 午前中に病院の病室へ。
しっかり僕の名前が部屋の入口に貼られていて。おやっ、なかなか看護士さん
も若いようで、フッフフフフ。(^_^)
いゃ〜入院生活も楽しみだな〜。

とベッドでくつろいでいたら、手術のための呼び出しがあって3階の手術室へ。
またまた「まな板の鯉」の状態で、口に吸入器をかぶせられて・・・。

麻酔の先生「は〜い、ヨッシーさんいまから麻酔をかけますよ〜(^_^)」

と言われて・・・ほどなくして意識が無くなりまして・・・・。
気が付いたときは手術は終わっていました。

看護士さん「ヨッシーさん大丈夫ですか〜?」
       「手術は終わりましたよ〜、大丈夫ですか〜?」

わたくし「あの〜?、はなが、鼻がカユイです〜。」

看護士さん「・・・・。」

こうして僕の手術が終わりました。


数日が経過して、田中先生の助手の小田先生が嬉しそうに病室に入ってきて。

小田先生「いゃ〜今回の手術はバッチリでしたよ〜。写真みます?」

と言ってデジカメの写真を見せてくれました。↓
 手術前の写真のようです。
この時はすでに夢の世界で、なにを
されても分からない状態でした。

(^_^)

しっかし、こんな感じで下書きがある
のってオモシロイですね〜。

 取れたようです。
チョット黒い部分もありますが、焼肉の
お肉のようです。(^_^;)

食欲が無くなった人はゴメンなさい。

 切除した跡です。

なんだか自分の腕じゃないみたいです。
どこかのブタの足みたい。

とにかく、滅多に見られるものではない
写真でございます。

 は〜い、これから背中のお肉を切除した
腕の方に移植します〜。

形成外科の世界ってスゴイですね〜。

(^_^;)

 必要な分だけ取りました〜。

いゃ〜、とっても美味しそうですね〜。
あっ、血管がつながっていますよ。

ほーほー、これでこの肉片は生きてい
るのですね。

 はいよ、移植完了〜。

まったく自分の写真とは信じられない。
麻酔で眠っている間にこんな事をされ
ているのでした。

いゃ〜コワイ・コワイ。(^_^;)

 手術完了〜

いゃ〜スゴイですね〜。
縫いまくっていますが、こんなキレイに
なるのですね〜。

恐るべし!形成外科!

 こうして僕の手術が終わりました。

内臓関係の手術ではなかったので、翌日からはゴハンパクパク食べて、隣の
スーパーに食材も買い込みました。
窓から見る風景は寒々としていて、道行く人も寒そうに歩いているに、僕だけが
こんな所でヌクヌクと過ごしているなんて申し訳ないな〜、と思うのでした。

手術を行うことも取引先にも言っていなくて、ごく少数の友人だけに報告して
いただけなので、静かな病院生活を送ることが出来ました。(^_^)

それでも入院はたったの2週間、あまり入院はさせてくれないみたです。
シクシクシク、あ〜これでピチピチの看護士さんともお別れとなります。
ま〜いいよね。
手術も終わって腕の腫れものも無くなったし。

ガンの保険にも入っていたし、良かった良かった。(^_^)


 
 一月に一度は病院の検査に訪れていました。
手術の経過も問題なく、念のために毎回胸のレントゲンを撮影していました。
今日もレントゲン撮影を行い、診察をしてもらいましたが問題なし。
(^_^)

さぁ帰ろうかとお金の精算をしていたら・・・僕を呼び出すアナウンスが・・・。
何かなと呼ばれるままに診察室に戻ったら。

小田先生「咳してますね〜、ちょっと気になるのでCT撮影しますね。」

と言われて、追加でCTの撮影を行って病院を後にしました。


 
 翌週の月曜日に、いつもの診察で病院に赴きました。
待合室で待っていたら、お決まりの呼び出しのアナウンスがあり、いつものように
診察室に入りました。

入ったとたん・・・。

何やら毎回の雰囲気とは違うような空気の流れが・・・・。
主治医の田中先生も心なしかオロオロしているようでした。

そして助手の小田先生が・・・。

小田先生「ヨッシーさん、どうも胸に転移しているようです。」
      「まだハッキリしないので、PET検査してもらえますか?」
      「じゃー予約するので来週に行ってくださいね。」

こうしてPETの予約をしてもらって病院を後にしました。
なんだか今日の先生はオロオロしてたな〜?
なんで?


 
 神戸のポートアイランドにある先端医療センターへ赴き、2回目のPET検査。
前にも行っているので診断の流れは理解しています。
お決まりの検査薬投与前の説明がありまして・・・、この診断薬は体にほとんど
影響はありませんが、妊婦の方などの接触は控えてください。だって。(^_^;)

前回も今回もそうですが、クスリを投与するときに看護士さんが、透明なクリアの
板の裏に・・・どうして隠れるの?
おいおい、それって本当に体に害はないの〜(^_^;)

それから一週間後くらいかな〜。
再び病院に赴きました。

小田先生「ヨッシーさん、肺と大腸に転移している可能性があります。」
      「これからの担当医は血液内科となりますから、今から行って下さい。」

と言われて、その足で血液内科へ。_| ̄|○
すぐさま血液内科の先生とお会いして来週の診断の予約を取りました。

はぁ〜転移と言われつつ、まったく実感なし!
まっ来週だな。


 
 左の肺に2ヵ所の転移があることの説明を受けました。
PETの画像でもCTの画像でも、クッキリと二つの丸い物体が確認出来ました。
しかし肺は痛くないし、相変わらず咳は出ますが。
それ以外の症状はまったくないので、本当にまったく実感なし!

先生曰く・・・「一概に言えませんが余命四ヶ月です。」

おいおい余命は四ヶ月なのかよ〜(^_^;)

思わずいってしまいました。

ヨッシー「先生、せめて今年の夏が終わるまでなんとか〜ダメ?」

そんなこと言ってそうなるなら苦労はないよね〜。トホホホホホ。(^_^;)
あ〜あ、余命四ヶ月なら遺言状も書いておかないと。
残された会社の事務員さんのことも心配だな〜。
とため息がでます。_| ̄|○


 
 まー仕方がないかと半分以上は諦めの局地で過ごしていましたら・・・。
2ちゃんねる経由で知り合った方からのアドバイスで・・・。
「情報を知っている人と知らない人とでは、その後の治療の道が変わってくる。」
と言われ、目からウロコが落ちた次第です。

そうだ!、諦めてはいけないぞ!
たとえ無駄でも自分の病気のことを徹底的に調べてみよう。
またバイク仲間の先生やみんなも、僕のために色々と調べてアドバイスをくれる
のがとても嬉しい限りです。

よし!セカンドオピニオンだ!
ということで「兵庫県立癌センター」にも行きました。

病院から資料を借りて行ってみました。
スゴイ!、スゴイぞ!患者さんが待合いの廊下のイスにウジャウジャ居るぞ。
別に病院だから診察待ちの患者さんが居ることは不思議ではないが・・・。

でも・・・ここって・・・。
ガン専門の病院だよ?、ということは・・・ここで待っている人たちは全ての人が
ガンの患者で診察を待っているのね。

癌という病気は・・・テレビで言っていた「早期発見・早期治療」?
本当にそうなのか?なにか間違ってはいないだろうか?
僕は患者さん達を見つめて、そう思ってしまいました。

さて、事前に電話で診察時間の予約もしていたのに・・・。

診察予定時間は午前10時30分ですが。

10時30分 お声なし。(^_^;)
11時00分 なんの気配もなし。
11時30分 そろそろかな〜?でもアナウンスなし。
12時00分 しまった〜!ゴハン食べとけばよかった〜。
12時30分 もう、どうにでもなれ〜。
13時00分 も、もっ、もしかして・・・忘れていませんか?

13時30分 イャッホーイ!、やっと診察してもらえるよ〜(^_^;)嬉しい。

先生との初対面の挨拶と、今日までの経緯の説明を行いました。
先生はカルテにメモを取りつつ、僕が借りてきたサンプルを預かりまして、来週
に来るように言われて、来週の診察時間の予約をして完了です。

患者としての僕の立場も大変ですが、診察している先生もお昼ご飯を食べずに
次々と診察をしていました。
改めて思ったのは・・・この世に癌患者が多すぎるってことでしょうか?
まぁ、ともかく来週の診察に期待しよう。


 
 先週にサンプルとPETの画像、その他レントゲンやCTの画像も渡しているので
治療の方針というかアドバイスがあるはずなので、ワクワクと赴きました。(^_^)
さてさて、相変わらずの超満員状態で自分の診察を待っていました。

ほどなくして僕の診察の順番がやってきました。
お〜今日はけっこう早いぞ〜。
だって10時00分に予約したら、10時30分にアナウンスがありました。
おっと、何だか時間にルーズになってしまいそうだな〜。(^_^;)

診察室に入って・・・。

先生曰く「化学療法をしましょう、10人中3人に効果があります。」

ヨッシー「先生は平滑筋肉腫の患者さんを何人見られたのですか?」

先生曰く「百数十人ですね〜。」

ヨッシー「その方達は現在では元気ですか?」

・・・明確な答えが得られませんでした。
僕の印象は→データが欲しいからさっさと入院して化学療法しろよ。
ってな感じでした。
即答で資料の返却を求め、診察室を出ました。
すぐに看護士さんが出てきて、先生の説明はどうでしたか?、と聞いてきました。
だからこう言いました。

「先生は信用が出来ません、僕は化学療法は辞退します。」
「元の病院に帰ります。それが僕の決断です。」

看護士さんは悲しそうな目で見てくれました。
きっと、先が短いと判断しているような目をしていました。
その通りかもしれないけれど、僕はモルモットにはなりたくない。
ましてや先生の人柄が信頼できず、それは僕が生きてきた経験が、僕に対して
そう語りかけていたのでした。

日本語で一番美しい言葉、サヨウナラ、看護士さん。


 
 このままでは納得がいかないので、さらにネットで調べまくりました。
大阪府立成人病センターの高橋先生、という方が肉腫の研究を行っているとの
情報をゲット!、すぐにメールで自己紹介〜いままでの経緯をしたためて送信を
行いました。

数日もしないうちに返事があり、またまた病院からサンプルを借りて、宅配便で
送りました。
それから電話があり、サンプルの解析が終わったので、一度コチラに来るように
言われ訪問しました。

そこで聞いた僕の肉腫の性質ですが・・・。
1、細胞がかなり若いこと、つまり耐性がすごく強いのでクスリは効かない。
2、現在研究中の治療法(フェーズ2まで達していないとのこと)が効かない。
3、非常に珍しい細胞で、より詳しい解析を行うなら、生きたサンプルが必要。

ただ一つだけ良いことの説明も受けました。
※非常に免疫力が強く、その免疫力で抑えている要素が大きい。

また先生はその結果を踏まえ、分かりやすく説明してくれました。
○肺の2ヵ所は間違いなく、大腸のものが癌ではなければ、手術を行うメリット
 はあるので、肺の手術を行ってほしい。
○大腸にも癌の転移があれば手術を行うことは、ある種の無駄になる。

いまお世話になっている病院の、呼吸器内科の先生と同じ説明でした。
これで肺の摘出手術をお願いしようと、自分に決意が湧いてきました。

と言うことで、またまた手術だよ〜。(^_^;)
でも今回は手術するけど、次に転移したときは手術しないぞ〜!
(だって痛いのキライですから・・・)


 
 さて2回目の手術となります。(^_^)

またまた「まな板の鯉」状態ですが、今回は背中に術後の麻酔を投与するため
にチューブを挿入する作業があるようです。
意識がハッキリしている中で、背中に針を刺されて、チューブが入りました。
イテテ、痛い、注射キライ。(^_^;)

注射をされたら快感が走るひとって・・・たぶん存在しないと思います。

それが終わると吸入器の取付ですが・・・。

麻酔の先生「ヨッシーさん、そのおヒゲ剃っていいですか?」

ヨッシーです「イヤです!」とキッパリ!

麻酔の先生「絶句!・・・言葉なし。」

バカか、ヒゲくらい剃ってもまた伸びるだろう、と言われそうですが。
でもイヤでした。
どうしてそんなにイヤなのか、自分でもよく分かりませんが、きっと自分の体か
らたとえヒゲでも失いたくないと思っていたかもしれません。

結局皮膚を糸で縫って固定する事で合意しました。
それから吸入器で無の世界へ。
気が付いたときは手術は終わっていました。

しかし前回の手術とは違う大きな問題がありまして・・・。
麻酔から覚めたとたんに・・・。



肺の手術って、スンゴイ痛いんです。
事前に痛いですと言われていましたが、ハッキリ言って舐めていました。
これほど術後に痛みが残るなんて。

それから毎日が痛み止めバクバク生活+座薬お尻へGO!の世界です。
お陰様で座薬を入れさせたら、世界でベスト10に入る自負があります。

ともかく、肺の手術は大変です。
咳をしても痛いし、クシャミをしたら1分間は痛さで絶句してしまいます。(x_x;)
 左の肺を切除しました〜。

白い物がガンです。
真っ白でした。
軟骨みたいで焼いたとしたら
美味しいかも。オイオイ!

先生曰く、かなり成長している
ようでした。


いゃ〜コワイ・コワイ。(^_^;)
 手術の最中に大阪成人病センターの高橋先生が、サンプル回収のために手術
室で立ち会っていたそうです。
その後クーラーでお持ち帰りしたようです。
僕のガン細胞はこれからずっと・・・培養液の中で生き続けることでしょう。

どうか僕のガン細胞が、これからの患者さんに対して、新たな治療法の開発の
ためにお役に立てることを願うばかりです。

このページを最後まで見てくれてありがとう。
僕と貴方とは病気の種類が違うかもしれませんが、どうかいつでも平穏な気持を
もって過ごして下さい。

さて、いよいよ北海道旅行だな〜(^_^)
しっかし相変わらず傷口は痛いな〜。