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  「文字検索」小物 


「文字検索」小物で漢字を探すために、PMCが用意した方法が「取扱説明書」に色々挙
がっています。その方法では、×だの、−だの、=だの、. だの、やたら記号や数字を使っ
て数式まがいになるのが目立つので、これをもって「理科系的」とかいう言葉で揶揄す
る向きもあるようです。

私は「取扱説明書」の「文字検索」の項には、一度目を通しただけです。「数式まがい」
は性に合わないのでほとんど使いません。よく使うのはAND検索になる「空白」と「−」
くらいです。だからといって、「理科系的」とあげつらう必要もありません。それが合
う人もいるに違いないからです。大体、「文字検索」をちょっといじれば、その検索法
や各タブの働きは見当つきますから、あとは自己流です。その上で「文字検索」はよく
できているし、使いやすい、というのが私の評価です。
     ※今度、久しぶりに「取扱説明書」を読み返して、「.」は便利だとはじめて気づきました。

なにも「取扱説明書」の例示の通りにやる必要なんぞ全くないのです。ちっとは自分で
頭を働かさなければ、錆び付いてしまいます。

以下は、私の自己流「文字検索」を使うコツ、です。参考になりますやら。

(1)検索ボックスに入れる部首は、できるだけ画数の多いものにする。
   たとえば、「」は、「人 米」や「人 夕」でももちろんよいが、「米」のみの方
   が速度が速いし、効率が良い。
   もちろん、これだと「米」を含んだ漢字が沢山表示されるのだが、その「にんべん」
   部分のみを探すと、案外早く見つかる。理由のひとつは、おそらく「文字検索」の
   表示がきれいだから。

(2)部首に限らず、あるAという字が含まれている漢字は、そのAのみを入れて検索。
   たとえば、「」を探したい場合、 「業 」では検索しない。検索ボックスに
   「」のみ入れて、即検索。いろんな字があるもんだ↓。
    
  ここから「」を探すのはもちろん簡単。「」をダブルクリックすれば「文字情
  報」で異体字が一覧できるのは言うまでもなし。

(3)読みがわかっている、あるいは見当のつく場合は、(1)や(2)の方法に「音読み」を
   絡ませるのも有効。
   (1)の「」は、「人 りん」や「米 りん」が高速。
   (2)の「」も、「業 ぎょう」が高速。

(4)文字Aの旧字体を探したい、など、異体字を探すのは、Aを「文字情報」タブに放り
   込む。
   いま開いている文書にAがない場合は、 検索ボックスに直接Aを入力して検索、「
   文字情報」タブ表示。

(5)検索キーとしては、すべての場合を試したわけではないが、簡体字も有効のよう。
   おそらくシステムスクリプトにあるものは有効。
   簡体字の「」で検索したら、こんな↓になった。
   

(5)画数の少ない部首を単独で検索キーにすると、時間がかかることが多いので注意。

(6)「文字検索」は起動しっぱなしでも、苦しゅうない。

(7)「文字検索」で探した漢字を、なんでもかんでも音読みで単語登録するのは避け
   た方がよい。日本語は総音節数が少ないので、そのうち同音だらけになり、変換
   候補リストを見る気がしなくなる。

以上、こんなものです。ほかにあれば、また書きます。
こんな便利な方法もあるよ、というのがあったら、教えてください。