心身症

心の病には、心身症と精神病があります。
 その識別方法は、何となく、自覚症状の有無で決まる?自覚症状のあるものが心身症で、ないものが精神病、 つまり、自分でおかしいのではないかと疑える人は心身症で、客観的に見ればおかしいのに、 自分は正しいと言い張る人は精神病?...でも世の中、おかしいことをしていても正しいと信じている人は多いですね。
う〜ん、これは難しい!
 ノイローゼ、心身症、躁鬱病、情緒不安定、自律神経失調症等、状況により或いは医者の個人的な見解で、 勝手に色々な病名がつけられていますが、具体的にはどこがどう悪いのでしょうか。
 人は誰でも、気分のいいときもあるし悪いときもある、やる気のあるときもあればないときもあります。 その日の体調の良し悪しや、悩みの有無で大きく変化します。体調が悪かったり、悩みのあるときは、大抵気分は沈みがちになりますね。 これらの状況は、体調や悩みの有無が何かに作用して起こるものと考えられますが、一体何が?
 人間には「のど仏」のところに、甲状腺というホルモン器官があります。 ホルモンが過剰に分泌されると気分が昂進し、異常にはしゃいだり気が大きくなる。 反対にホルモンの分泌が少ないと、意気消沈となり落ち込む。甲状腺ホルモンの分泌が異常になると、 バセドウ氏病や躁鬱病、自律神経失調症など、訳の分からない症状が現れます。 つまり甲状腺の機能異常が心身症の大きな原因でもあります。
 では甲状腺の機能異常の原因は、と言えばよく分からない....。
 結局現代医学では、精神安定剤等を利用した対象療法又はカウンセリングなどの精神療法しか手立てがありません。
 私たちの健康理論では、ここでまた脾臓が登場します。甲状腺をコントロールしているのは脾臓、 即ち脾臓の機能低下が甲状腺の機能異常の原因になっている、というものです。
証拠は?、と言われても理論的に証明することはできません。 ただ、脾臓と甲状腺を主体とした手当てで大半が回復或いは改善する、ことが過去多くの事例で報告されています。
 手当て法は?脾臓の手当て法は、何回かご紹介しましたね。
<甲状腺の手当て法>
 ホルモン過剰の場合は、ぬるめの温度で比較的長い時間暖める。ホルモン分泌不足の場合は熱めの温度で短時間暖める。 これだけです。
<精神病の手当て法>
 精神病の人は自分に病気という意識がないので非常に治療が難しい。 「健全な精神は健全な肉体に宿る」といわれるように、まず肉体の健康を取り戻すアプローチから始めるのが効果的 と私たちは考えています。