砂糖の害

今回は、甘党の人、コーヒーや紅茶に砂糖をたっぷりいれる人に厳しいお話。
 ハイキングや激しい肉体労働をした後に甘いものを食べると、よく疲れがとれると言います。 甘いものは(糖)は、ご飯やパンのように消化をしなくても、体内に入るとすぐにエネルギーに変わりますから、 肉体の疲れには即効性があるんですね。
 但し、問題は過剰に摂取した砂糖です。余った砂糖は一時肝臓に蓄えられますが、 最終的には脂肪として体内に蓄えられます。(肥満の原因)さらに余った砂糖はどうなるか?
 血糖値があがり過ぎると、体はこれをある範囲まで下げようとします。(この働きをホメオスターシスという)
 どうやって下げるか?そうです。外部に捨てます。(糖尿病ですね)
 また悪いことに、外部に捨てるためには体の中のカルシュームを使います。 結果として、当然骨がもろくなったり、虫歯になったりもします。
 さらに体のカルシューム分が不足すると、体が酸性に傾きます。(カルシュームはアルカリ性ですから) 酸性体質の人は細菌に感染しやすく、また傷の回復なども遅くなります。(細菌やウイルスは酸性体質の人が好きなんですね。)
 どうです。砂糖の恐ろしさが少しはわかってもらいましたか。戦後の日本人の病気(特に難病や成人病)の原因の大半は、 肉と砂糖の過剰摂取にあると言っても過言ではないと思います。
 ちょっと待て!。砂糖が悪いと言っても、特に問題なのは精製された白砂糖であり、 黒砂糖などはミネラルやカルシュームがバランスよく含まれており、完全栄養食と言っても良いくらいなのです。 私たちの子供の頃は、お菓子などが少なかったので、唐きび(黒砂糖の元)をおやつ代わりによくかじったものです。 でも皆、虫歯は殆どありませんでしたよ。
 でも、大福、羊かん….、甘党にはたまらないですね。