今回はカルシュームの害についてご紹介します。
え!カルシュームに害がある! それはおかしい。砂糖の過剰摂取はカルシューム不足を生じさせ、
病気にかかりやすい体を作る、ということはカルシュームを沢山とれば健康になる筈….
と思われがちですが、そうではないのです。
最近はカルシュームを多くとるためにやれ牛乳だ、やれカルシューム剤だ、とか言われますが、
「過ぎたるは及ばざるがごとし」の諺どおり、取りすぎは逆に害になる場合もあるのです。
カルシュームは自然の食物から、ビタミンDなどの働きを借りて徐々に身につくもので、
カルシューム剤などは殆ど役に立たない、と思われたほうが良いと思います。
なぜか?カルシューム剤を飲むと、吸収されて血液中に入るため、血中のカルシューム濃度が上がります。
当然ですね。ここからが問題なのです。
前にお話ししたように、人間にはホメオスターシス(恒常性維持)という働きがあります。
血中のカルシューム濃度が一定値を超えると、濃度を下げようとホメオスターシス機能が働き出します。
つまり過剰になったカルシュームを排泄しようとするのです。(体トータルとしてはカルシュームが不足しているのに….)
このとき不要になったカルシュームだけでなく、体や骨のリンやミネラルなども一緒に排泄されてしまうのです。
恐ろしいことです。さらに恐ろしいことに、排泄しきれずに残ったカルシュームは血管や内臓の粘膜などに沈着するのです。
ご存知カルシュームはコンクリートの成分でもあります。血管や内臓の壁に秋吉台の鍾乳洞ができるなど、笑い話にもなりません。
でも現実問題として、これが数え切れないほど起こっているのです。
あるお医者さんは、死亡患者の解剖で、内臓の内側がコンクリート状になっていたり、
ガン化している患者が非常に多い、と言われていました。
以上はカルシューム剤の害についてお話しましたが、これはカルシュームだけに限ったことではありません。
鉄やその他のミネラル、ビタミン剤全般についていえる事です。
懸命な皆様のことお分かりですね….
<質問1>
う〜ん、カルシウムの害・・・ちょっと困りました。私は運動をするため、不足しがちなカルシウム、鉄、ビタミンB・Cは
サプリメントを補助食として使用しています。やはりサプリメントは使用しないほうがよいのでしょうか?
(ちなみに、私は牛乳が大の苦手です!ただし、ほかの乳製品はOK)また、上手に上記の栄養素を取る方法を教えてください!
<回答1>
カルシューム剤やビタミン剤の服用が、全く役立たないとは言えません。
体が瞬間的に求めている成分の補給については確実に効果があるかもしれません。
例えば大量出血している人に輸血が必要なように、カルシュームやビタミンが極端に不足している人に
救急療法的に使用するのは有効かもしれません。
でもこれはあくまでも対症療法であって、根本治療にはなりません。
それから今までに何回かお話したと思うのですが、体に必要な成分を食物以外から補給すると、
これら必要成分を作る体の能力自身が低下してしまう、ということは肝に銘じておくべきでしょう。
ではどうすれば?
答えは簡単、日常生活の中で、必要な栄養素を含んだ食事をとればよいのです。
(玄米、大豆食品、干物、海藻、緑黄色野菜等々、これらを多く含む食品はご存知ですよね)
自分ではそうしているのに、症状が解消されない人はどうしたら?.
これは恐らく、食事法が間違っているか、若しくは栄養分を身につける機能が低下している、と考えられます。
つまり、食物を消化吸収する胃腸(脾臓)、栄養分の自己化を図る肝臓、栄養分を体の隅々まで供給する血液やリンパ循環(脾臓)、
体全体の働きを調整するホルモン分泌(脾臓)、等に問題があるのだと思います。
後者については食生活とともに、基本臓器の手当てを行うことで解消できますね。
それから牛乳ですが、砂糖の入ってないヨーグルトや発酵食品であるチーズ(まがい物でないこと)は
人にもよりますが、体にいいようです。甘くないヨーグルトはどうも...という人は黒砂糖か3温糖を少し混ぜるといいでしょう。
<質問2>
う〜ん、う〜ん、困りました(-_-;)
必要な栄養分を食物のみで摂取するのが難しくなっているのが現状では?
昔の野菜と今のものと比較すれば、断然、昔の野菜のほうが栄養価が高いです。
食物のみで摂取しようとすれば、象なみの胃袋が必要なのでは?
そんな意味で栄養補助食品を食べてます。(化学物質でなく、天然成分のものを選んでますが・・・)
自給自足なんてできませんし、食生活が流通産業に乗っかっている以上、仕方ないことかな?なんて思います。
上手に栄養補助食品と付き合う方法なんかあれば教えて下さい。(^o^)丿
<回答2>
象並みの胃袋を持ってる人はさすがにいないでしょうね。栄養補助食品(健康食品)も決して悪くはないのですが、
それほど大げさに考えることもないと思います。極端な話、栄養とカロリーだけで考えるなら、
黒ごまをかけた玄米を、梅干か沢庵をおかずにして食べる。これだけで殆ど栄養素は足りています。
ついでにわかめや豆腐の味噌汁でもあれば鬼に金棒!
象なみに食べないと栄養がとれないということは全くありません。但し、人生玄米と梅干だけではいかにも味気ない。
食べることに生きがいを感じている人もいるのですから....
それから化学物質の件ですが、本当に今の世の中、空気・水・食物、どれをとっても
信用のおけないものばかりで嫌になりますね。でも人間の体は実にうまくできており、
少々の毒や細菌・ウイルスが進入してきても、きっちり処置してくれます。基本臓器がしっかりしていればですが....
逆に無菌状態の食物ばかり食べるほうが危険といえます。(免疫力がつかず、いざというとき力が発揮できない)
という訳で、基本臓器(肝臓、脾臓、腎臓、小腸、足心)の手当てにいっそう精進しましょう。
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