肉の害

最近の狂牛病パニックと政府の対応不手際により、 畜産農家や食肉業者は大変な痛手を被っているようです。
 さらに追い討ちをかけるようで申し訳ないのですが、私は、肉の消費が減ることで日本人の健康が改善されるのではないかと、 反面喜んでいます。
 世間一般では、肉はおいしく滋養もあり、精がつき成長にも役立つ、と消費を推奨していますが、本当にそうでしょうか。 私も確かに肉はおいしいと思います。でも体(特に日本人の)にはよくない、と思っています。 日本人は何千年も昔から農業を主体とする農耕民族であり、魚以外の肉は殆ど摂取していません。 このため、日本人には西洋の狩猟民族などのような肉を消化する酵素が不足しています。
 肉の主成分であるタンパク質は、消化されると尿素や尿酸などの劇毒物に変化します。 当然これを無毒化し、アンモニアという形で対外に排泄されるのですが、これには肝臓や腎臓に大きな負担をかけます。 また肉は、自分の肉体とは全く異質のタンパク質であり、直接体内に入ると拒絶反応が起こります。 但し食物として腸から吸収される場合は、免疫寛容というメカニズムにより拒絶反応は起こらないのですが、 タンパク質の消化酵素の少ない日本人では、牛乳アレルギーや肉アレルギーを引き起こす可能性が高くなります。
 肉食の問題点を以下にいくつかあげます。
@体が酸性体質になる。→感染症にかかりやすい。
A血液の粒子が大きくなる。→血液循環が悪くなり、高血圧や動脈硬化等の原因になる。
B肌が荒れる。→外国人と日本人の肌のきめ細かさをみれば分かる。
C筋肉の持久力がなくなる。→肉食動物は瞬発力のみ、全力疾走は100m前後が限界
D忍耐力がなくなる。→肉食動物は一般的に忍耐力がなく攻撃的(性格の問題もあるが….)
E腎臓に負担がかかる。→腎透析の増大
F体に毒素(尿素・尿酸)が蓄積すれば、ガンにもかかりやすくなる。
 タンパク質は肉を食べなくても、豆類や発酵食品(発酵菌も動物)から充分摂取が可能です。 肉や牛乳などの動物タンパクは嗜好品と考えて、必要最低限に抑えるのが健康の秘訣です。
 肉屋さんや牛乳屋さんがおられたら、ごめんなさい。でも…。