男と女

男女の間では、お互いに自分は正しいと思っていることを言ったり行動したりしているのに、 思いがけず、へそを曲げたり怒り出したりされることがよくありますね。
 最近、男女の意識の違いについて解説した、非常に興味ある本を見つけ、何となくその理由が分かったような気になったので、 皆様にもそのエッセンスを簡単に照会しましょう。
 結論から先に言いますと、男と女では体型や付いているものは勿論、脳の構造そのものが全く違うのだそうです。
 男は狩猟に向くように空間能力(理工系)に優れ、女は家庭を維持し子育てに向くようコミュニケーション能力(文系) に優れていると言います。男と女の能力の違いをざっとあげますと、
@男は何かに夢中になると他のことが見えなくなるのに対し、女はおしゃべりをしながらも周囲を常に監視している。 恋人が近くを行く女性にチラット視線を向けたのを女はしっかりキャッチしている。(おおこわ)
A男は1つのことしかできないのに対し、女はいくつもの作業を同時にこなすことができる。 (テレビをみながらおしゃべりと料理が同時にできる。)何かをしているときの男の脳は特定個所のみ活動するのに対し、 女の脳は複数箇所が同時に活動する。
B男は縦列駐車を簡単にできるのに、女には難しい。 (車で地図を見るとき、男はまっすぐ見るのに、女は進行方向に回転させて見ないと分からない)
C男は権力を求め、女は愛を求める。
等々、まだまだ特徴はいろいろありますが、要するに、男と女では脳の構造が根本的に違うのです。 脳の構造の違いは、体型や付いているものの違いなどよりはるかに影響力は大きいようです。 ゲイやレスビアンは突然目覚めたというものではなく、脳の構造の違いにより必然的にそうなるのだそうです。
 では脳の構造はどうして決まるかというと、受精後、ある時期に男性ホルモン(テストステロン) または女性ホルモン(エストロゲン)をどれだけ浴びたかによって決まるそうです。 体や脳の成長を司るプログラムは全てこのホルモンのコントロールの元に作動します。 いずれのホルモンも浴びなければ全て女になるのが基本であり、男性ホルモン過剰の女は男勝りに、 男性ホルモン不足の男は女形に、なるそうです。
 現代は環境ホルモン(女性ホルモンに近い)も影響してか、女性ぽい男性が多くなっているようですね。
 男女間のトラブルは、今も昔も殆ど変わっていません。なぜ変わらないか?
 要するに、男と女の脳の構造の違いを理解していないからです。男と女は、考え方も、能力も、感受性も、役割も、 全ての面で異なるのです。何でもかでも男女平等などと叫ぶだけではなく、男と女は違うんだということを 受入れることができれば、トラブルも半減すると思います。
 私もこの本を読んでから、今までむかっとしていた家内の行動も許すことができるようになりました。 家内もこの本を読んで、同じことを言ってました。
 参考までに本を紹介しておきます。
 (主婦の友社「話を聞かない男、地図が読めない女」/667)